ドライブ&サイクリングで巡る長野旅行|1泊&2泊のモデルコース/おすすめ観光スポット紹介
関東から比較的近く、車でもアクセス抜群の人気の観光地「長野県」。
2日間、3日間の休暇でもその魅力を十分に味わうこともできますし、何度訪れても、長野の広大な土地にはまた違った魅力を発見することもできますね。この記事では、1泊または2泊で巡れる長野のおすすめスポットや体験談(★マーク)を交えたモデルコースをご紹介します。
1泊2日モデルプラン:軽井沢編
東京から軽井沢へのアクセス
・車の場合
>東名高速道路~圏央道~関越自動車道~上信越自動車道
所要時間:2時間30分前後
・新幹線の場合
>東京(北陸新幹線あさま、はくたか)⇒軽井沢
>新宿(湘南新宿ライン、埼京線)⇒大宮(北陸新幹線はくたか)⇒軽井沢
・高速バスの場合
>価格を重視するのなら、バスが安価です。
高速バスで片道2,100円~の値段で利用でき、往復割引を使えば4,500円程。
都内からは、池袋、新宿、東京発などがあるので、自宅の最寄りで選択するといいでしょう。
所要時間:3時間前後
◇ 1日目
レンタサイクルを借りよう
全て徒歩で行くのはちょっと長距離過ぎるけれど、車で観光すると毎回の駐車場探しに戸惑ってしまったり、折角の景色や雰囲気を味わいきれないこともしばしば。
小道や並木も多く、森林浴が気持ちいい軽井沢は、サイクリングで観光スポットを巡れるのも魅力の一つです。軽井沢では駅前にもレンタサイクル店が点在しているので、1日レンタルをしてショッピングや自然の中をサイクリングするのも最高です。
おすすめレンタサイクル店
サイクルメイトQ
旧軽本店、駅前店、新軽店と、メインの観光ルート沿いに3店舗を構えています。急なトラブルやルートの相談などどの店舗でも対応可能のため安心です。
旧軽井沢を感じるお散歩
軽井沢旧道散策
はちみつやベーカリーなどの軽井沢のグルメ、昔からの老舗喫茶店、クラフトやお土産など、少しノスタルジックな雰囲気を感じながらお散歩を楽しむことが出来ます。おすすめのお店を紹介しますので、ぜひMAP片手に散策してみてください。
ミカドコーヒーのモカソフト :旧軽井沢名物である「モカソフト」をぜひご賞味ください。濃いめのコーヒーの風味に添えられた大きめのレーズンが合います。
フランスベーカリー :万平ホテルでベーカーチーフを務め、高い評価を得ていた田村寅次郎が独立して開いたベーカリー。軽井沢の美味しい水で焼き上げられるパンは当時のレシピのまま伝承されています。ジョン・レノンも愛したフランスパンは完売することもあるのでお早めに。
軽井沢紅茶館サンビーム :香りと味のバランスが自慢の紅茶専門店。お土産にはもちろん、軽井沢に別荘を構える方々にもご愛飲いただいているとのこと。
聖パウロカトリック協会
1935年に英国人司祭ウォード神父によって「聖パウロ教会」として献堂されたカトリック横浜教区所属の教会です。内部は暖かみのある木造で、正面には木の十字架が掲げられており、ミサや結婚式も執り行われています。
*コロナウイルスの影響で、当面の間は聖堂公開&公開ミサは行われていません。
軽井沢で自然を感じる
★雲場池
旧軽井沢銀座から東側に進むと、美しい樹木に囲まれた「雲場池」が現れます。周辺の木々は四季折々で表情を変え、秋には燃えるような紅葉が、冬には雪化粧が楽しめます。新緑の季節には透き通った水面に鮮やかな緑が反射し、まるで鏡のようになることも。
池の周辺には細い遊歩道もあるのでぜひ一周歩いてみてくださいね。池を楽しそうに泳ぐカルガモの親子に会えるかもしれません。
★白糸の滝
全国各地に「白糸の滝」と呼ばれる滝は多くありますが、軽井沢の白糸の滝は幅が約70mもあり圧巻の眺めです。岩肌から湧き水が止めどなく流れ落ち、3m程落下するのですが、ほぼ同じ高さから流れているためまるで水のカーテンのように見えるのがまた美しいです。
駐車場を降りた時点では優しく小さな水の音が聞こえてきましたが、いざ滝の目の前にするとなんとも力強い音を立てていて、マイナスイオンを放っています。
温かい気持ちになれるペンションに泊まる
★宿泊先:ペンションすばる
軽井沢の自然が大好きなご夫婦が営む、全6室の可愛らしいペンションです。建物の約8割にカナダ杉の木材を使用し、木の香りがする落ち着いた室内でゆったりと過ごすことができます。
オーナーはホテルシェフの経歴をお持ちで、お料理は全てオーナーが腕をふるっています。愛情たっぷりの家庭料理のような温かさがありますが、自分では作れないような味わい深くプロの顔も垣間見える味です。スープ・前菜から始まりメインやデザートも付くコース料理では、「オリジナルミートパイ」が自慢の一品なのでぜひご賞味ください。
◇ 2日目
軽井沢の味覚満喫
★松井農場
多くの果樹農園を抱える長野県。軽井沢にも多くの果樹園があり、観光客の皆さんもフルーツ狩りを体験できます。松井農場では、季節に合わせてりんご狩りやブルーベリー狩りが出来るほか、高原の美味しい空気の中バーベキューをすることもできます。
また、敷地内には釣り堀もあり、ニジマスと鯉の釣り体験も可能です。釣ったニジマスは炭火で調理しその場で食べれるのでお子様のいい経験にもなりそうですね。自分で釣った魚の味は格別です。
2泊3日モデルプラン:1日目 長野・大町温泉編
東京から長野へのアクセス
・車の場合
>東名高速道路~圏央道~関越自動車道~上信越自動車道
所要時間:4時間前後
・新幹線の場合
>東京(北陸新幹線あさま、はくたか)⇒長野
>新宿(湘南新宿ライン、埼京線)⇒大宮(北陸新幹線はくたか)⇒長野
以下紹介するモデルプランは複数の市をまたぐので現地ではレンタカーを借りることをおすすめします。グループ旅行の場合、高速道路料金とガゾリン代を割り勘すれば、公共交通機関を利用するより割安に済みますよ!
◇ 1日目
埼玉~(高速で)長野駅~長野駅ビルで★信州蕎麦「草笛」~ぶどう狩り~★界アルプス到着
長野グルメを満喫する
★長野名物信州そばで舌鼓「草笛」
頼んだメニュー:海老天ざる蕎麦&くるみだれ
長野のおいしい水で打ったのが食べるごとに伝わるような、お蕎麦のとても良い香りがしました。天ぷらも海老&野菜天でボリュームたっぷりです。
くるみだれは、くるみペーストをおつゆで溶いて自分でつけダレを作ります。麺に絡んだくるみダレは甘くクリーミーで美味しかったです。通常ダレと2種類食べられて大満足の一品でした。
・ ぶどう狩り
フルーツ農場「マルホン関谷園」では、秋(9月~10月頃)はシャインマスカットやナガノパープルなどのぶどう、11月からはりんご狩りが出来ます。食べられる分だけを購入して宿泊先のホテルで食べてもよし、郵送で自宅に送って帰宅後の楽しみとすることも出来ます。
贅沢お宿で温泉&郷土料理三昧で癒される
★星野リゾート 界 アルプス
今回私が宿泊したのは、「信州の贅沢な田舎を体験する」というコンセプトの温泉宿「星野リゾート 界 アルプス」です。温泉も最高でしたが、お料理が一番心に残りました。地元の野菜をふんだんに使った創作和食は器にまでこだわっていてスタッフさんが丁寧に説明してくださいました。
また、界シリーズでは「ご当地楽」というその土地を体現した内装のスペースがありますが、ここには囲炉裏の部屋があり、チェックイン時におやき、夜に日本酒などが振る舞われました。
2泊3日モデルプラン:2日目 黒部ダム・軽井沢編
◇ 2日目
★黒部ダム~軽井沢へ移動~★ハルニレテラスで夕食~★「トンボの湯」でお風呂~宿に到着
迫力満点の黒部ダムへ出かける
★黒部ダム
車で扇沢駅に向かい、そこから専用の電気バスで関電トンネルを抜け黒部ダムへ向かいます。
トンネル内はとてもひんやりとして、ダムへ向かう気持ちを高揚させました。(電気バスの窓を開けることが可能です)目の前で見る黒部ダムは圧巻の一言。ダム展望台、外階段など複数の展望スポットがあるので、歩きながらじっくり写真も撮ってください。売店・レストランでは黒部ダム限定グッズやライスをダムの形にに型どったダムカレーも販売しています。
黒部から軽井沢への移動で寄り道 - 松本・安曇野エリアへ
・移動途中で寄り道
黒部より軽井沢へ移動する際少し距離があるので、途中で松本・安曇野エリアへ寄り道してもいいかもしれません。
・松本城
日本全国でも天守を残す城は12しかなく、そのうち五重の天守は松本城と姫路城のみという非常に歴史的にも貴重な建造物です。北アルプスをバックに眺める天守閣の、いつの世もそこに佇む自然と歴史のコラボレーションは圧巻の景色です。
・安曇野
安曇野は絶景スポットを数多く、また、多くの美術館や博物館もあるアートの街でもあります。
「大王わさび農場」は全国的にも珍しいわさびのテーマパークで、世界最大級の15ヘクタールのわさび田、湧水を湛える蓼川に回る三連の水車は、黒澤明監督の映画『夢』の舞台ともなりました。まさに「安曇野の原風景」を体験でき、ゆったりした時間を感じることができます。
優雅な軽井沢ステイ
★ハルニレテラス
軽井沢・湯川の清流のほとりに自生していたハルレニ(春楡)を生かしながら、9棟の建物を広いウッドデッキで繋いだ「小さな街」。コンセプトは「軽井沢の日常」とし、ウッドデッキで犬を連れて散歩していたり、テラス席でゆったりコーヒーを飲んだりとゆったりした時間が流れています。ショップには軽井沢で有名なベーカリー「沢村」、和洋の垣根を超えたお菓子の老舗「和泉屋 傳兵衛」など、長野を感じられたりお土産にぴったりの店舗があったりと、少しハイセンスな食事や買い物が出来る場所です。
★星野温泉 トンボの湯
多くの観光客が訪れる「ハルニレテラス」沿いにある、星野リゾートが運営する日帰り温泉施設です。星野温泉の開湯以来、北原白秋や与謝野晶子もつかった古の湯といわれていて今もなお現代の人々を癒やし続けています。脱衣所や浴場は大勢でも混雑しにくい広々とした作りで、露天風呂とサウナもあります。観光地の真ん中にありつつ、木々に囲まれた露天風呂や大きな窓が開放的な内風呂は旅の疲れを癒やしてくれます。脱衣所にある無料で飲める水&白湯も温泉水です。
◇ 3日目
・軽井沢アウトレット~帰路
北陸新幹線 軽井沢駅南口から徒歩3分という好立地にある大型アウトレットモールです。
ハイブランドからカジュアルブランドはもちろん、軽井沢のお菓子、蕎麦、ソーセージなど特産品をまとめて買い物出来るので、お土産購入を1箇所で済ませられるところも利点です。
多くの魅力が詰まった場所で自分らしい旅を
自然・グルメ・歴史・フルーツなど、いつ訪れてもまた新しい顔を見せてくれる長野。自然に癒されたり、歴史的スポットを巡ったり、美味しいグルメやフルーツに舌鼓を打ったりと、アクティビティが沢山ある素敵な場所です。
是非何度でも訪れてみてくださいね!
やってみよっか?