タイで象乗り体験に挑戦!おすすめの現地オプショナルツアーと注意点
タイ旅行といえば「水上マーケット」や「象乗り体験」というイメージの方は少なくないでしょう。テレビや雑誌で目にするタイには、必ずと言っていいほど本物の象や象の置物などが出てきますよね。それほどまでに密接に関わっているタイの人々と象との関係はどのようなものなのでしょうか。その理由をお伝えするとともに、象乗り体験を楽しめるスポットや、その際の注意点なども合わせて紹介します。タイ旅行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
タイと象の特別な関係
タイの人々にとって象は 昔から生活に深い関わりのある動物 で、日頃から敬意を払って接してきました。特に、王族にとって象は大切な存在だったといえるでしょう。戦争をする際に王族は象に乗って戦っていました。アユタヤ王朝の基盤が固まった際の戦いでも、象は戦車の代わりとして用いられ活躍したといわれています。戦いのために象を飼育するほど、貴重な存在とされていたのです。
なかでも白い象は神聖視 されており、現代でも白い象を見かけたら国王に献上しなければならないほど尊ばれています。白い象が神聖な存在とされている証拠に、以前のタイの国旗には白い象が描かれていました。
仏教国であるタイでは、 宗教と象の関わりも深い ものとなっています。「ブッダの母親は白い象が胎内に入る夢を見てブッダを身ごもった」という話は、タイでは有名な話です。そのため、白い象はブッダの化身と考えられ、神聖な動物とされているのです。また、タイでは仏教のほかにヒンドゥー教も多く信仰されていますが、その神「ガネーシャ」は象の頭を持ち、富をもたらす神として、特に商人の間で人気となっています。
象と 産業との関係も重要 なものといえるでしょう。象は、なんといっても力のある動物です。人間には運ぶことができないような重い荷物でも、象であれば軽々運ぶことができます。そのため、かつては林業で木材運搬用に象を用いるため、一般家庭でも飼育されていました。現在、森林伐採のための象の飼育は禁止されていますが、観光業においてはショーや象乗りツアーなどで人と一緒に活躍しています。
また チェンマイから70kmほど離れた森には、象の保護センター があります。ここではケガなどで働けなくなった象や孤児の象などを保護しており、象使いの学校などもあります。
このように、タイの人々にとって象は、今も昔も生活を送るうえで欠かせないパートナーです。タイ人と象は切っても切れない関係といえるでしょう。
タイで象乗り体験ができるおすすめスポット
世界遺産のカオヤイ国立公園をはじめ、タイには象乗りを体験できる観光スポットがたくさんあります。ここでは、象乗り体験ができる特におすすめの施設、スポットを紹介します。
サンプラーン・エレファント・グラウンド&ズー(Samphran Elephant Ground&Zoo)
バンコク郊外にある、観光客や家族連れに人気の動物園 です。おもに象とワニを見ることができ、どちらも迫力満点!また、この施設では 象に乗りながら園内を散策 できるほか、記念撮影やエサのバナナをあげるといった貴重な体験もできますよ。このほか、 エレファントショーや、人間とワニがレスリングをするショー など、タイならではのスリリングなショーを満喫できる点も魅力です。
アユタヤ・エレファント・キャンプ(Ayutthaya Elephant camp)
アユタヤには多くの遺跡がありますが、ここではその 遺跡を象の背中に乗って見て回る ことができます。象の背中には大きな傘がつけられていて、まるでアユタヤ王朝にタイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。象は観光客のなかを縫うように進むので、高い位置から王族のような気分を味わうのもおもしろいかもしれません。また、 スタッフやガイドが撮影してくれる ので、希望者はあとから購入することも可能です。象乗りだけでなくダイナミックなショーも楽しめるので、一日中象との触れあいを満喫できますよ。
パタヤ・エレファント・ビレッジ(Pattaya Elephant Village)
リゾート地のパタヤでも象乗り体験を楽しめます。 バンコク市内からは少し離れた場所 にあるので、パタヤ観光に行く場合はこちらを選ぶといいかもしれません。象乗り体験では、所要時間やコース内容をセレクトできます。コースによっては ジャングルの中をトレッキングすることも可能 。ここでも、象乗り体験に加えてショーも楽しめるので、リゾートを満喫しながらタイならではのアクティビティを楽しみたいという方におすすめです。
プーケットファンタシー(Phuket FantaSea)
ビーチリゾートのプーケットで象乗り体験をしたい場合は、こちらのテーマパークがおすすめです。リゾート地なので 料金は少し高めですが、象乗り以外にも、象が登場する絢爛豪華なショーなどのアトラクション、お土産を売るショップ などもあるので、子ども連れのファミリーにもぴったり。また、タイの民族衣装を着て記念撮影ができるほか、 象やトラとも写真撮影 できるので、タイ旅行の記念をしっかり残せますよ。
エレファント・ビレッジ・ホアヒン(Elephant Village Hua Hin)
ホアヒンビーチの近く にあるこのスポットでは、象の背中に乗って自然豊かな山道を進む トレッキングツアー を楽しめます。ただ象の背中に乗るだけではなく、周りの景色を堪能しながら、タイの自然にも触れられますよ。また、象によるミニショーも見られます。象乗り体験の時間は選べるので、その日の予定に合わせて選びましょう。
象乗りの注意点
タイならではのアクティビティである象乗り体験はワクワクできること間違いなしですが、象乗りの際には注意すべき点もいくつかあります。象や現地の人を困らせないよう、これから紹介する注意点を事前に把握しておきましょう。
動きやすい服装
象乗り体験では、動きやすい服装であることが大切です。可能であれば短パンにTシャツといったラフで、 多少汚れてもいい服装 がおすすめ。また、靴も気をつけたいポイントのひとつです。女性の場合、ハイヒールやサンダルだと象に乗っているときに落としてしまう可能性があるので、 スニーカーなど脱げる可能性が少なく、動きやすい靴 がおすすめです。どうしてもハイヒールやサンダルを履く場合は、足をホールドできるストラップのあるものを選びましょう。
このほか、帽子も欠かせないアイテムです。象乗り体験は長時間屋外を散策することがほとんどなので、 帽子での日焼け対策は必須 です。
象使いにもチップが必要な場合がある
象使いにチップが必要なケースがあります。チップはサービスに対して支払うお金で、金額は体験する場所によって違いがありますが、 だいたい20バーツ~50バーツほどが目安 です。基本的にチップ用として20バーツ札、50バーツ札、100バーツ札を用意しておけば困らないでしょう。
象使いによっては200バーツ札を要求してくる場合がありますが、あまりにも法外な金額と感じたら、応じずに無視することも大切です。このほか、 「写真を撮ってあげるからカメラを貸して」と言われる ケースがありますが、「勝手に撮影したのにチップを要求された」ということもあるため、 しっかり断るか、よく注意して頼みましょう 。
タイならではのアクティビティである象乗りは、ツアーを活用して満喫!
せっかくタイに行くなら、日本では体験できない象乗りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。現地オプショナルツアーを利用すると手配の代行などをしてくれるので、気軽に象乗り体験を楽しめます。ベルトラでは、象乗りを満喫できる現地オプショナルツアーを豊富に用意しているので、ぜひチェックしてみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
やってみよっか?