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映画『高津川』の舞台 魅力あふれる益田エリアでロケ地巡りと春を探す旅へ

2月11日(金)より全国公開となった映画『高津川』をご覧になりましたか?作品の舞台は島根県西部を流れる清流 高津川の流域。ロケ地にもなった益田市周辺には、豊かな自然と共にどこか懐かしくなるような優しい風景が広がり、癒されて心落ちつく「日本の田舎体験」ができる旅行先として密かに注目を集めています。

すでに映画をご覧になった方も、「高津川ってどこにあるの?」と思う方も、ぜひ最後までチェックしてみてください。

錦織良成監督作品 映画『高津川』がついに全国公開!

ようやく叶った映画の全国ロードショー

2022年2月11日、映画『高津川』がついに全国で順次上映開始となりました。 「ついに」と言われるのは、この映画の撮影から全国での上映に至るまでに、すでに4年もの月日が流れているからです。
島根県石見地方の益田市、津和野町、吉賀町の高津川流域で撮影が行われたのは2018年。当初は2020年4月に全国公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で公開延期となっていました。悲願の全国公開に映画関係者はもちろん、撮影が行われた高津川周辺の地域に暮らす方々も喜びに沸いています。

映画の舞台とあらすじ

ダムがひとつもなく、清流日本一として知られる一級河川「高津川」。映画『高津川』では、この川の流域で牧場を経営する斎藤学(甲本雅裕)、母の絹江(奈良岡朋子)、娘の七海(大野いと)、息子の竜也(石川雷蔵)一家を中心に、 日本の田舎全体の問題でもある若者流出による人口減と高齢化 や、 産業や文化の存続等の問題 と向き合い、 この地域の伝統文化である石見神楽(いわみかぐら)の継承 に励み、日々を懸命に生きる人々の姿を描いた物語です。 日常の中にある美しい風景や小さな幸せを思い出させてくれるような優しい時間を、ぜひスクリーンで体感してみてください。

映画『高津川』ロケ地を巡る益田の旅

映画の舞台となった高津川流域では、大勢の地元の方々がエキストラ出演・撮影地での炊き出し・制作協力等を行いました。実際に撮影に使われた建物やスポットもたくさんあるので、映画を観て気になった方はぜひお出かけください。
島根県西部というと関東からはすごく遠いイメージがあるかもしれませんが、 実は羽田空港から90分、益田駅までバスで15分と、気軽にアクセスすることができます。 映画のロケ地巡りには、益田駅前からレンタサイクルやレンタカーの利用が便利です。ロケ地と併せて周辺観光を楽しんだり、温泉でリラックスしたりと、1泊2日以上でのんびりと巡るのがおすすめです。

VELTRAの 下記ツアー ではロケ地巡りに便利な 益田駅前のMASCOS HOTEL(マスコス ホテル) での宿泊に、 人気雑誌『dancyu』で「日本一行くべき居酒屋」として特集された居酒屋「田吾作」 でのスペシャルディナーがセットになっています。オプションでクロスバイクのレンタルも可能ですので、街から少し距離のある高津川沿いのロケ地巡りや周辺観光にぴったりです。

益田市役所

映画の冒頭で主人公の斉藤学(甲本雅裕)が訪れた役所のシーンには、実際の益田市役所が使われました。 益田駅から徒歩で約8分。街歩きやサイクリング中に、写真撮影に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

矢野一茶堂

益田市須子町にある和菓子店の「矢野一茶堂」 は、大畑陽子(戸田菜穂)が家業を継いだ老舗の和菓子屋として店名もそのまま映画に登場しました。 創作銘菓「高津川」 も販売されているので、映画をご覧になった方へのお土産にもぴったりです。

すし舞

椋健一(岡田浩暉)、駿(佐野和真)の親子が営む寿司屋「すし舞」は、益田市横田町に実在します。 電車でアクセスする場合は石見横田駅が最寄り駅。益田駅から国道187号線を通るバスに乗り、高津川を眺めながら訪ねてみるのも良いですね。

高津川・益田市周辺の春のおすすめスポット

これからの季節に映画『高津川』のロケ地巡りをするなら、 あわせて楽しみたいのがお花見 。益田周辺には桜の名所が数多くあります。 2022年は3月26~31日頃の開花が予想されています。 (2月21日現在)
また、知る人ぞ知る名産の美都いちごも欠かせません!ぜひ旅行前にチェックしてみてくださいね。

高津川・益田川沿いの桜

映画の舞台となった清流 高津川の土手や川原、益田市内を流れる益田川沿いは、 のんびりと桜を満喫するのに最適 。春風を感じながら、散歩やジョギング、サイクリング等もおすすめです。地元の方の散歩コースにもなっているので、その日におすすめの開花スポットを尋ねてみてはいかがでしょうか。

医光寺

滝蔵山医光寺には樹齢450年以上と言われるしだれ桜の古木があります。 水墨画家としても高名な雪舟は室町時代にこの寺の第七代住職を務め、しだれ桜のある見事な庭園を残しました。現在は 「雪舟庭園」 と呼ばれ、国史蹟および名勝に指定されています。春にしか見られない雪舟の残した美しい風景をぜひお楽しみください。

医光寺の敷地の隣には、雪舟焼窯元が居を構え、ろくろを使用した陶芸体験が可能です。登り窯に火を入れるのは2~3か月に一度なので、作品は後日郵送されます。少し時間を経てから届く旅の思い出は、ご自身への素敵なプレゼントになりますよ。

住吉神社と七尾城跡

住吉神社 周辺の 七尾公園 も桜の名所です。水源池に映る桜の姿も眺めることができます。後ろにそびえる標高118mの山は、かつて益田氏が本丸を構えた大規模な山城があった場所で、現在は 七尾城跡 として保全されています。

フレンチ3つ星シェフからも引っ張りだこ!今が旬の美都いちご

益田市美都(みと)町にある「アグリみと」のいちごは、清流 高津川の水で育てられています。 その味は都内の星付きレストランでも評判で、他の品種のいちごから美都いちごに切り替えたお店もあるほど。3月から5月のゴールデンウィークにかけては、いちご狩り体験も可能。ハウス貸切でいちご狩りができるので、家族や親しいグループで新鮮ないちごをお好きなだけお召し上がりいただけます。益田駅周辺からは車で17分ほどの距離にあるため、タクシーやレンタカーの利用がおすすめです。

美都いちごは気になるけれど残念ながら今年は行けそうにないという方には、宅配でのお届けがおすすめです。一粒一粒が大きく食べごたえも抜群な完熟いちごはまさに今が旬!ぜひご自宅でもお楽しみください。
※本社は美都町ですが、いちご狩り体験は益田市山折町の「アグリみと 山折圃場」で行っているので、訪問の際にはご注意ください。

フレンチの名店ジョエル・ロブション 髙橋シェフからのコメント

アグリみとのいちご「よつぼし」について

食べた時の華やかな香りがとても印象的で、濃厚な甘さがあり、酸味とのバランスも素晴らしいです。
また、食感は程よい歯応えがあり、香りの余韻を長く感じる為、デザートに仕立てる際も他のパーツに負けない存在感があります。
果実も艶のある鮮やかな赤色で断面まで美しく生産者の方が丁寧に栽培されているのが伝わってきます。
今期出会えて一番嬉しい苺でした。

ジョエル・ロブション
エグゼクティブ シェフ パティシエ
髙橋 和久(タカハシ カズヒサ)

映画『高津川』の鑑賞後にロケ地や周辺観光を楽しむのはもちろん、旅行後に映画を観て旅の思い出に浸ってみるのも素敵ですね。ロケ地に桜においしい苺、他にもたくさんの魅力あふれる高津川周辺の街へ、この機会にぜひお出かけください。

出典・参考

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