【オーストリア旅行】まるで映画の世界?ウィーンの観光スポット5選&カフェ3選
中央ヨーロッパの国・オーストリアの首都ウィーンは、音楽家の拠点となっていたため「音楽の街」として知られています。
華やか街並みは「世界遺産」にも登録されるほどの美しさです!
オーストリア旅行経験のある筆者が、ウィーンの魅力を思う存分堪能できるスポットを紹介します。
ウィーンを満喫できる観光スポット5選
ウィーンは中世末期から近世にかけてハプスブルク帝国の首都で、ハプスブルク家の配下にありました。
ハプスブルク家の莫大な音楽への出資によって音楽文化が盛んになり、モーツァルトやベートーヴェンなど、著名な音楽家の拠点となりました。
中世の華やかさや歴史を感じられる建築物 が多く、歩いているだけでも楽しくなります。
オーストリア・ウィーンを五感で感じられるスポットを厳選しました!
ウィーン市庁舎
ウィーン市庁舎は、1872年から1883年にかけて建設され、現在も 現役の市庁舎 として使われています。
ネオゴシック様式の歴史を感じられる美しい外観で、観光地としての人気も誇ります。
部屋の数は1,575室と多く、足を踏み入れると豪華なシャンデリアや煌びやかな金の細工を施した内装に囲まれ、360度フォトジェニックです!
地下には大規模なレストランもあり、ヴィーナーシュニッツェルなど郷土料理を楽しめるのも良いですね。
市庁舎前の広場では、夏にはフィルムコンサートフェスティバル、クリスマスシーズンにはクリスマスマーケットと、様々なイベントが開催されます。
個人では内部に入れませんが、 毎週月曜日・水曜日・金曜日の午後1時から予約不要の無料ガイドツアー が行われているので、目一杯に美しさを堪能してくださいね!
シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク王朝の歴代君主が夏の離宮として使用していた、 ウィーン最大規模の宮殿 です。
この地に湧き出す清らかな泉があることから、「美しい泉」を意味するシェーンブルンと名づけられました。
外観はバロック様式、内部はロココ様式で造られ、「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれる黄色い壁面が存在感抜群にしています!
1,400部屋中40室近くが公開されていて、 「会議は踊る、されど進まず」の言葉で有名なグローセ・ギャラリー や モーツァルトが6歳の時に御前演奏をした鏡の間 は特に必見です。
宮殿背後には庭園が広がり、シェーンブルンの丘のネプチューンの噴水を始めとし、ローマ遺跡風の石造物やグロリエッテ、迷路庭園、ウィーン動物園、ヨーロッパ最大の温室、日本庭園とバリエーション豊かで、庭園マニアもそうでない方も唸らせます。
宮殿内にあるウィーン動物園は世界最古の動物園 で、チーターやジャイアントパンダなど、世界各地の動物たちが収容されています。
ウィーン動物園の中央に位置する「皇帝のパビリオン」を利用したカフェからは、貴族気分で動物たちを眺めながら朝食やコーヒータイムを楽しむことができるでしょう!
ウィーン国立歌劇場
ウィーン国立歌劇場は歴史も伝統も深く、パリとミラノと並ぶ世界三大歌劇場の1つで、 世界トップクラスの公演数とレパートリー を誇っています。
シーズンは毎年9月から翌年6月で、7月と8月を除くと、シーズン中はほぼ毎日公演が行われています。
白と緑のコントラストが美しい外観は昼に見ても美しいですが、夜にライトアップされた姿は更に存在感が増します。
白い大理石を基調として金の装飾を施した内装は、華やかで美しく、オペラやバレエに興味がない方にとっても見る価値が十分にあるでしょう!
内部見学ガイドツアーは日本語も対応 していて、豪華な内装はもちろん、舞台裏を見ることもできます。
オペラやバレエが好きな方は、是非ネットで予約して見に行きましょう!
公演やランクによりますが座席は6ユーロから275ユーロ前後で、6ユーロの席はネット予約で瞬時に埋まりがちです。
筆者は、 3ユーロ前後の4階立ち見席・Galerie(ガレリー) を選択しましたが、写真のように見やすい位置でリーズナブルに鑑賞できました!
ドレスコードがあり、席のランクに相応しいフォーマルな服装で行くのがベストですが、リーズナブルな席や立見席ではインフォーマルな服装でも問題ありませんでした。
ただし、Tシャツ、ジーパン、タンクトップ、ショートパンツ、スニーカーやサンダルといったカジュアルなものは避けましょう。
豪華な歌劇場で世界トップクラスのオペラやバレエを鑑賞して、優雅な貴族気分に浸ってくださいね!
ホーフブルク宮殿
ウィーン中心部に位置する王宮・ホーフブルク宮殿には、かつてハプスブルク家の歴代皇帝が住んでいました。
敷地内は、旧王宮や新王宮、アルベルティーナ美術館やアウグスティナー教会、オーストリア国立図書館や王宮庭園、乗馬学校やスイス宮と 見どころ満載 で、筆者は旧王宮メインに回りました。
ミヒャエル門から旧王宮に入ると、「銀器コレクション」「シシィミュージアム」「皇帝の部屋」の順で鑑賞できるようになっています。
「銀器コレクション」では、王宮で実際に使われていた輝かしい金器や銀器、彩り豊かで芸術的な食器に囲まれ、まるで 宝庫に入ったような気分 になります。
「皇帝の部屋」は質素でしたが、「シシィミュージアム」のシシィの華やかな部屋にはジュエリーやドレス、体型維持の体操器具などがあり、 絶世の美女の秘密 を知ることができます!
3つのエリア見学後にはお土産ショップがあり、シシィやハプスブルク家のグッズや日本語版王宮ガイドブックと充実していて、購入できるのは嬉しいですね!
シュテファン大聖堂
シュテファン大聖堂は、観光客で賑わう旧市街の中心部にあるゴシック様式の教会で、 ウィーンのランドマーク的存在 となっています。
屋根は、約23万枚のモザイクタイルによってオーストリアの国章とウィーン市の紋章が描かれ、反対側にはオーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲も表現されています。
歴代皇帝の儀式やモーツァルトの結婚式及び葬儀 も行なわれた場所で、歴史と厳かな雰囲気を感じられます。
内部に足を踏み入れると、高い天井と繊細な彫刻を施された柱、色使いの美しい宗教画が出迎えてくれます!
入場無料エリアのみでも十分楽しめますが、より楽しみたい方は有料でガイドツアーへの参加、カタコンベや塔への入場もできます。
塔は北塔と南塔と2つあり、登った達成感を味わいたい方は南塔、エレベーターを使いたい方は北塔をおすすめします。
塔からは見晴らしがよく、 新旧の建物が共存する美しいウィーンの街並みを一望 できるので、心に残る旅行の記念となるでしょう!
ウィーンを味わえるカフェ3選
オーストリアの首都・ウィーンは、ハプスブルク家など宮廷文化の色が濃く、イタリアやフランス、ドイツやハンガリーなど近隣国の影響により洗練された食文化が生まれてきました!
ウィーン風を意味する「ウィンナーコーヒー」や「ウィンナーロール」など、日本でも一度は聞いたり食べたりしたことがある方もいるのではないでしょうか。
首都ウィーンでオーストリアの味を堪能できるカフェを紹介していきます。
Café Sacher Wien
Café Sacher Wienは、高級ホテル・Hotel Sacher内にあり、赤を基調とした高級カフェです。
「ウィーンといえばザッハトルテ」 と言っても過言ではないほど、日本でも知名度は高いのではないでしょうか。
筆者はウィーン旅行前にもらったおみやげのザッハトルテはおいしかったのですが、 本場のザッハトルテのおいしさは別格 で高貴な舌触りがいまだに忘れられません!
ドリンクの種類も豊富ですが、ウィンナーコーヒーと合わせると更に、「ウィーンに来たぞ!」と実感できるでしょう。
同じ建物内の少し離れたところにお土産ショップもあり、ザッハトルテを始めとしたお菓子や雑貨を購入できます。
DEMEL
カフェ文化が発達しているウィーンでも、DEMELは宮廷御用達として名高い老舗のカフェ・菓子店です。
ウィーンのチョコレートケーキ・ザッハトルテに関しては、Café Sacher Wienと張り合ってきた程のクオリティの高さを感じられました!
世界進出していて、日本にも菓子店の店舗がいくつかありますが、 本場の高貴でシャンデリアのあるカフェの空間で堪能できる のは嬉しいですね!
おみやげも販売されていて、スミレやバラなど花びらの砂糖漬けも購入できます。
日本では販売されていないものもあるので要チェックです!
Cafe Bistro Johann Strauss
Cafe Bistro Johann Straussはウィーン国際空港にあるため、フライト前に立ち寄ることができます。
音楽の街・ウィーンらしい楽譜をモチーフとした店構え は可愛らしく、目立つので見つけやすいでしょう。
筆者も帰国フライトまで時間があったので、ウィンナーコーヒーとともに店員さんオススメのホワイトチョコレートがけレアチーズケーキを食べましたが、チョコレートケーキとはまた違うまろやかな風味がおいしかったです!
日本とは異なり、ヨーロッパでは他の方と相席になることは珍しくありませんが、Cafe Bistro Johann Straussも混雑時は相席スタイルをとっています。
筆者の利用時も途中からオーストリア人マダムと相席になりましたが、ドイツ語で話しかけられたり、英語で互いの国の話をしたりしたのはとても良い思い出になりました!
メニューを見たところ、料理も充実しているので、 帰国前に最後のウィーンの味を噛みしめたい時 に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
洗練された魅力のあるウィーン観光を楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
筆者が実際に行って感動し、家族や友達におすすめしたいスポットを紹介しました。
音楽と歴史が織りなす世界遺産に登録された街は、 どこを切り取っても絵になること間違いありません!
この記事を参考に、是非ウィーンの魅力を肌で感じてくださいね!
やってみよっか?