【エジプト】カイロから日帰り観光!アレクサンドリアおすすめスポット9選
エジプト北部、地中海沿いにあるエジプト第2の都市アレクサンドリア。
カイロから陸路で3時間、空路で1時間で到着可能で、日帰り旅行もできます。
今回は、エジプト在住筆者がアレクサンドリアでのおすすめ定番観光スポットをご紹介します。
- エジプト
- 1日以上
- 10,000円以下
エジプト旅行で人気があるカイロやルクソールと比べると、外国人観光客にあまり知られていないアレクサンドリア。
2000年前には世界の中心都市だったため、今もなおギリシャ・ローマ時代の名残があり、歴史が深く様々な文化が混ざった街になっています。
カイロからも2、3時間で行ける距離なので、実は 日帰り観光にぴったりの地域 なのです。
今回は、そんなアレクサンドリアでのおすすめ観光スポットをご紹介します。海岸沿いと内部に分けていますので、効率よく回ってみてくださいね。
カイロからの移動方法もリストアップしますので要チェックです!
海岸沿い観光スポット5選
コルニーシュ
アレクサンドリアにきたら忘れてはいけないのが、コルニーシュと呼ばれる海岸通りです。
30キロ以上の海岸線が続いていて、いつも大勢の観光客や地元の人で賑わっています。 人気ホテルやお洒落なレストラン、カフェのほとんどはコルニーシュ沿い にあります。
ジョギングやウォーキングをしたり、海沿いに座っておしゃべりをしたり、優雅でのんびりとした雰囲気が味わえます。夕暮れ時には美しい夕日も見られます。
波の音や潮の香りが癒しになるので、ぜひ散歩を楽しんでみましょう!
カイトベイの要塞
アレクサンドリアの一番有名な歴史的観光スポット。
世界の七不思議のひとつであるアレクサンドリアの大灯台の跡地に、スルタン・アシュラフ・カーイト・ベイによって建てられた要塞。
青い地中海と、要塞の白い石壁のコントラストが美しい です。外観はもちろん、内観も迷路のような道が続き、冒険をしている気分になれます。
- 開館時間:8:00 ~ 17:00
- 料金:60EGP(エジプトポンド)(約260円/2023年1月18日現在)*学生は10EGP(約40円/2023年1月18日現在)
アレクサンドリア図書館
2001年にオープンした新アレクサンドリア図書館は、アレクサンドリアの比較的新しい観光スポットです。外壁には世界各地の文字が刻み込まれていて、斬新なデザインが目をひきます。
11階建ての巨大な建物内には、プラネタリウムや考古学博物館まで入っていて見所がいっぱいです。
- 営業時間:10:00~19:00(現在 金曜日は休業、土曜日は14:00まで に変わっていますのでご注意を。)
- 料金:70EGP(約300円/2023年1月18日現在)*学生は10EGP(約40円/2023年1月18日現在)
モンタザ宮殿
19世期末のムハンマド・アリ朝のアッバース2世により建造され、 イタリアフィレンツェのベッキオ宮殿を模倣し造られた ようで、とても美しい外観です。
現在、中は高級ホテルとなっていて特に見るものはありませんが、公園やカフェが隣接されていてゆっくり過ごすことができます。
- 開館時間:8:00~24:00
- 入場料:25EGP(約110円/2023年1月18日現在)
海鮮レストラン
地中海沿いで食べておきたいのが、やはり シーフード 。
コルニ―シュ沿いには雰囲気の良いシーフードレストランが連なっていますが、おすすめなのがこちらのレストラン『 Fish Market Marina 』。
日本人観光客も良く訪れる有名店なので、メニューに困ったら店員さんに尋ねてみましょう。
内部観光スポット4選
ローマ円形劇場
世界のあちこちの観光地で見るローマ時代の遺跡で、必ず目にするのが円形劇場。
こちらはローマ帝国時代(2世紀ごろ)に建てられた劇場跡で、 階段状の観客席が半円形に残っています 。共同浴場の遺跡などもあり、アレクサンドリアの人気観光地になっています。
アレクサンドリアの中心駅であるマスル駅のすぐ近くなので、ぜひ寄ってみましょう。
- 開館時間:8:00 ~ 17:00
- 入場料:20EGP(約90円/2023年1月18日現在)
ポンペイの柱
ローマ皇帝のディオクレティアヌス帝の記念碑として建てられたと言い、高さ約30m、重さは約300tに及びます。
図書館の400本の柱の一つで、エジプトの南部アスワンから持ってこられた という諸説があります。
住宅街の中にそびえたつ1本の巨大な柱は、周りの景色とはミスマッチな感じが面白いです。ふもとには、ローマの柱を守るスフィンクス像も見られ、なんとも不思議な光景です。
- 開館時間:9:00 ~ 16:30
カタコンベ
カタコンベ(catacombe)とは地下にあるお墓のことで、アレクサンドリアのカタコンベは、 地下3階建ての建物で深さは30メートル あります。
地上はとても暑かったのに比べ、地下は冷房があるかと思うくらい温度差がありとても涼しいです。とても暗く、ミステリアスで厳粛な雰囲気も漂います。
元々は裕福な一家の私的な墓所でしたが、三世紀以降は共同墓地として拡張され、300体以上のミイラが埋葬されていたと言います。
- 開館時間:9:00~16:00
- 入場料:80EGP(約350円/2023年1月18日現在)
アブル・アッバースモスク
アブル・アッバースモスクは、カイトベイ要塞の近くにありアレクサンドリアで最大のモスクです。
イスラム教徒でなくても内部の見学は可能ですが、 男女は入り口が別 になっているので気を付けましょう。
また、お祈りの場ですので、半そで短パンなど 露出の多い服装は避けましょう 。
なお、一日五回ある 礼拝のタイミングには観光客は入場できない のでご注意下さい。
カイロからの移動方法
カイロからは、 飛行機、バス、鉄道 で行くことができますが、飛行機の場合 カイロ空港はカイロ市内からは少し離れた場所にある ので、市内から向かう場合はあまりおすすめしません。
バスの場合、いろんなバス会社がありますが Go bus が筆者おすすめ。
ホームページから オンラインで予約可能(英語ページ有り) なので、安心してチケットが取れます。
カイロの観光中心地タフリールから出発するので便利です。片道3時間、料金は85EGP(約380円/2023年1月18日現在)からと、格安。早朝から深夜まで運航していますよ。
鉄道の場合、 ラムセス駅から こちらも3時間。バス同様にコストパフォーマンスも良く、市内発市内着で便利で、何より 駅がわかりやすい のが有難い点です。
チケットは駅の窓口で購入しましょう。
※今年より、 外国人のチケット購入はドル払い に変更になっているようなので、注意してください。
バスも鉄道も、席がエコノミーやデラックスなど位が分かれています。そんなに値段も変わりませんので、席幅が広く車体も綺麗で、乗客層も良いリラックスできる 最上級のシートを選択されることをお勧め します。
いかがでしたか?
エジプトなのにエジプトっぽくない、ギリシャ・ローマとエジプト文明の融合が感じられる、魅力溢れるアレクサンドリア観光に行ってみませんか。
やってみよっか?