今年の冬は台湾で決まり!無数のランタンが夜空を埋め尽くす「台湾2大フェスティバル」
台湾で冬にランタンフェスティバルが毎年開催されているのを、メディアなどでご存じの方も多いと思います。
無数のランタンが夜空に舞います。その景色はとても幻想的で素晴らしいものです。今回は、そんなランタンフェスティバルが開催される時期と、その魅力についてお伝えします。
台湾ってどんなところ?
台湾は台湾本島とその周辺の諸島からなる島国。中国のすぐ東側にあり、石垣島や日本の最西端である与那国島の西側の海に位置します。
東京から台湾までは飛行機で4時間 ほど、 名古屋や大阪からは3時間ほど で行くことができるのです。所要時間も少なく行くことができ、親日国でもあることから観光地として人気の場所になります。
また、台湾と日本の 時差は1時間です。 日本時間から1時間マイナスすると台湾の時間になります。
台湾の気候について
台湾は 1年を通して温暖 な気候になります。特徴としては夏が長く、冬は短いです。はっきりとした四季はありません。日本同様、夏から秋にかけて台風が通過することがしばしばあります。
3~5月ごろは、朝晩の気温差が大きく、日中は晴れると暑くなります。6~9月は夏となり、湿気が高くかなり暑くなります。スコールや台風も多い時期となります。10~11月になると、朝晩は涼しくなってきます。日中はまだ暑さが残るといった感じです。
そして 12~2月が冬の時期 にあたります。 気温は15度〜20度ほど あり、日本と比べたらかなり高い気温になります。しかし、 気温のわりに寒く感じることもあるよう です。台湾でも場所によって気候が多少異なり、 北部と東部は雨が多く、南部は温暖な気候 です。
1月にある台湾の一大行事「旧正月」
旧正月とは?
旧正月とは、旧暦による年初め・お正月のことを言います。旧暦は月の満ち欠けを基準にした「太陰暦」に準ずるもので、1年が354日となります。
日本では、お正月は1月1日のみですが、中国や台湾やシンガポール、韓国、ベトナム、マレーシアなどの国では、今でも旧正月が祝日と制定されており盛大にお祝いをします。
中国や台湾では旧正月を 「春節」 と呼び、日本の正月と同様にお祝いをします。春節には赤い提灯を家の前に飾るので、赤色に包まれた街の雰囲気を感じられます。
2023年の旧正月は、1月22日(日) です。
旧正月に台湾旅行はおすすめ?
地域やそれぞれの家によって様々な習慣がありますが、春節の「除夕(大晦日)」の夜は、家族でディナーをするのが一般的です。食後は家族団欒を楽しみ、「紅白歌合戦」など年末スペシャル番組を観たりして過ごします。
そのため、 旧正月の春節に台湾旅行に来ることはあまりお勧めできません。 なぜなら、 お店の多くは定休日 となり家族と過ごすからです。
おすすめな時期は旧正月の締め「元宵節」!
外食や街の賑わいを楽しみたいのであれば、旧正月を締めくくる「元宵節」 に訪れることをお勧めします。
様々なイベントが台湾各地で開催されていますし、一番の注目は 「ランタンフェスティバル」が開催されること です。一年のこの時期にしか見られないため、冬に台湾を訪れるなら、この時期が良いでしょう。
ランタンフェスティバルとは?
台湾の2大ランタンフェスティバル
大規模なランタン祭りとして毎年多くの人が参加しているのが、 「平渓天燈節(へいけいてんとうせつ)」と「台湾ランタンフェスティバル」です。
どちらも旧正月15日の元宵節シーズン(2月頃)に行われ、 無料で参加することができます。
ランタンフェスティバルの歴史
中華圏である台湾では、春節(旧暦元日)から数えて15日目にあたる「元宵節(げんしょうせつ)」に提灯を灯すという風習があります。
これには吉祥や邪気払いの意味があり、その文化が台湾の人々に受け継がれてきました。
無数のランタンを夜空に飛ばします。「天燈」と呼ばれる紙製のランタンには、無病息災などの祈りを書き込みます。一つ一つのランタンに人それぞれの想いや願いを込めて空高くへ放ちます。
「平渓天燈節(へいけいてんとうせつ)」
「平渓天燈節」は、台湾の北側に位置する新北市東北部の平渓、 十分(じゅうふん)という山に囲まれた小さな街で行われる天燈上げ(ランタン飛ばし)イベント です。 無数のランタンが夜空を彩る 幻想的な光景が最大の魅力です。
十分へは、鉄道を乗り継いで行くのが一般的です。「台北駅」から台湾鉄道に乗って「瑞芳駅」まで行き、そこから平渓線に乗り換えて「十分駅」へ向かいます。
台北からの所要時間は1.5時間程度 なのですが、平渓線は1時間に1本程度しか本数がなく、余裕を持った行動をすると良いでしょう。
また、天燈節当日は台北MRTの 「動物園駅」から会場まで1時間程度で行けるシャトルバス も出ています。鉄道の乗り換えをしなくても良いので、台湾の電車乗り換えが不安であればシャトルバスを利用するとスムーズに行けると思います。
日本からの移動時間を含めても、十分までは数時間でたどり着くことができるので、 到着当日に十分へ行ってへフェスティバルに参加して次の日帰るといった1泊2日の旅も可能です。
ただ、2泊3日あるとゆっくりと台湾観光もできるのでおすすめ。
「台湾ランタンフェスティバル」
「台湾ランタンフェスティバル」は、 世界中から多くの観光客が訪れる台湾最大規模の光の祭典 で、その年のテーマを象った巨大なランタンをはじめ、 何千個という色鮮やかなランタンが会場に飾られます。
1990年より開催されていて、伝統や干支をモチーフにしたランタンや最先端アートなど、数々の趣向を凝らした作品が台湾の夜を彩ったりします。
毎年開催場所は異なりますが 、2023年は台北市 で開かれます。台北市で開かれるとあってアクセスがしやすいので多くの人が集まるのではないかと予想されます。
2023年の開催時期は2月5日〜19日です。
日本から飛行機で台湾に行くとなると、本数が圧倒的に多いのが台北行きの便です。数が多く出ている分、他の便よりも値段も安い傾向にあります。
台北に到着した後、そこから別都市に移動しなくて良いため、気軽にランタンフェスティバルに参加できます。そのため、ランタンフェスティバルに興味をもった方には、この冬こそ台湾に行くことをとてもおすすめします!
さあ!この冬は台湾2大ランタン祭りに参加しよう!
この冬の旅行はこのランタンフェスティバルをメインとした旅行にしてみても良いですね。
台湾に初めて行く人であれば、台湾には観光スポットとされる場所がいくつもありますし、美味しい台湾料理もたくさんあるので、最低でも2泊3日はできると良いでしょう。
ぜひ気になった方は台湾のランタンフェスティバルに行ってみてください。
やってみよっか?