【ポルトガル】映画の世界に入ったような街・ポルトの魅力とは?観光スポット5選&グルメ3選
南ヨーロッパのイベリア半島の国・ポルトガルの北西部に位置するポルトは、川にかかる大きくも美しい橋と、ポートワインの生産地として知られています。ポルトガル第二の都市で、首都リスボンとはまた異なった魅力が世界中の観光客を集めています。
ヨーロッパが大好きな筆者が、ポルトの魅力的を感じられるスポットを紹介します。
ポルトを満喫できる観光スポット5選
全長約900mもあるドウロ川に面し、港町として発展してきたポルトは、港町として発展してきました。15世紀の大航海時代に建設された教会や宮殿、屋敷が並ぶ「ポルトの歴史地区」は、世界遺産にも登録されています。
そんなポルトガル・ポルトの歴史や文化に触れられるスポットを厳選しました。
ドン・ルイスⅠ世橋
ドン・ルイスⅠ世橋は、ドウロ川に架かっている、 大きなアーチが美しい二重構造橋 です。1881年~1886年にかけて、高架橋技師・エッフェルの弟子により建設されました。
ポルトの中心地 と、 ワインセラーで有名なヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区 を結んでいます。バスやメトロ、徒歩など多くの手段で渡ることができ、 上層はメトロと歩行者用 、 下層は自動車と歩行者用 に分かれています。
上層と下層で見える景色が変わる ため、行きや帰りもしくは日によってルートを変えてみると、旅行の醍醐味を感じられるでしょう。
レロ書店
レロ書店は1869年創業、1906年に移転し、 「世界で最も美しい書店」といわれている老舗の書店 です。 世界遺産にも登録 されているため、毎年世界中からの観光客が訪ねる人気スポットとなっています。
店内に足を踏み入れると、 「天国への階段」と呼ばれる豪華ならせん階段 と、 天井のステンドグラス 、 繊細な装飾が施された内装 が訪ねた人を魅了します。 「ハリー・ポッター」の原作者であるJ・Kローリング が、ポルト在住時に頻繁に訪ねていたため、世界観に影響を与えているといわれています。
現在は5ユーロの入場券の購入が必要ですが、書籍購入時のバウチャーとなり、購入すれば 実質無料 となるので、本もあわせて見てみてはいかがでしょうか。また、 キャリーケースなどの大きな荷物は持ち込み不可 で、チケット売り場のコインロッカーに預ける必要があります。
コインロッカーは 1ユーロかかりますが、荷物取り出し時に返却される ので安心安全かつリーズナブルに観光できるでしょう。
アルマス聖堂
サンタ・カタリーナ通にあるアルマス聖堂は、 外壁全てをアズレージョと呼ばれるタイルで覆われています。白と青の美しい外観は美しく 、ポルトの青い空に良く映えるでしょう。
16,000枚近くのアズレージョが360mに渡って使われ、 聖フランチェスコと聖カタリーナの生涯 が描かれています。他の教会より比較的新しく18世紀に建設開始し、19世紀から20世紀にかけて修繕と改築工事が行われ現在の姿になりました。
写真を撮っている観光客が多いですが、 内部では熱心にお祈りしている地元民もいる ので、静かに見学しましょう。
ボリャオン市場
ボリャオン市場は、第一次世界大戦中の 1914年~1917年の間に建設された市場 です。「ポルト市民の台所」とも呼ばれており、買い物する地元民の姿も見られ、愛されている様子が分かります。
ポルトの 一般的な市場価格よりも安い ので、 まとまった数のおみやげを買う際 にも便利であることに間違いありません。 アズレージョタイルの装飾が施された台所用品 や ポートワインのコルクを使った雑貨 など、ポルトらしいおみやげも購入できます。
ポートワインやジャム、チョコレートなどの食材も種類豊富に販売しているので、旅行中の食料品にも困らないでしょう。
ボルサ宮殿
ボルサ宮殿の「ボルサ」は「株」を意味し、 商業組合や裁判所、証券取引所として使用されてきた 歴史を持っています。1842年に火事で倒壊した サン・フランシスコ教会の修道院の跡地に建設され 、ポルトの街を支えてきました。
時間別に行われる 見学ツアー (英語やポルトガル語など)で、 細やかな装飾が美しい内部を見ることができます。 アルハンブラ宮殿にインスピレーションを受けた アラブの間 は、 黄金に輝く煌びやかな内装と色鮮やかなステンドグラスがゴージャス で、いつまでも見ていられるほどの美しさです。
現在も コンサート や 国際会議 など、特別なイベント時に使われています。
ポルトを味わえるグルメ3選
「大西洋の玄関口」として有名なポルトガルの港町・ポルトでは、風味豊かな地元の魚介類を使った料理を楽しめるでしょう。パンに肉を挟んでチーズで覆い、ソースをかけた「フランセジーニャ」はポルト発祥の名物を含め、肉料理も親しまれています。
地元の風味を思う存分味わえるポルトガル・ポルトのグルメスポットを紹介していきます。
Oficina dos Rissois
Oficina dos Rissoisは、 ボリャオン市場から徒歩約7分 のところにあるポルトガル料理店です。 本格的なポルトガル料理がリーズナブルに食べられる ため、Googleでもトリップアドバイザーでも、高評価のレビューが多く見られます。
地元の食材をふんだんに使った料理 が多く、中でも野菜やチーズなどが挟まれたピタは、フォトジェニックで観光客も地元民も注文しているようです。 ベジタリアンやヴィーガン向けのメニュー も多く、柔軟に対応してもらえるのは嬉しいですね。
Googleなどでオンライン予約 ができるので、スムーズに利用したい方はぜひ活用してみてくださいね。
Dama Pe de Cabra
Dama Pe de Cabraは、 ドン・ルイスⅠ世橋から徒歩約7分前後 のところにある、家族経営のレストランです。 オーナー家族のフレンドリーな人柄 と 伝統的なポルトガル料理 で、身も心もホッとした状態で食事を楽しめるのは嬉しいですね。
イワシを乗せたサンドイッチなど 塩加減が程よく、日本人の味覚とも相性が良いメニューが多く見られます。 エッグタルト などポルトガル定番のデザートもそろっているので、コーヒータイムにも活用できるでしょう。
金曜日と土曜日の週末のみディナーの時間帯も空いている ので、地元のポートワインと絶品な料理とともに楽しい夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Majestic cafe
Majestic cafeは、ポルトの観光地中心にある、 1921年創業の老舗のカフェ です。歴史を感じられる外観を通り抜けると、店内の アールヌーヴォー様式の内装 と アンティーク家具 のラグジュアリーな空間が出迎えてくれます。
「ハリー・ポッターシリーズ」の原作者であるJ・Kローリング も、執筆時に頻繫に利用していたといわれています。ケーキとドリンクのセットでは定番のコーヒーだけでなく、追加料金で 30年物のポートワイン も選べます。
ポルト観光で 特別な体験 をしてみたい方は、訪ねてみて損はしないでしょう。
魅力満載なポルト観光を楽しもう!
初めてポルトを訪ねた際に、行って欲しい観光スポット・グルメ情報を紹介しました。様々な国の文化の影響を受け、独自の文化を築き上げたポルトは街も食文化も魅力が溢れていますね。
この記事を参考に、是非ポルト旅行を楽しんでくださいね!
やってみよっか?