これが博物館?純白のアウトドア大理石博物館「未来心の丘」
瀬戸内に浮かぶ9つの島。広島県尾道市から始まり愛媛県今治市までつながるしまなみ海道は瀬戸内に浮かぶ島々を橋で繋いで作られています。
しまなみ海道自体は有名ですが、その島々に何があるのか知っている人はそんなに多くないのではないでしょうか。
今回はその島々の一つ、ちょうどしまなみ海道の真ん中あたりに位置する生口島という島にある大理石博物館についてご紹介します。
未来心の丘
「未来心の丘」とは
未来心の丘とは、 生口島の耕三寺博物館の中にある大理石でできた大きなアート です。
世界を舞台に活動されている 彫刻家 杭谷一東(くえたにいっとう)氏 によって制作されました。アートはすべてイタリアで採掘された大理石を使って作られており、色はすべて白に統一され、まるで ギリシャのサントリーニ島 を思い起こさせます。
アクセス方法
未来心の丘はしまなみ海道にある生口島に存在します。
アクセス方法は、車、バス、電車、船と多様です。 車で行くのが乗り換えもなく一番簡単な方法ですが、尾道駅から耕三寺博物館までの直通バスや尾道港から瀬戸田港まで船で移動する方法もあります。たまには船旅に挑戦してみるのもまた楽しそうですね。
近くには普通車40台用の無料駐車場も設置されています。
未来心の丘の見どころ
広さ5000平方メートルというサッカーコートくらいの広さがある未来心の丘には見どころがたくさんあります。
フォトジェニックで神秘的
博物館というと、展示物には触れないところが多いですがここはすべてのアートに触れることができます。 実際に肌で触れて、自然と一体となり、それぞれの想像をふくらませながら体験することができる、新しい形の博物館です。
アートはすべて白で統一されており、特に天気の良い日はまぶしくて目がくらむ程です。
実は、未来心の丘は仏教と深く関係している場所でもあります。というのも、こ の場所は浄土真宗本願寺派の寺院・耕三寺の「耕三寺博物館」の一部 として作られました。
そのため、敷地内では未来心の丘の他に、 国登録有形文化財 に指定されている数々の堂塔も見ることができます。
海外を思わせる未来心の丘と対照的に日本を感じさせる堂塔たち、その2つの世界を同時に楽しむことができるのは耕三寺博物館ならではの魅力です。
見た目はまるで海外を思わせる未来心の丘ですが、各モニュメントは仏の世界を守護する十二天にちなんでいるそうです。
モニュメントの一つ一つにそれぞれの意味があり、見つけるたびについついパワーをもらいに駆け寄ってしまいます。
そして丘の一番高いところまで登ると、そこからは瀬戸内の島々を一望することができ、それはそれは絶景です!
未来心の丘を訪れるときは、ぜひサングラスを持参することをおすすめします。きっと皆さんが想像している以上にまぶしいです。そして服装は、白以外のはっきりとした色合いの服を選ぶと、モニュメントと同化せずにより素敵な写真が撮れることと思います。
疲れたらカフェで一休みも
未来心の丘の中には「カフェクオーレ」というカフェがあります。
その外観、内装にもたくさんの大理石が使われており、まるで海外のカフェに来たような気分を味合わせてくれます。
未来心の丘はすべて屋外のため、天気の良い日や夏は特に疲れやすいです。休憩もかねてぜひカフェに立ち寄ってみてください。
基本情報
開館時間:9:00~17:00 年中無休
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
お問い合わせ:0845-27-0800
入館料:一般1400円、65歳以上1200円、大学生1000円、高校生800円、中学生以下無料
今週末は隠れ観光スポットへ
未来心の丘は海外に自由に行くことができない今、国内で海外気分を味わうことができる一つの場所です。
未来心の丘のみならず、しまなみ海道には他にもたくさんの見どころがあります。
暖かくなってきたこの季節、しまなみ海道の旅に出てみませんか?
やってみよっか?