小学校が水族館に?高知県の観光スポット『むろと廃校水族館』
皆さんは「水族館」と聞くと、どのようなものを想像しますか?
薄暗い館内、そしてさまざまな大きさの水槽の中で自由に泳ぐ魚たちを想像する方が多いのでは。
そんなイメージを覆す「廃校」×「水族館」という新たな形の『むろと廃校水族館』をご紹介したいと思います!
『むろと廃校水族館』とは?
高知県の室戸市にあった 旧椎名小学校という小学校を改修し、『むろと廃校水族館』として新たにオープンした水族館 です!
「廃校」×「水族館」という新たな形の水族館で、 もともとの小学校の施設を活かした造り が注目を集めています。
2018年(平成30年)4月26日にオープン し、2022年(令和4年)8月には来館者数50万人を突破。高知県の観光スポットとしても人気な場所です。
地元の定置網にかかった魚たちを展示していることや、地元漁師さんたちとの関係も深く、地域全体で作り上げられている素敵な水族館。
地元の学生だけではなく、全国から多くの学生たちが実習や研修に訪れ、学びの場所となっていることからも まさに「学校」であり「水族館」である と言えるでしょう。
『むろと廃校水族館』の基本情報
住所・アクセス方法
住所:高知県室戸市室戸岬町533-2
高知県へは、飛行機・新幹線・バス・車でのアクセスが可能です。
むろと廃校水族館の近くには鉄道がないため、最終的には車やバス、タクシーなどの利用となります。
高知県東部には、 路線バスや市町村が運営するコミュニティバス もあるため、むろと廃校水族館へのアクセスや、周辺の観光地へ行く際もバスでゆったりと楽しむことができます。
【飛行機でのアクセス】
高知県には、高知龍馬空港(高知空港)があります。
羽田空港(東京)、成田空港(千葉)、名古屋小牧空港(名古屋)、伊丹空港(大阪)、神戸空港(兵庫)、福岡空港(福岡)から高知龍馬空港まで直行便で行くことができます。
高知龍馬空港からは車で約1時間40分 です。
【電車でのアクセス】
- JR「高知駅」から アクセスする場合は、JR土讃線と土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線を利用し「奈半利駅」まで行き、そこから高知東部交通バスで約1時間半。
- JR「徳島駅」から アクセスする場合は、JR牟岐線・阿佐海岸鉄道を利用し「甲浦駅」まで行き、そこから高知東部交通バスで約50分。
【バスでのアクセス】
高知東部交通バス 「むろと廃校水族館前」 より徒歩1分。
土・日・祝はDMV(デュアル・モード・ビークル)も運行 されています。
※DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、線路と道路の両方を走れる、マイクロバスをベースに改造された見た目はバスに近い乗り物。
【車でのアクセス】
- 高知自動車道「南国インターチェンジ」より車で約2時間。
- 徳島南部自動車道「徳島沖洲インターチェンジ」より車で約2時間半。
むろと廃校水族館には駐車場もあります。
営業時間・定休日
営業時間は時期によって異なります!
【4月~9月】9:00~18:00
【10月~3月】9:00~17:00
定休日は無く 年中無休 です!
入館料
- 大人(高校生以上):600円
- 子ども(小・中学生):300円
未就学児は無料 となります。室戸市民の方は割引があるそうです!
『むろと廃校水族館』の魅力はここ!
「学校」という懐かしい風景
幼稚園・小学校・中学校・高校・専門学校・大学など「学校」という場所に、みなさん思い出がたくさんあることでしょう。
むろと廃校水族館は廃校になった小学校を改修していることから、 水族館でありつつもどこか懐かしい雰囲気を感じます。 教室や理科室、廊下など思い出の校舎がそのまま姿を残しており、机やイスなどの備品もあります。
小学校は廃校になってしまいましたが、水族館として生まれ変わって残り続けるというのはとても素敵なものですよね♪
すでに学校を卒業されている方は昔の懐かしさを感じる場所、現在学校に通われている方はいつもの風景とは違った姿の学校を楽しめる場所。
むろと廃校水族館は水族館としての楽しさだけではなく、 まるで学生に戻ったかのような気分も味わえる新しい形の水族館です!
屋外プールが水槽に!
学校といえば、プールがありますよね!
むろと廃校水族館では、 25mの屋外プールも巨大水槽 となっています。
サメやウミガメをはじめ、さまざまな魚たちがスイスイと泳いでいます。かつては子どもたちが泳いでいたプールで、今は魚たちが泳いでいるという不思議な風景。
廃校を利用した水族館ならではのおもしろい発想!
地元の学生さんたちが、体験プログラムの一環としてプール掃除を行うこともあります。 地域の方々と一緒に作り上げているところも、むろと廃校水族館の魅力の一つ です。
人気の「ぶりくじ」あなたは何等?
むろと廃校水族館には、 人気の「ぬいぐるみくじ」 があります。その名も ぶりくじ!
1回1,000円で引けるというぶりくじは、特等〜4等まであります。4種類のサイズのぬいぐるみのうち、どれか当たるというくじなのですが、特等のサイズがとても大きい!
特等のぶりぬいぐるみを求めて遠方から来られる方や、特等が出るまで引き続ける方もいらっしゃるほどの人気ぶり。
大きなぶりのぬいぐるみは色鮮やかで可愛らしさもあり、「特等の大きいぶりが欲しい」と人気の理由が分かります。
ぶりくじ以外にも、 サバの「さばくじ」 と シュモクザメの「しゅもくじ」 のぬいぐるみくじもあります!
むろと廃校水族館がオープンした2018年の1年目に「ぶりくじ」が販売開始し、翌年2年目には「さばくじ」、そして3年目には「しゅもくじ」がスタートされました。
お好きな魚を選んで挑戦できます!さて、あなたは何等が当たるかな?
何度も来て集めたくなる「入場チケット」
水族館に入場する際はチケットを買って入場しますよね。
遊びに行った記念として、保管している方も多いのではないでしょうか?
むろと廃校水族館では、 入場チケットにもお客様を楽しませる工夫がなされています!
以前までの入場券はシールとなっておりましたが、新しくなった入場券はカードへ変更となりました。カードには魚のイラストと、描かれている魚にちなんだコメントが添えられています。
職員さんが描かれたという魚のイラストは、日替わりで変わるそうなので、その日にどんな魚が出るのかはお楽しみ!
なんと2ヶ月以上通っても同じカードがないとか…? 何度も遊びに行って集めたくなるような入場チケット!
入場時には学校ということで「出席」と書いているスタンプを押してもらえます!
入る瞬間からワクワクする素敵なチケットです♪
さぁ登校時間です!『むろと廃校水族館』で新しい水族館の発見を♪
懐かしい風景と新たな水族館の融合『むろと廃校水族館』。そこは室戸の方々の愛がいっぱい詰まった温かい場所です。
お魚についての知識を深めるため、むろと廃校水族館へ登校のお時間です!
出典・参考
やってみよっか?