新装オープンのカフェ|3つの視点で個性&魅力を徹底特集
海外旅行や遠出が以前のように出来なくなってしまった今、自粛生活も長引き、心を開放できる場所をお探しではないですか。
そんな時は、カフェでホッと一息付きながらひと味もふた味も違った体験をしてみませんか。この記事では、3つの視点から個性溢れるカフェをご紹介します
インテリアがお洒落でインスタ映えするカフェ
NIKKA BLOCK Café (ニッカブロックカフェ)原宿
カフェの特徴、説明
2020年3月に世界の多様文化が集まる 「原宿」 に新しくオープンしたのが、この NIKKA BLOCK Café 到着すると目にも鮮やかな ウォールアートやインテリア が目に飛び込んできます。色鮮やかでビビットな色彩で、何とも不思議な絵やパターンが心地よくも 日常とは異なる空間 へ誘い込みます。
椅子の形や使用されている材料も、目に新しく面白みさえ感じるでしょう。
それもそのはず。このカフェは 「リフォーム会社がカフェを開いたら」 をコンセプトに、原宿という文化発信地でも埋もれないような 「多様性」 を追求したビジュアルにこだわった結果です。
アールブリュット と呼ばれる芸術作品を中心にアレンジされたカフェ内装や、遊び心溢れたインテリアにも注目して、 ポップなカフェタイム をお過ごしいただけます。
アールブリュット
アールブリュットとは、 「生(き)の芸術」 というフランス語で、正規の芸術教育を受けていない人による、 自由で無垢な芸術作品 のことです。1945年にフランス人画家ジャン・デュビュッフェが創り出した言葉で 英語では「アウトサイダー・アート」 と訳されています。
NIKKA BLOCK Café では、本社のある名古屋の養護施設の生徒による展覧会をたまたま訪れた際に作品たちに感銘を受け、カフェインテリアのデザインにぜひ活用したいと思ったそうです。
インテリア
カフェの正面入り口には 静岡県「富岳会」の絵画療育作品 を採用しておりインパクトは絶大です。また、外壁や机、椅子には展示会で見た名古屋市の天白養護学校の生徒の作品をニッカブロックに印刷し、ふんだんに使用されています。
椅子やテーブルにはニッカブロックだけではなく、バスタブやトイレの便器部分を利用したものもあり 遊び心満点 です。2階のイートスペースには 電源コンセント もあるので、PCを使ってちょっとした仕事やスマホ充電もできます。
看板メニュー、おすすめメニュー
ココナッツサバカレー や ガパオライス など約5種類のライスディッシュは全て店内仕込みで真心を込めて調理しています。サラダ、デザート、カフェメニューも充実していることはもちろん、 アルコール類 も提供しているのが嬉しいですね。
REWILD OUTDOOR TOKYO 日本橋
カフェの特徴、説明
2020年6月にビジネス街の真ん中日本橋に誕生したのが、まるで森の中で過ごしている錯覚を起こしてしまうようなキャンプ体験が出来るカフェ REWILD OUTDOOR TOKYO です。
以前より千葉県で「初心者でも楽しめる」と「音楽を楽しむ」の2つのコンセプトでグランピング・アウトドア施設を運営している「REWILD(リワイルド)」が、今回3つ目の場所として東京・茅場町に、 森で遊んでいるような感覚になれるアウトドアカフェ をオープンしました。
本物のキャンプ場のような内装と演出
そうは言ってもスペースの限られている茅場町のビジネス街。周辺にもオフィスビルが並んでいます。その限られた空間の中でも、まるで 大自然の中に瞬間移動 したような演出が節々に施されています。
カーペットの 緑色 にはじまり、天井からも沢山の 緑色が生い茂り 所々に 大木 が生えています。
また、店内には 焚き火 や実際に食材を バーベキュー調理 できる焼き場があり、「カフェ」という言葉には収まりきらないほどの仕掛けです。 ハンモック で休む事もできますし、 コミュニケーションスタッフ も常駐しているので調理のアドバイスなどを伺いながら 会話 も一緒に楽しむことも可能です。
看板メニュー、おすすめメニュー
11時から14時は 朝食&ランチタイム でアウドドア感たっぷりの ホットサンドやこだわりのコーヒー を提供しています。14時から22時の ディナー&キャンプタイム はバーベキューにピッタリのボリュームたっぷりの ベーコンやソーセージ をご用意しています。 調理体験をしながら 食べることができ、通常のレストランでの食事とはひと味もふた味も違った気分で味わえます。
一人でも気兼ねなく行ける、ゆったりできるカフェ
attic room 靖國外苑
カフェの特徴、説明
靖國神社は2019年に創立150年の節目の年 を迎えました。この記念事業の一つ「外苑整備工事」の一環として、外苑内に休憩所として新しいカフェがオープンしました。
約100席の広々としたスペースですが、その 約半分がテラス席 になっており、参拝者のみならず、より多くのお客様に利用していただけやすい設計になっています。
インテリア
内装は 「古き良き時代の喫茶」 を彷彿とさせる ソファーやアンティークチェア が並んでいます。椅子も暖かみのあるウッドチェアや背もたれに色(淡い赤色やグリーンなど)が付いたものなど様々ですが、 なぜか統一感がありどこか懐かしい雰囲気 を醸し出しています。
店内の照明もオレンジ色の優しい光が印象的で、 昭和の洋館 のような落ち着いた空気感を演出しており、ついつい長居してしまいそうです。
看板メニュー、おすすめメニュー
ランチメニューは 週替り で、季節の食材を生かしたメニューが提供されます。 2020年には週末を中心にディナー営業もスタートする予定 で、お食事と豊富なアルコール類も楽しめ、 カフェの領域を超えてレストラン としても利用できそうです。
コーヒーや紅茶、デザート類は お持ち帰りも可能 です。
早朝から開いてるカフェ
ハギカフェ
誕生秘話
1955年から 木造アパート「萩荘」 として、2004年からは 東京芸術大学の学生によってアトリエ兼シェアハウス として使われていた建物を2013年3月 「最小文化複合施設」 としてオープンさせました。
1701年(元禄十四年)より当時の谷中新堀村螢沢、現東京都台東区谷中に本堂を構える妙祐山 宗林寺。当時より境内には多くの萩が植えられ宗林寺は 「萩寺」 の愛称で親しまれていました。その名前にあやかって「萩荘」と名付けられたこの建物は、老朽化が進み解体する方向性が固まっていたとのこと。有終の美を飾る思いで、学生やアーティストにより最後に開催されたグループ展 「ハギエンナーレ2012」 は思いの外大反響となり、解体計画は撤回、 「最小文化複合施設」 として生まれ変わることとなったのです。
HAGISOの特徴、説明
1階にはカフェ(HAGI CAFE)、ギャラリー(HAGI ART)、レンタルスペース(HAGI ROOM)。2階にはホテルのレセプション&ショップ(hanare)、設計事務所(HAGI STUDIO) があります。
カフェの周りのアートギャラリーでは、 若手アーティストの作品 が展示されており、2階ではHAGISOや東京芸術大学ゆかりのアーティストが手掛けた アクセサリーや小物を購入できるショップ もあるので是非お立ち寄りください。 「世界中を探しても、東京という都市にしかない人、文化を育む場所」 を目指して、小さい場所から とてつもない引力 を放っているような、 アーティストの情熱が詰まった素敵な場所 です。
看板メニュー、おすすめメニュー
カフェでは、 一杯一杯丁寧に淹れるハンドドリップコーヒー や、 地域の野菜や食材を使った季節限定 メニューをいただくことができ、 自家製ケーキやパフェ も用意しています。
そんなHAGI CAFEのおすすめは 「旅する朝食」 と題して期間ごとに日本各地の食材を使った朝定食がいただけることです(提供時間 8:00~10:30)現在は第10期を迎え、 「東京」 を特集しており(期間:2020年7月~2021年6月)、今までも島根県、滋賀県、香川県、福井県など日本各地の美味しいものを使い、まるで その地に旅行にいったような気分 にさせてくれます。
また、2020年秋には、 ディナーの料理コースがリニューアル されたり、 女性限定の〆パフェコース なども追加され、お食事処としての魅力も増すばかりです。
ふっと日常を飛び出して、心からのリラックスを
単なる「コーヒーが飲める場所」ではなく、オーナーの想いを感じられたり、エンターテインメントで溢れていたりと自分が知らなかった世界をも見せてくれる個性的なカフェたち。
「いつものコーヒーを一杯」ついでに、新しいカフェに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
こんな時代だからこそ、身近である「コーヒーを飲む」「食事をする」というごくごく日常的な生活の一部を、特別な体験にしたいですね。
やってみよっか?