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銭湯女子が教える!イマ、銭湯へ行く理由

今、東京都内に銭湯がいくつあるかみなさんご存知ですか?正解は494軒です。(2021年3月現在)

平成19年末にはまだ900軒以上の銭湯が都内にあったのですが、ここ15年で半分近くの銭湯が閉店してしまいました。

今回はそんな銭湯の魅力を紹介したいと思います。

銭湯とは

銭湯は産業分類上では「一般公衆浴場」と呼ばれるもので、地域住民の公衆保健衛生の向上及び増進並びに福祉の向上に必要な施設です。

今はほとんどの家にお風呂がついていますが、昔は各家庭にお風呂が普及していなかったので、一律の値段で安く利用できるようになっており、新型コロナウイルスが流行しても銭湯は営業しています。

※ 一部短縮営業やサウナに入室する人数を制限している銭湯もあります。

スーパー銭湯やサウナ施設は公衆浴場法は適用されますが、一般公衆浴場ではありません。

私が銭湯にハマった理由

気軽にリフレッシュできる

新型コロナウイルスが流行する以前は、年に数回は国内旅行や海外旅行に行ったり、スーパー銭湯や温泉には1人で定期的に行っていました。

でも1度目の緊急事態宣言が出た際に県境を跨いで不要不急の遠出ができなくなったことで、お金をあまりかけずに旅行や温泉に準ずる銭湯巡りを始めました。

ちなみに東京の銭湯でも天然温泉を使っている銭湯もあります。

料金が安い

銭湯の入浴料金は物価に合わせて各都道府県知事が決めています。東京都は令和元年10月1日より令和3年の現在まで一律で470円です。

回数券は10枚で4400円で販売されていて、回数券を使えば1回あたり440円になります。

サウナの設備は、ある銭湯とない銭湯があります。
東京浴場組合のサイトによると、現在ある銭湯494軒のうち284軒はサウナが設置されているそうです。

サウナがついている場合は各銭湯事に定められているサウナ料金を入浴料にプラスして払います。
サウナの料金は一律ではありませんが、無料〜+500円程度の計1000円弱の銭湯が多いです。

都心のスーパー銭湯は2000円くらいしますし設備が充実している分、長時間滞在しないと損したような気になりますが、銭湯なら時間をたくさん取らなくてもサクッと行くことができるのです。

銭湯に週に1回行くとしても月に4000円前後で楽しめるので、旅行に行くより頻繁にサクッとリフレッシュできるのもいいと思いませんか?

銭湯の良さ

人とコミュニケーションが取れる

どの銭湯にも常連さんがいて、みなさん顔見知りです。

先日よく行く銭湯で毎日いらしている60代後半の常連さんが、サウナ内でコロナのニュースを見ながらふと「私なんてもういついなくなってもいいのよ」と言うので、他の常連さんと私で「毎日この銭湯にいてくれないと私たちは困りますよ!」と笑いながら話していましたが、銭湯はそんな居場所だと思っています。

今も昔も銭湯は地域住民とのコミュニケーションの場になっていて、私も常連さんとのコミュニケーションを楽しんでいます。

リラックスできる

大きい浴槽で入浴すると徐々に交感神経より副交感神経が優位になり、リラックス効果が増大し、入浴後もリラックス効果が継続します。

しかし、自宅の小さい浴槽では入浴中も交感神経が断然優位で、あまりリラックスできていないことが分かっています。

また、頻繁に銭湯に通う人は通わない人より健康で幸福度が高いという研究もあります。

サウナでととのえる

数年前から空前のサウナブームが起きています。

サウナで「ととのう」の理論は完全には医学的に解明されていませんが、温と冷の極端な温度差からカラダを守るために幸せホルモンと言われるオキシトシンや快楽物質であるβエンドルフィンが働き、麻薬作用と似たような効果があると推測されています。

ととのうには、サウナ→水風呂→休憩を繰り返す必要があります。

銭湯お遍路でプチ旅行気分を味わおう!

東京銭湯というアプリ内にスタンプラリーの機能があり、全東京都内の銭湯で料金を払う時に番台さんに言うとQRコードを出してくれて、アプリ上でスタンプが貯まります。

このアプリは26浴場貯めると認定証がもらえて、88浴場、569浴場で認定証と記念品がもらえます。

ぜひみなさんもアプリで銭湯お遍路をしてみてください。

銭湯巡りは駅から少し距離があって行ったことのない住宅街や普段利用しない駅に行くので、都内で非日常的な日帰り小旅行気分を味わえます。

コロナ禍で遠出ができない今、ぜひみなさんも近くの銭湯に行ってリフレッシュしてみてください。

【銭湯紹介】

初心者もアガるノスタルジックでレトロな銭湯・大黒湯

代々木上原駅東口すぐにある、レトロでノスタルジックな銭湯です。

銭湯の入り口前のランドリースペースには有名人のサインもたくさんあってインスタ映えスポットになっています。

大黒湯は地下水を利用しており、メインのお風呂はラジウム温泉です。スチームサウナ風のお風呂は追加料金なしで、ドライサウナは+330円(計800円)でバスタオルとフェイスタオルとカゴがついてきて、手ぶらで行くことができます。

都心の駅近にあり、雰囲気も楽しいので初心者におすすめの銭湯です。

出典元

  • 銭湯検定公式テキスト①・②(一般社団法人 日本銭湯文化協会 編)
  • 東京銭湯マップ

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