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人気の英語資格TOEIC!メリットとデメリットをTOEIC915点取得者が解説!

多くの大学生が1度は受験したことがあるであろうTOEIC。みなさんは、何を目的にこのTOEICを受験されたでしょうか?

TOEIC受験の目的は様々ですが、TOEICを受験する前にメリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。

 

TOEICってどんな資格?

TOEICは毎年200万人以上が受験する非常に人気の高い英語資格試験です。そのためほぼ毎月(年12回)午前と午後の2部で計24回試験が実施されています。

受験資格

受験資格はなく、誰でも受験することができます。特に大学生の受験者と社会人の受験者が多いですが、小学生でも受験資格があります。日本人では小学6年生が980点を取得、韓国では10歳の子が満点を取得しているそうです。

コロナ禍では、三密を防ぐためにTOEICの受験者数を制限するため抽選が行われていましたが、2022年8月より全員受験できるようになりました。受験者には試験日の検温とマスク着用が求められています。また、特例として現在は新型コロナウイルスに感染した、またはその疑いがある場合は、申請することで翌月に振替受験が可能です。

コロナに関する情報は、今後も変わる可能性があるので、 TOEICの公式ホームページ を事前に確認しておきましょう。

種類・試験時間・内容

TOEICは以下の4種類に分かれています。

  • TOEIC®Listening & Reading Test
  • TOEIC®Speaking & Writing Test
  • TOEIC®Speaking Test
  • TOEIC®Writing Test

特に人気の試験はTOEIC® L&Rです。全受験者の9割以上がこの試験を受けるため、今回の記事もこの試験をメインにお話します。

費用

TOEIC®L&Rの受験費用は7,810円ですが、リピート受験割引を使えば7,150円で受験可能です。 リピート受験割引は受験日の1年後の同月から3ヶ月以内の受験が対象でしたが、2023年1月より、受験日の半年後から3ヶ月以内の受験に変更予定です。

リピート受験割引はとてもお得なので、ぜひ活用しましょう!

TOEICのメリット

それでは、TOEICのメリットとは何でしょうか?これだけ多くの人が受験する試験なので、必ずメリットがあるはずですよね。思いつく限りのメリットをあげてみましょう。

日本では就活や昇進に役立つ

まず第一に思いつくのが、就活での活用です。大学生の多くが就活のためにTOEICを受験します。授業によっては、TOEICを受験することが単位取得の条件となっていることもありますよね。一般的には、 TOEIC600点以上であれば履歴書に記載できるとされています。

また、同様に社会人も昇進や海外赴任の判断基準としてTOEICを必要とする場合があります。社会人の場合は、TOEIC700点以上を目標とするとよいでしょう。

自分の実力を知ることができる

TOEICの結果は他の試験と異なり、合否ではなく点数です。5点刻みで点数が出るので、自分の実力を詳しく知ることができ、自分の実力を知ることができます。これは、言語を学習する上でとても重要な要素です。しかし、 TOEICのスコアと英会話力にはあまり関連性がない という点には注意しましょう。

英語のモチベーション維持

上記と似た内容となりますが、TOEICの結果で自分の実力を知ることで英語学習のモチベーションに繋がります。TOEICはほぼ毎月開催されているので、定期的に実力を確認しましょう。勉強すればするだけ、TOEICのスコアは上がっていくはずなので、自分の頑張りを目で見て確認できます。もちろん、問題との相性もあるので、点数が下がることもありえますが、確実にあなたの力にはなっているはずです。

ビジネス英語が身につく

TOEICでは、日常会話に加えてビジネス英語が広く問われます。ビジネス英語は、日常会話で使う単語とは異なるため、ネイティブでもTOEICの満点は難しいそうです。ビジネス英語を知っておくだけでも、非常に役に立ちます。日本で働いていても、顧客が日本人だけとは限りませんよね。ビジネス英語の知識があれば、外国人の顧客の対応もできるようになります。

TOEICのデメリット

これだけ人気のTOEICですが、やはりデメリットも存在します。デメリットをしっかり理解しておくことも大切です。

海外ではほぼ無価値

TOEICは世界160の国で実施されていますが、それほど重要視されていないというのが現実です。日本や韓国では就活や昇進で使われますが、その他の国では多くの人にその存在すら知られていません。 就職はもちろん、留学のための英語力の証明としてもほぼ価値がなくその価値は日本国内だけのものと言っても過言ではありません。

「高得点=話せる」とは限らない

日本人の多くはTOEICがの点数が良ければ、英語が話せると考えています。しかし、これは大きな誤解です。TOEICで測るのは、リーディング力とリスニング力の2つのみ。受験英語と同じなのです。

英会話の練習をしなければ、いくらTOEICが高得点でもスピーキング力は身につきません。この誤解の最大のデメリットは、企業がTOEIC高得点の就活生に過度な期待をしてしまう点です。会社は英語を話せる人材として雇ったものの、実際には話せない、となると双方にデメリットしかありません。

テクニックだけでスコアアップできてしまう

さらにTOEICのスコアは、純粋な語学力ではなくテクニックでスコアアップできてしまいます。特にリーディングパートは顕著です。文章の流れと問題文の順番が完全に一致している特徴があり、さらに文章内で言い換えを見つけるだけで答えにたどり着けるなど、多少の英語力と練習で大幅にスコアアップを図ることができます。

コツを掴むだけでも100点近いスコアアップが期待できてしまうのは、TOEICの大きな欠点とも言えるでしょう。

TOEICは受験するべきなのか

メリットとデメリットについて解説してきましたが、結局TOEICを受験する価値はあるのでしょうか?

答えは「YES」です。

留学や海外赴任を考えているのであれば、TOEICよりもTOEFLやIELTSといった英語資格試験をおすすめしますが、日本から出る予定がなければある程度のTOEICスコアさえ持っていれば就活や転職活動で困らないでしょう。

とりあえずの目標を600点として、英語学習を継続できそうであれば、1つの基準として定期的にTOEICを受験してみてはいかがでしょうか?

やってみよっか?

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