【鳥取県】四季折々の景色が美しい!日本4名山「大山」の魅力と6つの楽しみ方
鳥取県といえば、「鳥取砂丘」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回皆さんにご紹介したいのは、「大山」です。
大山は、四季折々の美しさと楽しみ方があり、いつ行っても素敵なんです!
日本四名山にも数えられており、日本百景にも選定されている大山の魅力をお伝えします!
一年中美しい鳥取・大山とは?
まず知ってほしい、大山の基本情報
大山は鳥取県ではありますが、 岡山県との県境 に位置しています。鳥取県西部と岡山県にまたがる成層複式火山です。
日本四名山にも選ばれている大山の最高点は、剣ヶ峰の 1,729m で、 中国地方の最高峰です 。
1936年に日本で3番目の国立公園となり、1963年には、大山に蒜山地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域が追加指定されて 「大山隠岐国立公園」 となりました。
自然の美しい大山は、 「伯耆富士(ほうきふじ)」 とも呼ばれ、 「東の富士山、西の大山」 とも言われるほど素晴らしい山なんです。
ただ、大山と富士山は大いに異なる複成火山。大山は古期の成層火山と新規の鐘状火山とから成っています。
山頂部分の大円頂丘は傾斜30度、比高840m、そして後の小爆発や烈しい侵食と崩落により、南壁や北壁の急崖を形成しています。
西側はなだらかな傾斜 であるのに対し、 南北側は険しい山容 となっているのです。
見る場所によって、大山の見え方が違う ので面白いですよ。
大山までのアクセス
大山へは 車での移動が一番おすすめ 。 広島や大阪から車だと約3時間、岡山市中心部からは約2時間 で行くことができます。
米子ICを下車後、県道24号線を大山方面へ向かい、約12km走ると大山・博労座(ばくろうざ)へ到着します。
空路を利用して訪れる場合は、最寄りの空港が 米子鬼太郎空港 になります。そこから大山までは、車や鉄道、バスを利用して移動します。
大山の気候
大山のある大山町は、周辺の市町村に比べると涼しいため、 夏は避暑地 としても利用されています。
ただし、 年間総降雨量は3,000mmを超える強風多雨雪地域 でもあります。
特に登山の時には、事前に天気予報で天候状況を調べるようにしてください。
足場が不安定な箇所がある大山は、悪天候の場合、無理して昇ることはせず安全な登山をしましょう。
日本海に面している大山は、冬にはシベリヤ寒気団から北西の季節風を受けるため、平地に比べ寒さがかなり厳しくなります。初冠雪は大体11月頃。降雪量も多いです。
四季折々で違う顔を見せる「大山の魅力」
春(3月下旬~4月)
次第に積もっていた雪が溶け、 暖かい気候へ となっていきます。
太陽の快適な暖かさを感じるとともに、桜が花開く時期になっていきます。
この頃からキャンプシーズンの到来!日中のポカポカした気候の中、キャンプを楽しめる季節となります。
ただし大山では春と言っても、この時期はまだ夜や早朝は肌寒いため、羽織ものは必要になってきます。
初夏〜夏(5月中旬~8月)
新緑が芽吹き、みるみるうちに葉を茂らせていきます。
気候もちょうどよくなり、 初夏は登山やハイクキング初心者という方にはおすすめ な時期です。
また、キャンプも同様に過ごしやすい快適な気候であるのでおすすめです。
7月〜8月の暑くなる時期にも、他の場所と比べると比較的涼しいため、避暑地として訪れるのも良いでしょう。
大山では、夏のイベントごとがたくさん楽しめます!キャンプやバーベキュー、川遊び、生き物観察、夜は星空観察など、 自然のアクティビティを楽しむにはもってこいの季節と場所 です!
特に自然豊かな大山は、昆虫(ホタル、かぶと虫、クワガタ)が多くいるので、お子さんにとってもいろいろな発見があり、楽しい場所になるはずです!
秋(9月中旬~11月上旬)
夏の暑さが次第に和らぎ、 紅葉を迎えます 。もみじや桜、コナラなどの木々が色づき始めます。
紅葉を楽しみながらのハイキングはとっておすすめ です!大山の紅葉スポットでは、11月上旬の1週間がピークです。木々の色づき具合をチェックし、登山やハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、秋は焼き芋が美味しい季節。焼き芋のイベントが開催されたり、「秋の奥大山うまいもん祭り」というお祭りが開催されたりしています。
キャンプもまだまだ楽しめます。段々と涼しくなるにつれ、 焚き火が特に良く感じる季節 となります。
やはり夜は冷え込んでくるので、防寒対策をしながら焚き火を囲んで温まるのはキャンプの醍醐味ではないでしょうか。
冬(12月~3月上旬)
大山は積雪が早く、大体11月頃には初冠雪を記録します。冬の大山は、周辺の平地部市町村よりも大体5度近く低くなります。
降雪期間は約200日間。降雪が多いのに加え、天候も変わりやすくなります。
ただし冬の雪山となった大山は、 春や夏にはみられない幻想的な景色が広がります。
登山経験者であれば、是非冬の大山へ登ってみてください。
初心者の方は必ず経験者の方と一緒に登ること、登山の決まりを守って登山するようにしてください。
夏登山に比べて、冬登山はより一層の注意と事前準備が必要となります。
また、冬のキャンプもかなり寒いですが、非日常的でなかなか良いですよ。
あたり一面の雪世界の中に身を置き、焚き火や寝食を行う経験はなかなかできないもの。
冬の自然が好き!キャンプが好き!という人は冬キャンプを経験してみるのも良いかもしれません。
大山の楽しみ方はコレ!!
雄大な自然の中、「登山」「ハイキング」を楽しむ
大山登山は初心者から上級者まで、子供から高齢者までが楽しめます。
「夏山登山コース」 は、 大山登山のメインコース となっており、大山が初めてという方や、お子様、登山初心者の方にオススメのコースです。
国の天然記念物「大山キャラボク」や、西日本最大級の「ブナ林」 が見たいのであればこのコースです。所要時間は往復6時間程度。
もう一つ 「ユートピアコース」 があり、こちらは 中・上級者のコース です。夏山登山道に比べて、難所が多いです。
7月下旬から8月上旬にかけて避難小屋付近に咲く「お花畑」 がとても綺麗!所要時間は往復7時間程度。
大山登山は四季折々の魅力が詰まっています。 春夏は新緑、秋は紅葉、冬は銀世界。
冬季に関しては経験者向けの登山となりますが、スノーシューツアーに参加し、銀世界のハイキングを楽しむこともできます。
自然に囲まれた「キャンプ」を楽しむ
都市部に住んでいると、大自然に囲まれて一夜を過ごすことは、普段はなかなかできないことかと思います。
大山に来たのであれば、ホテル宿泊ももちろん良いのですが、 自然が好きならキャンプをおすすめ したいです。
大山にはさまざまなキャンプ場があります。キャンプ用品がなくても 全てレンタル可能な施設 や、テントではなく、 バンガローやコテージが備わっている施設 もあるので、安心してキャンプを楽しむことができるのです。
まだキャンプをしたことがない人は、自然豊かなこの大山でぜひキャンプをしてみてはどうでしょう。
「バーベキュー」や「川遊び」を楽しむ
夏といえば、バーベキュー!大人数でワイワイ楽しんでもよし、少人数でゆったりとくつろぎながら楽しんでもよし。緑に囲まれた自然の中で食べる食事は格別です!
バーベキューの後は川へ!!川の水はとってもきれい。お子さんと一緒に、友達同士で、カップルで、素敵な思い出になること間違いありません。
「満点の星空」を楽しむ
キャンプでは、外での夕食。外で食べるというだけでなんだか楽しいですよね。
食事の後は焚き火を囲んでまったり。そうしているうちにあたりは段々と暗くなり、いつの間にか 頭上に星々が輝きはじめます 。
周りは 街灯などがほとんどないため、晴れていれば、天の川や季節の星座がはっきりとみることができます。
サウナ好き必見!大山で自然×サウナを楽しむ
近年、サウナが流行ってきているのをご存知ですか?
「サウナー」「ととのう」などの言葉を耳にしたことのある人もいるかと思います。
鳥取・大山にも サウナが楽しめるスポット があります。 一向平キャンプ場内にある「ネイチャーサウナ」 です。
本場フィンランドと同じく、自分でサウナストーンに水をかける セルフロウリュ も楽しめます。
そして 水風呂は大山滝のかけ流し !なんと贅沢!
サウナ、水風呂の後は、 木々に包まれながらの外気浴 。木々の揺れる音や鳥の音を聞きながらゆっくりと体を休めます。
国立公園の豊かな自然に囲まれたサウナです。日帰りでの利用も可能ですし、サウナと宿泊がセットになったお得なプランもあるのでぜひチェックしてみてください。
大山の冬はスノーアクティビティを!「スキー」を楽しむ
冬は積雪の多い大山だからこそ楽しめる ウィンタースポーツ がたくさん。
大山にはスキー場がいくつかあり、 スキーやスノーボード、お子さんはそりなどが楽しめます。
また、スキーやスノーボード以外にも、スノーシューハイクや歩くスキー、雪の中での乗馬体験など、冬の自然を満喫できるアクティビティが盛りだくさんです!
さあ、今年は大山へ出かけよう!
いかがでしたか?鳥取にはこんなに魅力ある自然が存在するのです。
一年でさまざまな顔を見せる大山は、まだ行ったことない人には是非訪れてほしいスポットです。
岡山県との県境にある大山は、「蒜山高原」も近いため、合わせて行ってみるのもおすすめです!
やってみよっか?