景色&海鮮に感動!日本最東端の地「根室」のおすすめスポット5選
さんまや蟹など豊富な海産資源で知られる北海道の根室。札幌から道内を旅行しようとすると最も遠く感じる場所です。
しかし、それだけ遠いからこそ、たどり着いた時の喜びとそこで堪能する景色、海鮮などのご当地グルメにより感動できます。今回はそんな根室についてご紹介します。
はじめに
日本最東端の地として知られる最果て、根室。
札幌からのアクセスはあの稚内よりも時間がかかり、札幌市民でさえなかなか訪れるハードルが高いと言われています。しかし根室には息を呑むような絶景やここにしか根室のB級グルメ、新鮮な海鮮など魅力がたくさんあります。
今回はそんな根室の魅力を5つご紹介します。
根室のおすすめスポット5選
春国岱
春国岱はオホーツク海の海流により運ばれた砂が堆積して出来た「砂州」と呼ばれる地形に、 湖や森林といったさまざまな自然が混ざり合っている不思議な空間 です。
春国岱には第一砂丘、第二砂丘、第三砂丘の3つの砂洲があり、第一砂丘は1000から1500年前、第三砂丘の列は3000年前にできたとされています。
第一砂丘は国内最大級のハマナスの大群落があり、第二砂丘には砂丘上に生まれた、珍しいアカエゾマツの純林、第三砂丘には巨木が生い茂り、原始の森を感じさせてくれるなど、それぞれの砂丘によって特徴が異なります。
風蓮湖とともに、ラムサール条約登録湿地に登録されており、乗用車の乗り入れは入り口の手前まで、駐車場の整備も最低限と、自然保護が徹底されています。
春国岱の由来は、アイヌ語のスンクニタイ(エゾマツ)に由来するというわれています。実際に対岸の国道44号にある道の駅スワン44ねむろ付近から春国岱を眺めると、水面に浮かぶ森のように見え、砂丘のイメージとは異なり、豊かな原生林が広がっています。
風蓮湖
風蓮湖は別海町と根室市にまたがる汽水湖と湿原地帯です。
広大な風蓮湖一帯は手付かずの自然が今も残っており、数多くの野生動物や植物が生息しています。「ラムサール条約」登録湿地にもなっており、 時期になると白鳥を始め、多くの水鳥が飛来します 。
風蓮湖の名前の由来は、アイヌ語で「フーレ・ペッ」(赤い川)から来ていると言われています。
風蓮湖には道の駅「スワン44ねむろ」があり、根室名物のエスカロップにカキフライを加えたカキエスカや、花咲がにの釜飯など根室のソウルフードを堪能したり、温かい屋内から白鳥を観察することもでき、風蓮湖を堪能できる施設となっています。
納沙布岬
日本最東端の地として知られる納沙布岬は根室市内から車で約45分ほどのところにあります。納沙布岬には北方四島の返還を願って作られた石碑やモニュメント、そして北方四島の歴史を学ぶことができる根室市北方領土資料館があり、北方領土問題についてわかりやすく解説されています。
納沙布岬に来たらぜひ食べたいのが 鈴木食堂の生さんま丼 です。
根室で水揚げされた新鮮なさんまを生でお刺身としてご飯の上に乗せていただきます。
さんまは焼いて食べるものというイメージが強い人も多いと思いますが、ここの生さんま丼を食べたら、また食べたくなるほどの虜になること間違いなしです。
またセットで注文できる鉄砲汁にはこちらも根室名物の花咲がにが入っていて、大満足の一品です。
エスカロップ
エスカロップは、 ケチャップライスまたはバターライスにポークカツを乗せて、ドミグラスソースを掛けた根室を代表するB級グルメ です。
ケチャップライスなのが赤エスカ、バターライスなのが白エスカと言われており、 主流なのは白エスカ です。
根室でエスカロップを食するなら、ニューモンブラン、どりあんの二店がおすすめです。
ニューモンブランはエスカロップを生み出したお店として知られており、元祖エスカロップの味を今に伝えています。昭和の喫茶店の佇まいで落ち着いた雰囲気ので温かみのある照明とソファが落ち着きます。
どりあんは古き良き喫茶店の雰囲気が残り、地観光客にも人気のお店です。
バターライスを覆い尽くす大きさのボリューム満点のトンカツが特徴で、デミグラスソースもカツの端から端までしっかりとかけられています。
根室はなまる
根室はなまるは、札幌や東京にも系列店を展開するお寿司チェーン店です。
系列店の四季はなまるとともに、札幌ではトリトンに並ぶ有名なお寿司屋さんとして毎日行列を作るほどの人気店です。
その根室はなまるの本店はその名の通り根室に有り、 根室の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルに頂くことができます 。
札幌でもかなり美味しい根室はなまるのお寿司ですが、根室本店はやはり鮮度が違うと言われ、アクセスの難易度は高いですが、多くの人でいつも賑わう人気店です。
根室本店でしか食べることのできない限定メニューもありますよ。
まとめ
今回は最果ての地感満載の根室と周辺のおすすめスポットを5つご紹介してきました。
根室に行くには札幌と東京からであれば中標津空港まで空路もありますが本数が少ないため、JRや釧路からのレンタカーなどしっかりとした計画を立てていくことをおすすめします。
やってみよっか?