【日本橋で七福神巡り】7つの神社と七福神について徹底解説|東京散歩にでかけよう
初詣に神社に行くという方は多いと思いますが、七福神巡りはしたことがないという方も多いのではないでしょうか?
最近ではお出かけのついでにフラっと立ち寄ったり、観光の際に巡る機会も増えてきました。
日本橋七福神巡りは歩きで1時間ほどで回れる日本一短いコースとして有名で、気軽に参拝することができるのでおすすめです。神様と繋がった証になるという御執印を集めて帰るのも記念になりますよ♪
七福神とは?七福神それぞれの特徴について
弁財天
弁財天(べんざいてん)は七福神の中で弁財天は 唯一の女神 で、元々はインド河の神でした。
日本に伝わった後、「弁財天」と呼ばれるようになり、 芸術・財宝 を授けてくださる神となりました。 愛嬌縁結び・知恵財宝 の徳があると言われています。
福禄寿
福禄寿(ふくろくじゅ)は、幸福の福に身分を表す禄、寿命を表す寿が名前の由来となっている、中国の道教の長寿神です。
長い頭と長い顎鬚、大きな耳たぶが特徴で、年齢は千歳にもなるそう。
長寿と幸福の徳 を持ち、 招徳人望の神様 として崇められています。
毘沙門天
毘沙門天(びしゃもんてん)は、七福神の中で唯一 武将の姿 をしている四天王の一仏で、別名「多聞天」といいます。
右手には宝棒、左手には宝塔を持ち、邪鬼天の邪鬼を踏みつけています。 融通招福の神 として信仰されています。
布袋尊
布袋尊(ほていそん)は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身と言われており、いつも笑顔を絶やすことなく人々に接し、信仰の厚い人に対して宝物を与えていたそうです。
夫婦円満、子宝の神、笑門来福 として信仰されています。
恵比寿天
恵比寿天(えびすてん)は七福神の中で唯一の日本の神様で、二神である「いざなみ」と「いざなぎ」の第三子と言われています。
満三歳になっても歩かなかったことが原因で、船に乗せられてそのまま捨てられてしまい、その後漂着した浜達の手によって手厚く崇拝されたのが、信仰のはじまりだそう。
右手には釣竿を持ち、左手に鯛をかかえた 漁業の神 で、特に 商売繁盛 の神様として信仰が厚いです。
大黒天
大黒天(だいこくてん)は、大自在天の化身とも言われ、一度仏となったものの人々に福徳を与えるために再びこの世に現れたと言います。
大きな袋を背負って打出小槌を持ち、頭巾をかぶった姿が一般に広く知られていて、 農業などの大地を掌握する神様 です。
財宝、福徳開運 の神様として崇められています。
寿老人
寿老人(じゅろうじん)は、福禄寿と同じく星の化身です。
にこやかな表情で、手には巻物を括った杖と団扇や桃などを持ち、鹿を従えた姿が広く知られています。
団扇は難を払い、桃は長寿の印で、鹿も長寿の象徴だそう。 長寿延命、富貴長寿 の神として崇められています。
日本橋七福神巡りの神社7つをご紹介
先ほど紹介した七福神がそれぞれの神社に祀られています。ここでは、それぞれの神社についてご紹介していきます。
小網神社
健康長寿で知られる「福禄寿」と学芸成就・財運向上の「弁財天」 が祀られています。
稲荷大神を主祭神とし、文政元年(1466年)に悪疫鎮静の神として鎮座した歴史あるお社です。
昭和4年に建立された社殿が戦災を免れたり、小網神社の御守を受けて戦地へ向かった兵士達が全員無事に帰還したことなどから、 近年では「 強運厄除の神 」として信仰を集めています。
小網神社
- 所在地:中央区日本橋小網町16-23
- 電話番号:03-3668-1080
茶ノ木神社
かつて社の周囲に茶ノ木がぐるりと植えこまれており、見事に生い茂っていたことがその名の由来です。下総(千葉県)佐倉の城主堀田家の屋敷神として「 布袋尊 」が祀られています。
優しい笑顔の布袋尊は、 防災と福徳円満の神様 として知られ、この屋敷内や町方にも火災が無かったことから、 火伏せの神 としても崇拝されています。
茶ノ木神社
- 所在地:中央区日本橋人形町1-12-11
宝生弁財天 水天宮境内
久留米藩第9代藩主の有馬頼徳公(ありま よりのり)が、加賀 藩第11代藩主、前田斉広公(まえだ なりなが)と、宝生流能楽の技を競った際、弁財天に願かけをして見事に勝利したことがきっかけで「宝生弁財天」と敬われています。
毎月5日だけは町民にも参拝が許されており、当時から多くの人々に愛されてきた日本橋七福神を代表するお社です。
芸事・金運・学業のご利益
で知られ、現在も信仰されています。
水天宮は、 子授け・安産 のお宮としても有名で、毎月戌の日は大変賑わい入場制限が設けられることもあるそうです。
宝生弁財天 水天宮境内
- 所在地:中央区日本橋蠣殻町2-4-1
- 電話番号:03-3666-7195
松島神社
口伝によると、創建は鎌倉時代の元亨(1321年) 以前と推定されています。
祀られている大国神は、「 大黒天 」が元となっており、 破壊と豊穣の神 として信仰されていました。現在は、豊穣の面が残って、大黒様として親しまれています。
御祭神は大国主神をはじめとした、 神格の高い神様が14柱 と他社に比べて多いのが特徴です。
松島神社
- 所在地:中央区日本橋人形町2-15-2
- 電話番号:03-3669-0479
末廣神社
延宝3年、社殿修復の際に中啓(末廣扇)が見つかったことが名前の由来です。
多聞天の異名を持つ「 毘沙門天 」が祀られており、 世界の守護神で福徳を授ける神 とも言われています。
毘沙門天のご利益として有名なのが 勝運向上 ですが、その昔に疫病鎮めの信仰も集めたことで 病気平癒 はもちろん、 財運向上、福徳繁栄、厄除 、など多聞天の異名の通り、現在ではさまざまなご利益を求めて参拝する人が多いです。
末廣神社
- 所在地:中央区日本橋人形町2-25-20
- 電話番号:03-3667-4250
笠間稲荷神社
江戸時代末期 安政6年(1859年)、笠間藩主の牧野貞直が、日本3大稲荷の一つである常陸笠間神社の御分霊を江戸下屋敷(当地)に奉斎したのが始まりです。
それ以来、 五穀や水産、殖産の守護神 として信仰を集めました。
長寿の神である「 寿老人 」が祀られており、 幸運の神、お導きの神 として、人々の運命を開拓して下さる福徳長寿の守護神とされています。
笠間稲荷神社
- 所在地:中央区日本橋浜町2-11-6
- 電話番号:03-3666-7498
椙森神社
創建は約1千年前で、天慶3年(1940年)田原藤太秀郷の討伐祈願や、太田道灌の雨乞い祈願などの記録が残る歴史ある社です。
「 恵比寿様 」が奉られており、はじめは豊漁の神様として信仰され、後に「えびす顔」と言う通り 商売繁盛の神 様へと変化しました。
江戸時代には新橋・烏森神社、神田・柳森神社と共に「江戸三森」として信仰されました。毎年10月19日・20日に行われる恵比寿神大祭は大盛況です。
椙森神社
- 所在地:中央区日本橋堀留町1-10-2
- 電話番号:03-3661-5462
今年は七福神に会いに行こう♪
さまざまなご利益のある七福神は、日本一短いコースで周れる日本橋七福神巡りでコンプリートするのがおすすめ。
1時間ほど歩けば参拝できるので、お出かけや買い物のついで、観光にも気軽に訪れることができますよ♪
出典・参考
やってみよっか?