【東京・品川エリアのパワースポット】金運アップの「品川神社」
東海道が通る品川エリアは、古くから漁業と海運で栄えた港町でした。海岸線はちょうど現在の旧東海道線に沿った形になっていました。東海道と海岸線に沿う形で、早くから寺院や神社が建立されています。
品川でぜひ訪れて欲しいパワースポットのひとつ、品川神社を紹介します。
1,000円以下
事前準備(難度) ■
経験(難度) ■品川神社～金運アップのパワースポット
品川神社とは
品川神社は品川駅からも近いのですが、京浜急行「新馬場駅」からは徒歩1分です。主祭神は天比理乃咩命（あめのひりのめのみこと）、今から800年前の鎌倉時代、1187年に、海上交通安全・諸願成就を祈り、 源頼朝が創建 しました。その後、宇賀之売命（うがのめのみこと）、素盞嗚尊（すさのおのみこと）を祀り、ご利益は金運アップで知られています。
しかし金運だけでなく、天比理乃咩命（あめのひりのめのみこと）は祈願成就・航海安全の神、宇賀之売命（うがのめのみこと）は農業・商業・産業繁栄の神、素盞嗚尊（すさのおのみこと）は風水害除け・厄除け・病気除けの神です。
品川神社は北品川の総鎮守です。総鎮守とは、そのエリアの神様、神社の中心となりまとめている神社のことをいいます。南品川の総鎮守であり「 南の天王さま 」と呼ばれる荏原神社（えばらじんじゃ）に対して、品川神社は「 北の天王さま 」として区別されています。
東海道53次「品川宿」
関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が江戸に入り慶長6年（1601年）に東海道五十三次を定め、 江戸からひとつ目の宿場「品川宿」 がこの近辺にありました。関ヶ原の戦いの際には徳川家康もここへ祈願しました。
丘の上にある品川神社へは、鳥居の先のまっすぐな石段を登ります。
金運アップの霊水
金運で有名なのは、この境内の奥に「 一粒万倍（いちりゅうまんばい）の泉 」という霊水が出ることからで、印鑑やお金にこの水を注ぎながら家業繁栄を祈願すると、運気を授かることができるといわれています。 鎌倉の銭洗い弁天と同じ方法 です。また、霊水で清めたお金を品川神社の 門前の商店街で使うと幸運 を得ることができると言われています。
品川富士・板垣退助のお墓
品川神社には 都内で最大の富士塚 があります。都内にある富士塚では一番眺めが良いと言われる品川富士です。まず、第一京浜に面する品川神社の双龍鳥居から石段を登ります。双龍鳥居は東京3鳥居のひとつに数えられ、門柱に龍の彫刻が施されています。本殿までの中ほどから左に折れると猿田彦神社のわきに登山口の鳥居があります。登山口から頂上までの高さは約8mです。
この富士塚に登ることで本物の富士山に登ったのと同じ御利益があるといわれています。山頂からの眺めも格別で、品川宿の街並みや京浜急行線の線路を一望でき、さらにビルの隙間にレインボーブリッジを見ることもできるほどです。登山口からさらに奥へ行くと、浅間神社がありますので、登山前か登山後に参拝しましょう。
本殿は、鮮やかな朱塗りの建物に、銅板の屋根が美しい曲線を描いています。正面の造りは入母屋破風と唐破風が合体した珍しい形で、特に唐破風の造りが大きく、鳥が翼を広げたような形になっています。
社殿の裏手にまわると、自由民権運動で有名な 板垣退助のお墓 があります。この墓地は、正確には品川神社の敷地の外になっていますが、境内から続いて行くことができます。自由民権運動の板垣退助は、明治14年８1881年）に岐阜で暴漢に襲われましたが一命をとりとめました。有名な「 板垣死すとも自由は死なず 」というフレーズは刺された時に発した言葉です。明治33年に伯爵になり、大正8年（1919年）に肺炎で亡くなりました。
七福神・大黒天のご利益
品川神社は東京10社と東海7福神に入っています。
東京10社は東京の鎮護と万民の安寧を祈るために、明治元年、神田神社や富岡八幡宮、山王日枝神社などと共に制定されました。
沿道には由緒ある社寺が多く、古くから七福神が信仰されています。鳥居の前に立っている大黒天は七福神のひとりで、商売繁盛に絶大なご利益があるとか。順序に決まりはありませんが、品川神社を起点に東海道沿いに1時間半から2時間で東海7福神を巡礼できます。
また、あまり知られていませんが、品川神社は 東京5芒星 のひとつと言われています。これは、江戸城＝皇居を中心にして星形の位置に魔除けのために配置された聖地のことで、富岡八幡宮や代々木八幡宮とともに首都を守っているとされています。
徳川家康奉納品などの「宝物殿」
宝物殿には、赤い顔の天下一の面や、葵のご紋の入った神輿が展示されています。
どちらも徳川家康が関ヶ原の戦いに出陣の際に戦勝を祈願され、合戦の後、勝利の御礼として奉納されたものです。
神輿は明治になって勝海舟が「葵神輿」と名付けたといいます。400年前の神輿はほとんど残っておらず、非常に貴重なものです。
所在地、拝観料などの情報は公式ウェブサイト等をご確認ください。
金運だけではない品川神社
品川神社のご利益をまとめますと、「金運」「富士山」「商売繫盛」ということになります。
霊水、富士塚、大黒天ですが、水と富士山、金運と商売繫盛など、それぞれに繋がっています。ご利益は細かく分けるといくつもありますが、「開運」という点では共通しています。
ぜひ、訪れてみてください。
やってみよっか？
