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徳島県の絶叫スポット?日本三大秘境にある「祖谷のかずら橋」でハラハラドキドキ!

日本には数多くの吊り橋があり、長さや高さ、幅など大きさはさまざまで、歴史の長い吊り橋もたくさんあります。その中でも、徳島県の祖谷という地域にある「かずら橋」は日本三奇橋と呼ばれるスリル満点の吊り橋!

実際に渡ることもできる「かずら橋」の魅力をご紹介します!

日本三大秘境の徳島県「祖谷(いや)」とは?

秘境と呼ばれる地域は日本にもたくさんありますが、 日本三大秘境 といわれる場所をご存じでしょうか?

岐阜県の白川郷(しらかわごう) 宮崎県の椎葉村(しいばそん) 、そして 徳島県の祖谷(いや) の3つが三大秘境といわれています。

昔の伝統的な文化や自然が受け継がれ、残され、静かにその存在を守り続けている場所であり、徳島県三好市にある祖谷には深い歴史があります。

祖谷には 「もうひとつの平家物語」 があり、平安時代後期の1180年から1185年に起こった源平合戦のうちの一つ、1185年の「屋島の戦い(やしまのたたかい)」にて敗れた平国盛一行と幼い安徳天皇が祖谷に来たといわれています。

日本の数ある橋の中でもめずらしい橋「祖谷のかずら橋」

「祖谷のかずら橋」は 源氏の追手が祖谷に来た際に、侵入を防ぐためいつでも切り落とせるよう蔓で造られた橋という諸説があります。

祖谷のかずら橋は 「日本三奇橋(にほんさんききょう)」 といわれる、古くからある橋のなかでも特徴的な構造をしている橋のことを指します。 「国指定重要有形民俗文化財」 としても指定されており、3年ごとに橋の架替えが行われ保存され続けている歴史の深い日本の貴重な橋でもあります。

長さ45m、幅2m、水面上14m、重さ6トン のシラクチカズラで造られたというかずら橋は「まさに吊り橋!」というイメージそのものの橋。

昔は生活の要となっていた橋は、迫力満点で歴史を感じます。

「祖谷のかずら橋」詳細

アクセス

住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2

【駐車場】

かずら橋夢舞台(市営駐車場)という駐車場があり、大型バス14台・普通車300台分のスペースがあります。駐車場からかずら橋までは歩いて5分ほどで行くことができます。

<駐車料金>

  • 大型バス:1,570円
  • 中型バス:1,050円
  • 普通車:500円
  • バイク:210円

営業時間・定休日・料金

【営業時間】

4月~6月 ]8:00~18:00/[ 7月・8月 ]7:30~18:30/[ 9月~3月 ]8:00~17:00

【定休日】

無し(無休)

【料金(通常)】

大人(中学生以上):550円/小人(小学生):350円/幼児:無料

※2023年3月時点の情報です。

「祖谷のかずら橋」の見どころはここ!

スリル満点の足元

橋といえば景色を楽しみながら渡るイメージですが、 かずら橋はそうではありません。

スリル満点という意味は足元にあり、足元に敷かれている板の間隔が広く、隙間から下の景色が丸見え! 左右の手すりを持たなければ渡ることができません。

橋の幅が2mあるため、左右の手すりを両側持てず、片側の手すりを両手で持って渡るというところもスリルさに溢れています。

歩き出すとギシギシと吊り橋ならではの音が鳴り響き、ゆらゆらと揺れ、心臓がバクバクしてしまいます。1歩1歩ゆっくりと足元を確かめながら渡っていきます。

45mと聞くとあっという間に渡り終えれそうに思えますが、渡っている時間はとてつもなく長く感じます。 渡り切った後の緊張からの解放感と達成感は言葉では表せず、感じたことのない感覚を味わうことができますよ!

橋を渡る際は、携帯電話などはポケットに入れず、カバンなどにしっかり入れて落とさないようご注意ください!

四季の美しさを感じられる

吊り橋といえば「渡る」ことがメインになりがちですが、 「見る」という点でも楽しむことができます。

祖谷の地域には大自然が広がっており、私たちに四季折々の自然の美しさを見せてくれます。春は木々の緑色と藤の花の紫色のコントラスト、夏は緑が生い茂り、暑さのなかにも涼しさを感じることができます。秋は赤やオレンジ、黄色に色づいた木々が広がり、冬は白い雪が周りの景色だけでなくかずら橋も白く染め、まるで絵画のような幻想的な世界を見ることができます。

毎日19:00〜21:30の間、かずら橋のライトアップが行われています。 渡橋はできませんが、お昼とはまた違った姿のかずら橋を見ることができます。日が落ち、辺りが暗くなったなかで光に照らされたかずら橋は幻想的で夜にしか見られないレアな風景です。

吊り橋を渡って楽しんだり、自然を感じながら祖谷が作り出す美しい風景を見たり、写真に収めることでも楽しむことができるスポットです!

渡り切ったあとは郷土料理を堪能

ハラハラドキドキしながら吊り橋を渡り切ったあとは、解放感に包まれお腹が空いてしまうほど。

かずら橋の周辺には、軽食が販売されている場所もあります。

祖谷地方の郷土料理「でこまわし」 という、じゃがいもやそば団子、こんにゃく、岩豆腐などをさし、味噌をぬって焼く串焼きを味わうことができます。

「でこ」というのは「人形」という意味 で、串を囲炉裏に立ててこげないようにくるくると回しながら焼いている様が人形浄瑠璃の人形の頭を回しているように見えるからという定説があるようです。

でこまわし以外にも鮎の塩焼きなども販売されており、囲炉裏に立っている串焼きを見るだけでお腹が空いてしまいます。

自然のなかで食べるご飯は格別ですよね! 吊り橋を渡り切ったあとはゆっくりと祖谷の自然と郷土料理を楽しんでみては?

おすすめ周辺スポット!

琵琶の滝

駐車場としてご紹介した「かずら橋夢舞台」から徒歩約5分の場所にある 「琵琶の滝」

この滝にも歴史があり、平家の落人が京の都をしのんで、この滝で琵琶を奏でてお互いを慰めあったということから名付けられたとされています。

高さは約40mあり、流れ落ちる水と水面がきらきらと輝く様が美しく、自然の綺麗な水と空気を感じられ、体が浄化されていくような感じがします。

かずら橋を渡ったあとに寄ってみてほしいスポット。

「祖谷渓の小便小僧」を探してみて!

かずら橋に訪れたあと、寄ってみてほしいスポットをご紹介!

かずら橋から車で約20分の場所、 祖谷川の渓谷に小便岩という大断崖の上に「小便小僧」のオブジェが立っています。

小便小僧が立っている突き出た岩の下には川が見えており、 高さはなんと200m!

くねくねとした道が続く最中の曲がり角に立っているので、見過ごさないように探してみてください♪

果たしてあなたは渡り切れるか?祖谷の自然とスリルを味わってみて!

日本に残されている秘境のなかにある珍しい橋という、スリルだけでなく日本の歴史を感じることもできる「祖谷のかずら橋」

四季折々の美しさがあり、何度も見てみたい景色が広がっています。

祖谷の大自然や郷土料理、美味しい空気を吸ってリフレッシュにもなりますよ♪

出典・参考

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