【岐阜】長良川鉄道で行く美濃路の旅 沿線パワースポット3選
岐阜県の長良川は高知県の四万十川などとともに日本3大清流のひとつです。その川沿いに走るローカル線長良川鉄道で、美濃の隠れた穴場パワースポットである洲原神社を経由して郡上八幡へ。
徹夜で3日間行われる郡上踊りで有名な郡上八幡で真宗安養寺と郡上八幡城をめぐります。
うだつの街並み美濃市の外れにひっそり 洲原神社へ
長良川鉄道で美濃路をいく
長良川鉄道の起点は 美濃加茂市の美濃太田駅 です。JR美濃太田駅は高山線や各務原線、そして長良川鉄道が乗り入れる、美濃エリアのターミナル駅です。長良川鉄道はローカル鉄道らしい単線非電化、車両も1両編成です。
美濃太田駅からしばらく走ると美濃市へ入ります。美濃市は「 うだつの上がる街並み 」という江戸時代からの古い街並みが残ります。洲原神社の最寄り駅は「洲原」駅、もちろん無人で長良川沿いです。
長良川鉄道では金曜日、土曜日、日曜日を中心に 観光列車「ながら」 を運行しています。ながら鮎号とながら森号と2パターンの車両があります。いずれも 「ななつ星in九州」を始め数々の列車を手掛けた「水戸岡鋭治」氏による高級感漂うデザイン車両 で、ゆっくりと長良川を観光しながら、地元の鮎などを使った贅沢なお弁当がいただけます。
長良川鉄道
長良川の中洲に浮かぶ神岩
駅からは歩いて10分です。長良川沿いにある洲原神社、目の前に大きな岩があり、しめ縄が巻かれています。神岩というらしい方向に、つまり人が入ってくる方ではなく 長良川に向かって大きな楼門 が建っています。なんだか奇妙だなと思ったのですが、 よく考えてみると昔は船で参拝していたからこういう形になっていたのだとわかります 。文化財にもなっている大きな楼門の屋根はヒノキの皮を重ねた桧皮葺きです。
空気が違う境内
門を入ると、空気が変わったような気がします。このような自然の中と長良川沿いを歩いてきたにもかかわらず 空気感の違いがわかる というのは、もしこれが都心にあったらこの何倍も違いを感じることになります。
本殿は3棟が横に並んでいて、どれも桧皮葺きの屋根です。 全国に49社ある洲原神社の本宮 で、イザナミノミコトとイザナギノミコトが祀られているので子育て安産や縁結びのご利益ということですが、それを忘れてしまうほどの空気感です。こういうところでは ただ静かに時間を過ごすだけ で充分、心身の浄化とこの地のエネルギーをいただけそうです。
洲原神社
- 所在地:岐阜県美濃市須原468-1-1
- 電話:0575-33-1122
- 境内自由
- 駐車場:あり、無料
清流の街 郡上市へ
地元で愛される真宗寺院 安養寺
郡上八幡駅から歩いて20分です。ここの本堂は岐阜 県下ナンバーワン の大きさです。数年前の台風で銅板の屋根が飛ばされるという被害に遭いましたが、屋根も何百坪とある巨大な広さなので、簡単に替えたり直すことも難しく、ずいぶん苦労されたようです。郡上踊りの際にも中心的な場所にあり、 地元の中でも核となる信仰地 になっています。
安養寺
- 所在地:岐阜県郡上市八幡町柳町217
- 電話: 0575-65-2726
- 拝観:10:00~16:00
- 境内自由
- 宝物殿は有料。一般 300円/中学生 150円/小学生 150円 木曜日定休
- 駐車場:あり、有料
郡上の街を一望 郡上八幡城
安養寺から10分ほど山を登ると郡上八幡城の入り口へ。標高354mの八幡山山頂にあり、天守閣からは 市内を一望 することができます。戦国時代に建てられましたが、明治になって廃城となりました。 現在の天守は昭和8年に木造で再建されたものです。再建とはいえ、 木造で再建された城としては日本最古 のものであることはあまり知られていません。
郡上八幡城
- 所在地:岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
- 営業:1月~12月:9時~17時、6~8月:8時~18時、11~2月:9時~16時30分
- 休館:12月20日~1月10日 定期休館日なし
- 駐車場:無料
美濃の自然でパワー回復
名古屋から岐阜の県庁所在地へは近いのですが、美濃太田まででもさほど時間がかかりません。長良川鉄道も他のローカル線と同様に乗客の減少は問題だろうと思いますが、観光客にとっても大きな問題です。なんとか存続してほしいという思いもあってできるだけ鉄道での移動をおススメします。
なにより、 ゆっくり自然を感じながら山の麓を走り抜けていく列車 から見える景色は最高です。洲原神社だけでなく長良川と長良川鉄道もパワースポットです。
出典・参考
やってみよっか?