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瀬戸内・香川の離島別モデルプラン!島&アート好きがすすめるスポットガイド

大小の島が点在し、「多島美」と称される瀬戸内海の風景。3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」では国内にとどまらず海外からも観光客が訪れ、注目を集めています。特に人気を誇る香川県の小豆島、直島、豊島について、子どもの頃から瀬戸内を訪れていたライターがモデルプランを厳選!この記事に入りきらないほど本当に魅力的な場所がたくさんあるので、ぜひ自分の足で、目で瀬戸内の景色に触れてください。

高松港から各島へのアクセス

拠点となるのは、高松駅から徒歩10分ほどの場所にある フェリーと高速船乗り場の「高松港」 、駅からバスで10分ほどかかる ジャンボフェリー乗り場「高松東港」 です。

高速船(高速旅客船)は車を積載できない ので注意してください。ジャンボフェリーは小豆島の坂手港へ行くのに便利で、通常のフェリーや高速船に比べて揺れが少ないのも特徴です。いずれも 芸術祭の期間は特別ダイヤになる 場合があるので、訪れる際は最新情報を確認しましょう。

小豆島

高松港からは主に「土庄港」「池田港」「草壁港」の3つにアクセスできます。 高松東港からは「坂手港」行きのみ となります。

◇フェリー(土庄、池田、草壁港行き)

片道約60分/大人700円、小人(小学生)350円

◇ジャンボフェリー(坂手港行き)※高松東港発のみ

所要時間、料金ともにフェリーと同様です。

◇高速船(土庄港行き)

片道約35分/大人1,190円、 小人(小学生)600円

直島

高松港からは「宮浦港」と「本村港」の2つにアクセスできます。

◇フェリー(宮浦港行き)

片道約50分/大人520円、小人(6歳~12歳)260円 ※往復割引:大人990円

◇高速船(宮浦、本村港行き)

片道約30分/大人1,220円、小人(6歳~12歳)610円

※高松⇒直島(本村)便:土日祝日月曜日のみ運航。高松発本村経由は1日1便のみ。

豊島

高松港からは「家浦港」と「唐櫃港」の2つにアクセスできます。唐櫃港行きは2020年11月まで運休のため、最新情報をご確認ください。

◇高速船(家浦、唐櫃港行き)

片道約35分/大人1,350円、小人(6歳~12歳)680円

3つの島周遊ルート【小豆島~豊島~直島】

小豆島~直島間は直行便がない ため、3つの島をすべて周るなら豊島を経由する必要があります。まずは高松から小豆島、もしくは直島へと向かい、目的や滞在日数に合わせて豊島に渡りましょう。

◇小豆島(土庄)⇒豊島①唐櫃

フェリー:片道約30分/大人490円、小人250円

高速船(旅客船):片道約20分

◇小豆島(土庄)⇒豊島②家浦

フェリー:片道約50分/大人780円、小人390円

高速船(旅客船):片道約35分

◇豊島(家浦)⇒直島①宮浦

高速船:片道約20分/大人630円、小人(6歳~12歳)320円 ※運航曜日にご注意ください。

◇豊島(家浦)⇒直島①本村

所要時間、料金は上記と同様です。※土曜日~月曜日、祝日運航

小豆島おすすめモデルコース

瀬戸内海の島で淡路島に次いで2番目に広いとされる小豆島。 バスやレンタカーを有効活用 すれば、日帰りでも主要スポットを周ることができます。アート作品は名所の近くにひっそりと佇んでいる場合も。観光しながら写真スポットを周っていきましょう。

【日帰り】定番の2大スポットを制覇

1つ目は「天使の散歩道」とも呼ばれる 「エンジェルロード」 。干潮時に現れる砂の道で、小豆島の必見フォトスポットのひとつです。「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」という言い伝えがあり、恋人の聖地として知られています。

2つ目は風車が目印の 「道の駅小豆島オリーブ公園(オリーブ園)」 。地中海性気候に恵まれた小豆島では明治時代からオリーブを栽培しており、島の名物として長く親しまれています。オリーブの歴史に触れ、グルメや風景を満喫できる人気スポットです。

土庄港から小豆島オリーブバスに乗る

土庄港、もしくは路線バス「小豆島オリーブバス」の公式サイトで時刻表や路線図を確認できます。エンジェルロードは港からバスで10分ほど、オリーブ園は30分ほどでアクセスできます。土庄港のシンボルでもある「太陽の贈り物」も、小豆島のアート作品のひとつです。

エンジェルロードへ

あらかじめ土庄港でエンジェルロードの 潮見表 をゲットしましょう。 日によって異なるので、干潮時刻に合うようにスケジュールを組む 必要があります。潮見表は土庄町商工観光課の公式サイトでも確認できます。干潮時刻が午後の場合は、先にオリーブ園に行くのが良いでしょう。

>バス停:田ノ浦映画村線「国際ホテル(エンジェルロード前)」

小豆島国際ホテル方面に5分ほど歩くと到着です。砂の道を歩いて向こう岸へと渡りましょう。全体を撮影するなら、エンジェルロード入口の階段を上がった「約束の丘展望台」がおすすめ。観光客でにぎわうので、混雑を避けるなら 平日や午前の早い時間が狙い目 です。

オリーブ園でランチ

エンジェルロードから30分ほど、同じ田ノ浦映画村線を利用して行けるオリーブ園。 「サン・オリーブ」のバス停が最も公園に近い ですが、他の路線でもアクセスできます。

>バス停:田ノ浦映画村線「サン・オリーブ」/坂手線、南廻り福田線「オリーブ公園口」

園内はハーブ園や広場、体験施設やお土産屋もあるので、休憩や買い物を兼ねて2時間ほど過ごすことができます。

レストランではオリーブを使ったグルメが目白押し! オリーブのソフトクリーム は濃厚でクセがなく、特に女性に人気があります。海と緑を一望できる「オリーブパレス RestleA」では、名産品を使ったパスタやそうめんランチが楽しめます。オリーブオイルと塩で味わう付け合わせのフランスパンも絶品で、オイルの美味しさを存分に感じられます。食後には 名産品がそろうショップ でお土産選びも忘れずに。

港周辺でお土産探し&『迷路のまち』散策

土庄や池田、草壁など主要港には観光センターや市場があるのでお土産の買い足しにも便利。定番の名産品がまとまっていて、船の乗り場に近いのが利点です。

出発まで時間があれば、港に直行せずに 土庄本町周辺で寄り道 も◎。セレクトショップ「セトノウチ島モノ家」では、食品だけでなくちょっと珍しい雑貨のお土産も並びます。

路地が洞窟のようにつながっている『迷路のまち』 も近くにあるので散歩してみましょう。入場料300円、利用可能時間は10:00~16:30で休業日は下記のカレンダーを参照してください。

【宿泊】島グルメ探訪&ホテルでゆったり

柑橘類やオリーブがよく採れるだけでなく、醤油の代表産地でもある小豆島。1日以上の滞在なら、グルメとホテルステイを楽しむのも島旅の醍醐味!2泊以上なら観光スポットに行くのは1日1つ~2つくらいにして、泊まりたいホテルをはしごしてもいいかもしれません。

草壁港を拠点にヤマロク醤油へ

>バス停:坂手線、南廻り福田線「安田上」、田ノ浦映画村線「安田」

車でのアクセスが便利で、バスの場合は「安田上」から徒歩約10分、「安田」から徒歩20分ほどで行けます。 もろみ蔵の見学や醤油の試飲 ができ、予約不要、見学料は無料です。併設の茶屋では、醤油プリンや焼き餅など香り豊かな手作りスイーツを堪能できます。

池田港周辺、小豆島ふるさと村、三都半島のアートスポット巡り

ヤマロク醤油から土庄港方面に行く途中に池田港があり、三都線に乗り換えれば「小豆島ふるさと村」にもアクセスできます。 ふるさと村ではカヤックやクラフト体験 ができ、キャンプ場やロッジなどの宿泊施設、レストランも充実。日本夕陽百選の高台に建つ「国民宿舎小豆島」も人気ホテルのひとつです。

三都線の「神浦西」方面に進めば、3つのアート作品を鑑賞 できます。バス停「市神子」近くの石彫作品『境界線の庭』、「神浦西」すぐのホルン型の巨大集音装置『潮耳荘』、そこから徒歩約15分のツリーハウス『自然の目「大地から」』です。レンタカーだと特に周りやすく、この順番で北上していくと池田湾の景色も望めますよ。

井上誠耕園らしく園でランチ&ショッピング

>バス停:坂手線、南廻り福田線、田ノ浦映画村線など主要路線「井上誠耕園らしく園前」

オリーブや柑橘類、海と山の幸を味わえる レストランに加え、ベーカリーも あります。オリーブオイル作りやテイスティングなどの体験(※)、農園散策もできるので家族旅行にもぴったり。食品や化粧品、雑貨、植物の直売など品揃え豊富なショップもぜひチェックしてみてください。

※2020年9月時点は中止。最新情報は公式サイトをご確認ください。

おすすめホテル①小豆島国際ホテル

>バス停:田ノ浦映画村線「国際ホテル(エンジェルロード前)」

エンジェルロードに一番近く、すべての客室から海 を眺めることができます。全室Wi-Fi完備で、和室からデザイナーズルーム、露天風呂付きの部屋まで幅広く選べます。夏季は、無料で利用できるガーデンプールもぜひ満喫しましょう。コース料理の夕食は島で採れたスモモのワイン、地魚のお刺身盛り合わせ、オリーブ牛の鉄板焼きなど島の名産品を堪能できるラインナップ。 大浴場もオーシャンビュー で、露天風呂はアルカリ性の小豆島温泉を楽しめます。

おすすめホテル②グリーンプラザ小豆島

>バス停:四海線「グリーンプラザ前」

土庄港から車で10分ほどの距離にあり、 送迎バス(無料)も予約 できます。時刻表は公式サイトの「交通アクセス」を確認しましょう。

露天風呂から瀬戸内海を一望でき、夜はしっとりと暗く、静かな海の景色を楽しめます。 特におすすめなのが朝風呂 で、早起きすればキラキラと光る海の絶景をひとり占めできることも。朝食は和定食やバイキング、夕食は鯛しゃぶなどの豪華な会席料理を選べます。

土庄最終日に立ち寄り!オリーブ温泉

>バス停:田ノ浦映画村線「ホテル松風(鹿島海水浴場前)」

天然温泉の露天風呂、ジェットバスやミストバスなど 約16種類のお風呂 を試すことができます。利用料金は中学生以上700円、5歳以上は350円で、100円で貸しタオルも購入可能。営業時間が長く、 10:00~24:00まで開いている のも人気の理由です。 土庄港との連絡バスもある ので、時刻表をチェックしてぜひ活用してください。

2泊以上の場合やリピーターの方はレンタカーで中山千枚田、兵庫の姫路港とをつなぐ福田港、岡山の日生港とをつなぐ大部港周辺を訪れるのもいいかもしれません。何度か行くうちに、自分のお気に入りルートやスポット、ホテルを見つけていくのも楽しいですよ。

直島おすすめモデルコース

日本の離島で最も現代アート作品が多いとされている直島。宮浦港(宮ノ浦)や本村港、ベネッセハウスミュージアム周辺など、 3つの主要エリアは町営バスや徒歩で観光 できます。見たい作品が多い人は2日あると無理なく周れますよ。バスはつつじ荘方面か、有価金属リサイクル施設方面の2つのルートのみです。

【日帰り】美術館&宮ノ浦エリア

有名建築家の安藤忠雄さん設計、直島を代表する2つの美術館をメインに、直島で外せないアートスポットに立ち寄ります。

主要港から美術館エリアへ

宮浦、本村のいずれからも一度 「つつじ荘」のバス停 に向かいます。ベネッセハウスミュージアムへは、そこから10分強歩くか ベネッセの無料シャトルバス を利用しましょう。地中美術館などの休館日は運行されず、時刻表は年や時期によって変わります。訪れる際は最新情報、徒歩ルートを確認しましょう。天気の良い日は、 つつじ荘から徒歩3分ほどの場所にある「南瓜」(草間彌生) で写真撮影も忘れずに!

ベネッセハウスミュージアム

大竹伸朗さんや杉本博司さん、アンディ・ウォーホルなど 名だたるアーティストの作品が展示されています。美術館周辺にも 屋外アート作品 が並ぶので、ぜひ散策してみてください。施設内には海を望むレストランとカフェがあり、瀬戸内の海の幸が味わえる会席料理、カレーやパスタなどのランチを堪能できます。

カフェ併設のミュージアムショップも必見で、書籍やTシャツ、アクセサリーなどアート雑貨が満載!長居したくなる見どころが集まっています。

地中美術館

安藤忠雄さん設計、自然光が差し込む地下空間 に作品が展示されています。クロード・モネの「睡蓮」シリーズ、ウォルター・デ・マリアやジェームズ・タレルの代表作が常設されていることでも有名です。館内の「地中カフェ」では、オリーブ牛のステーキピラフやライスバーガー、野菜プレートを味わえます。瀬戸内レモンのフレーバーティーやレモネードもおすすめです。 オリジナルグッズを販売しているショップ もお見逃しなく。

※入場チケット:2020年9月時点、オンラインにて完全予約制です。

町営バスで宮浦港に向かい、I♥︎湯へ

カラフルな外観にジャングルのような内装の「I♥︎湯」。 宮浦港から徒歩5分圏内 に位置する大竹伸朗さんのアート作品兼銭湯です。

ダイナミックな象のオブジェやモザイク画、ユニークな壁紙に囲まれて入浴 できます。番台に売っているポップな色合いのタオルやTシャツなど、オリジナルグッズも必見。帰りの船に間に合えば、 夜のライトアップも ぜひチェックしてみてください。

Cin.na.monでお茶or早めの夜ごはん

宮浦港から徒歩5分ほどの場所にあるカフェ&バーで、スムージーなど種類豊富なドリンク、日替わりケーキを楽しめます。 名物は魚介を活かした直島カレー 。たっぷりのルーで満足度の高い一品です。夜はパスタやドリア、離島の名前がついた珍しい焼酎も提供しています。

船の時間までは、フェリーターミナルの「海の駅なおしま」でお土産を見たりカフェでお茶したりして過ごせます。

【宿泊】本村でカフェ開拓&リゾートステイを満喫

2日ほどあれば主要の3エリアを網羅できます。 本村はカフェが多いので女子旅にも最適 。お店をリストアップして欲ばりに楽しみましょう!

本村港から歩いて家プロジェクトを目指す

>徒歩5分ほどで直島郵便局や町役場周辺へ ※宮浦港から来る場合はバスで「役場前」or「農協前」下車

空き家などを改修して作品化した7軒の「家プロジェクト」 は、観光客が絶えない直島の名所です。ポップなものが好きであれば大竹伸朗さんの「はいしゃ」、繊細な作品が好みであれば安藤忠雄さん設計の「南寺」など、実際に行って体感すべき空間が広がっています。

予約制の「きんざ」を除く共通チケット、1軒だけを鑑賞するワンサイトチケットもあるので、最新の開館カレンダーをチェックして散策しましょう。 合間にランチやお茶の時間を挟んで じっくり過ごせます。

おすすめカフェ①Konichiwa

本村港から歩いてすぐ 、海を望む小屋カフェです。エビの旨みが溶けこんだコンニチハカレーが人気で、パスタやオムライスなど日替わりメニューも充実。ブリュレなどのスイーツ、カフェドリンクやアルコール類もそろっています。

おすすめカフェ②あいすなお

バス停「農協前」から徒歩3分ほど 、本村港から徒歩5分圏内の場所にある古民家カフェ。玄米や野菜をじっくりと味わえるヘルシーメニューが並びます。豆腐や野菜を盛り込んだランチ「あいすなおセット」が定番で、そうめんセットもおすすめ。 季節限定の自家製豆乳アイス はやさしい甘さの逸品です。

おすすめカフェ③中奥

家プロジェクト「南寺」から徒歩5分ほど の隠れ家カフェ。とろっとろのオムライスや魚料理、キッシュなどのランチ、自家製シフォンケーキなどのデザートが楽しめます。夜はポテトサラダなどのおつまみ、ワインなど多様なアルコールメニューも提供しています。

おすすめの宿泊施設①直島ふるさと海の家 つつじ荘

>バスで「つつじ荘」へ

美術館エリアに建つ海沿いのゲストハウスで、 和風コテージ、モンゴル風テントのパオ、トレーラーハウス から選べます。敷地内にカフェがあり、事前予約で和朝食がつけられ、 夏の時期にはバーベキューも 満喫。グループ旅行にもおすすめです。

おすすめの宿泊施設②SANA MANE

>バスで「横防」へ

宮ノ浦エリアの リゾート型グランピング施設 「SANA MANE」。オーシャンビューのセミダブルとシングル、2つのルームタイプがあります。シャンプー類やドライヤー、タオルなどアメニティがそろい、無料Wi-Fiも利用可能。 徒歩8分ほどで「直島パヴィリオン」に行ける ので、夜のライトアップも見ることができます。

豊島おすすめモデルコース

直島諸島に属し、起伏の多い豊島。 小豆島と直島の両方にアクセスできる のも魅力です。島内はバス(島民優先)、もしくはレンタサイクルやレンタルバイクを活用しましょう。バスの時刻表は下記から最新情報をご確認ください。

【日帰り】美術館&棚田エリア

島を代表する人気の豊島美術館や自然派ランチ、棚田の風景を満喫できる定番コースです。 午前中は全身で体感する刺激的なアートスポットを訪れ、午後は島の自然に 浸りましょう。

心臓音のアーカイブ

>家浦~唐櫃路線のバスで「唐櫃港」へ

3つの部屋で構成された、 世界中の人々の心臓音を聞くことができる小さな美術館 。心臓音が流れる展示部屋、パソコンで検索して聞く部屋、自分の心臓音を録音する部屋があります。日常ではなかなか味わえない、 ランダムに流れるさまざまな脈拍音 に囲まれた異質な空間。言葉に表しがたい高揚感や緊迫感を、ぜひ実際に行って体験してください。唐櫃港からは徒歩約15分です。

ストーム・ハウス

>家浦~唐櫃路線のバスで「唐櫃岡集会所前」へ

実際に使われていた民家で、 嵐が過ぎ去るまでの約10分間を体感できるプログラム です。室内の照明や振動などを駆使して雨や稲妻、突風などを表現しています。呼び起こされる嵐の記憶と、その場の体験が混じり合う不思議な感覚に出会えるはずです。

島キッチンでランチ

>唐櫃港発家浦港行きバス「唐櫃岡集会所前」、家浦港発唐櫃港行きバス「清水前」

豊島美術館から徒歩10分強 の場所にあるカフェ。一流シェフ協力のもと、島のお母さんたちが地魚や島野菜を使ったメニューを提供しています。素揚げ野菜がのったキーマカレー、旬のお魚を使った島キッチンセット、レモネードや週替わりのデザートなど、どれも 素材の味を活かしたやさしい味わい 。オープンテラスではイベントが行なわれることもあります。

檸檬ホテル ※2021年3月まで休業中

>唐櫃港発家浦港行きバス「唐櫃岡集会所前」

レモン畑の中に佇む 「泊まれるアート作品」 で、アーティストのスマイルズが運営しています。施設内ではイヤホンガイドに従って進み、ペアで檸檬をほほにくっつけて写真を撮る「ほほ檸檬」の指令も。自撮りした写真をインスタグラムで発信するまでが作品とされています。 芸術祭の期間はカフェも 利用でき、豊島レモンを使った料理や自家製レモンサワー、レモンビールなどを味わえます。 1日1組だけ宿泊でき、予約が殺到 する人気ホテルとしても有名です。

ストーム・ハウス、島キッチン、檸檬ホテルはいずれも徒歩圏内 。豊島美術館へは、徒歩10分ほどでアクセスできます。

豊島美術館

>家浦~唐櫃路線のバスで「美術館前」へ

広大な棚田の一角に建つ「豊島美術館」。天井が一部くりぬかれたような設計で、そこから自然の光や音、風を取り入れ、水たまりや小さなしずくが床を這うように動いています。時間がゆっくりと流れていく穏やかな空気を感じながら、 建物と自然の融合 をじっくり味わってみてください。刺激的な作品をさくさく観たい人にはおすすめできません。 繁忙期は午前中に整理券がなくなる人気スポット なので、計画的に観光しましょう。

※入場チケット:2020年9月時点、オンラインによる事前予約制

豊島棚田プロジェクト(唐櫃棚田風景)

豊島美術館から歩いて5分ほどの高台 から、海に続くように広がる美しい棚田の風景を見ることができます。島の人々が声を上げ、「棚田プロジェクト」として休耕田の整備が行われました。朝は爽快な水田風景、夕方は海に沈む夕日が見られる豊島随一の絶景スポットです。

>帰りは家浦~唐櫃路線のバスで「家浦港」or「唐櫃港」へ

【宿泊】港町・家浦グルメ散歩&古民家ステイ

ちょっとマニアックなアートスポットを巡る 海沿いのコースです。夜は古民家の宿で島滞在を満喫しましょう。

トムナフーリ

>家浦~唐櫃路線のバスで「森万里子作品前」へ

日本を代表する現代美術家・森万里子さんの屋外アート作品。池に立つ 高さ3mのガラスの柱 で、研究施設のコンピューターと接続して発光するプログラムとなっています。唐櫃港と家浦港のちょうど真ん中に位置し、バス停から竹林の中を登っていきます。 急斜面もあるので歩きやすい靴で行くと安心 です。

海のレストランでランチ

>家浦~唐櫃路線のバスで「硯集会所前」へ

海沿いに建つドーム型のレストラン で、瀬戸内海のパノラマを堪能できるテラス席が人気です。豊島レモンをのせたピザ、新鮮な魚介や野菜を使ったパスタなど絶品イタリアンを味わえます。料理に使うハーブや旬の野菜は、敷地内のハーブガーデンや畑で栽培。 こだわりの食材と贅沢な海の景色 を楽しみましょう。

豊島横尾館

>バスで「家浦港」へ

「生と死」を主題とするアーティスト・横尾忠則さんと建築家の永山祐子さんによる空間作品 で、古民家を改修して造られました。建物にあしらわれた 色ガラス、点々と彩られた岩 などが目に飛び込んでくるように存在しています。スクリーンやガラス張りの廊下が広がる館内には、色彩豊かな平面作品がコラージュのように飾られています。 家浦港から徒歩5分ほど でアクセスできるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

針工場

豊島横尾館から歩いて10分ほどの場所にある、 アーティスト・大竹伸朗さんの空間作品 。家浦にあったメリヤス針の製造工場跡に、宇和島の造船所に放置されていた漁船の木型が融合する形で展示されています。木船は海を渡り、島民や製作スタッフ総勢70名の力で家浦港から運ばれました。 芸術祭の期間には夜間鑑賞ツアー が行われ、静かにライトアップされた幻想的な姿に。錆びついた工場空間、全長17mの木船の細部をじっくりとご覧ください。

ARUEIでディナー

家浦港から徒歩約5分、豊島横尾館からすぐ の路地裏に佇む一軒家のレストラン。海外経験の豊富なオーナーがふるまうトルコやスペインの料理が味わえます。ランチ、ディナーともに島野菜や地魚を活かしたコース料理を展開。ここでしか味わえない 異国料理×島食材の旬のメニュー を堪能しましょう。

おすすめの宿泊施設①古宿たかまつや

家浦港から徒歩約5分、豊島横尾館から50mほど の場所にある宿屋です。2階建てに広々とした和室が7部屋あり、エアコン完備でタオルやドライヤー、シャンプー類も利用できます。歯ブラシやパジャマはないので、事前の用意を忘れずに。 荷物預かりも柔軟 なので、ぜひ相談してみてください。食事はつかないので、ARUEIなど 近隣の飲食店を予約しておくと安心 です。

おすすめの宿泊施設②UKA HOUSE

家浦港から徒歩約15分、針工場から3分ほど でアクセスできる、「五穀と野菜料理うか食堂」に併設しているゲストハウス。 個室と一棟貸しから選べる ので、家族旅行やグループにもおすすめです。1日1組限定のため余裕をもって予約しましょう。冷蔵庫やトースター、ドライヤーなどの電化製品、シャンプー類などアメニティも備えられています。夕食は、うか食堂にて 野菜や穀物を使ったヴィーガン料理 をお楽しみください。

アートにグルメに自然。瀬戸内の離島で「お気に入り」を見つけよう

今回紹介した3島に限らず、どの島も地元愛にあふれ、訪れる人を楽しませる場所を生み出し、守り続けています。1回の旅行で多く周ろうとせず、好きなものをじっくり見て食べて、思いっきりくつろぐのも島旅の醍醐味です。この記事で気になったものがあれば、リストアップして自分だけの島マップを作ってみてもいいかもしれません。

「効率よく周りたい」「移動を楽にしたい」という人は観光タクシーを活用して、ドライバーと相談しながら巡るのもおすすめ。何度でも行きたくなるお気に入りの島や場所、お店にたくさん出会ってください。https://www.veltra.com/jp/japan/kagawa/shodoshima_naoshima_toyoshima_ogijima_megijima/

※展示内容や交通機関、施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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