温泉王国!雄大な自然が満喫できる北海道のおすすめの温泉4選
北海道は知る人ぞ知る温泉王国。豊富な泉質の種類と潤沢な湯量を誇り、源泉掛け流しが当たり前なのが北海道の温泉。大自然と一体化したような雄大な温泉がたくさんあるのも北海道の温泉の魅力です。
今回は北海道のおすすめの温泉をご紹介します。
はじめに
日本で有名な温泉といえば関東地方なら草津温泉や鬼怒川温泉、関西では有馬温泉や城崎温泉などが挙げられます。また大分県の別府温泉や由布院温泉も有名です。
しかし、北海道にはそれらの温泉にも勝るとも劣らない素晴らしい温泉がたくさんあります。
今回はそんな北海道の温泉を4つ紹介します。
北海道のおすすめの温泉4選
阿寒湖温泉
阿寒湖周辺から良質な温泉が多く湧き出しており、温泉旅館もさまざまなタイプのものがあります。
泉質は、万人のための湯と言われています。万人の湯と呼ばれる由来は 無臭無色透明という泉質と広範囲に柔らかな効果が期待できる効能から です。
単純温泉で無味無臭のためお湯に浸かると「あれ?これ本当に温泉なの?普通のお湯じゃない?」と感じる人もいると思います。
そう感じた時は肩までしっかり10分は温泉に使ってください。そうすれば温泉を上がった後に中々身体が冷めずいつまでもポカポカしているのがわかると思います。
阿寒湖クルーズで訪れることができるチュウルイ島には、マリモ展示観察センターがあり、さまざまな大きさのマリモを見ることができます。
温泉街にはアイヌ文化を反映するお土産が立ち並び、温泉街にあるアイヌコタンは北海道最大級のアイヌの集落で、アイヌの伝統舞踊を見たり、アイヌ料理を食べたりすることもできます。
十勝川温泉
十勝川温泉は帯広市の北、音更町にあります。
泉質は弱アルカリ性低張性高温泉で、肌に触れるとぬめりけの有る温泉で、モール温泉と呼ばれる泉質です。
「モール」とは英語・ドイツ語で「湿原」という意味で、 モール温泉は泥炭などに由来する腐植物を含むアルカリ性の温泉のこと です。
数百万年前の十勝平野は大きな内湾で、周辺には湿原が存在し泥炭が堆積していました。
その泥炭が変化したものが亜炭で、平野の地下深くの亜炭を含む地層から湧き出ているのがモール温泉となっており、植物性の有機物を多く含んでいます。
モール温泉は、モール浴のように直接成分を肌に塗りこむものではないため、その成分濃度はわずかですが、モール浴同様に 美肌効果がある と言われています。
十勝川温泉では夏には十勝川ネイチャーセンターでは熱気球に乗ったり、十勝川をクルージングしたり、カヌー乗ったりとアクティビティも充実しています。
また帯広市内から近いため、豚丼やインデアンのカレーなど帯広の名物を堪能することもできます。
豊富温泉
豊富温泉は、日本最北の温泉街で稚内の少し南に位置しています。
飲み方は「ほうふ」ではなく「とよとみ」と読みます。
豊富町は酪農が有名で北海道のご当地コンビニセイコーマートで売られている牛乳はこの豊富牛乳を使っています。
泉質はナトリウム塩化物泉と、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉の2種類の泉質です。
源泉温度41〜42°Cで、わずかに黄濁し、井戸からは石油や天然ガスとともに湧出してくるため、油分を含み、石油臭があります。この 石油臭がある温泉は全国的に珍しい特徴 となります。
川湯温泉
川湯温泉は釧路と網走の真ん中あたりに位置する弟子屈町にあり、近くには摩周湖があります。
川湯の名は、アイヌ語の「セセキペツ」(お湯の川)を意訳したものといわれていて、温泉街のなかを高温の温泉川が流れています。
川湯温泉の泉質は強酸性の硫黄泉が湧き、その良質の温泉は 『北の草津』とも呼ばれる程 です。
川湯温泉街の中でも特に酸性の強い湯として知られているのが「お宿欣喜湯(おやどきんきゆ)」で、ここのpHはなんと、 pH1.73 !
あの草津温泉でもpH値2.05なので、川湯温泉の方が草津温泉よりも酸性が強く、レモン果汁と同じくらいの酸性です。
まとめ
北海道のおすすめの温泉を4つ紹介してきました。アクセスは簡単ではないところも多くありますが、それでも訪れて欲しいと思えるほど、すばらしいところばかりです。
もちろん今回紹介できていない名湯もあるので気になった方は是非調べてみてください。
やってみよっか?