【河津桜まつり】早咲きの桜は2月から!ひと足早く伊豆へ河津桜を見に行こう
まだまだ寒さが続く2月には、温かい場所へ旅行に行きたいものですよね。そんな時に旅行に行くなら、伊豆半島がおすすめです。
温暖な気候の伊豆半島ではひと足早く春の訪れを告げる早咲きの桜「河津桜」を見ることができます。そして、河津桜発祥の地である河津町では毎年2月に「河津桜まつり」が開催されています。
今回はこの「河津桜まつり」の見どころや周辺のおすすめ観光スポットを紹介していきます。ひと足早く春を感じたい方は是非チェックしてみてください。
河津桜とは
河津桜は伊豆半島に位置する静岡県河津町で発見された早咲きの桜です。
沖縄などに咲くカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの自然交配種と言われていて、例年2月ごろになると桜の花が咲き始めます。
桜というと3月下旬から咲き始めるイメージですが、温暖な地域で早春の2月に咲く河津桜はひと足早く桜を見たい人々の思いから、近年多くの観光客が花見に訪れています。
桜の花はソメイヨシノに比べて濃いピンク色になり、花びらも大きいのが特徴になります。また開花の期間も長く、開花から約1か月程度お花見を楽しむことができます。
河津桜は現在各地に植えられていて、全国の各地に見られるようになりました。でもやっぱり元祖ともいえる河津で見たいですよね。
河津桜まつり
河津桜まつりについて
毎年、河津町では「河津桜まつり」が開催されます。河津桜の桜並木が見事な河津川堤防沿いが会場で、河津川河口から上流まで約4キロにわたって約850本の河津桜を鑑賞できます。散策にはもってこいですね。
開催期間中は例年多くの露店が出店され、お土産やグルメなどを楽しむことができます。また夜には桜のライトアップも行われますよ。
2024年は第34回をむかえ、2024年2月1日(木)~29日(木)の期間で開催を予定しています。
河津町までのアクセス
車でお越しの方
- 新東名長泉沼津IC/東名沼津ICから河津町まで:東名沼津IC-国道136号-伊豆中央道(有料)-修善寺道路(有料)-国道414号線経由で約80km(約1時間20分)
- 東名厚木ICから河津町まで:東名厚木IC-真鶴道路(有料)-熱海ビーチライン(有料)-国道135号線経由で約113km(約2時間30分)
- 駐車料金:大型車1台/1回 5,000円、普通車1台/1回 1,000円、バイク1台/1回 500円
電車でお越しの方
- 特急踊り子JR東京駅~伊豆急河津駅(約2時間40分)
- JR熱海駅~伊豆急河津駅(約1時間30分)
河津桜まつりを上手に鑑賞するコツ
河津桜まつりは期間限定のイベントなので、とにかく混雑します。なんの下調べもせずに会場へ向かおうとすると、道中大渋滞に巻き込まれて、会場にたどり着くことができなかった・・・ってこともしょっちゅうあるので、きちんと計画性をもって向かうようにしましょう。
桜まつりをゆっくり楽しみたいのであれば「とにかく朝早く行くこと」です。朝早く家を出発するのは大変ですが、午前9時~10時ころであればゆっくり鑑賞を楽しむことができます。空気も澄んでいて、朝の散策は気持ちが良いのでおすすめですよ。
10時を回ると周辺のホテルに宿泊していたお客様がチェックアウトして一気に会場が混雑しだします。駐車場も満車で入れない可能性があります。
早起きは苦手・・という人は大変ですが、良いものを見たいのであれば多少の苦労は必要ですので、頑張ってみてくださいね。
河津桜まつりのスポット紹介
河津桜原木
河津桜の原木は、河津桜まつり会場から少し離れたところにあります。河津桜を最初に発見した飯田勝美さんが住んでいた敷地内にあり、大切に保存されていて毎年立派な花を咲かせています。観光客でも見に行くことができますので、是非見に行きましょう。
原木の場所は祭り会場から徒歩15分ほど、距離で1.3kmのところにあります。周辺は狭い町道で車を止める場所もないので、歩いていくようにしましょう。
河津桜並木と菜の花ロード
河津川堤防沿いに菜の花がきれいに咲いている場所があります。ここが河津桜まつりのメイン会場となる場所であり、通称「菜の花ロード」と呼ばれています。
駐車場も大きな駐車場が用意されていて、河津桜鑑賞の拠点にもなります。堤防沿いには多くの露店が並んでいて足湯もあります。メイン会場なので、最も混雑するエリアにもなります。
峰温泉周辺
メイン会場である「菜の花ロード」から上流へ歩いていくと、峰温泉エリアに行くことができます。
ここには遊歩道の両サイドに河津桜が植えられていて、ピンク色に染まった「桜のトンネル」を歩くことができます。ピンク色に染まった空間はSNS映え間違いなしです。
夜には桜並木のライトアップも行われるのもこの会場です。
舘橋~浜橋周辺
河津川の河口付近になるエリアです。ここは河口付近ということもあって、最も遅くまで河津桜を鑑賞することができるエリアです。堤防沿いには露店も並んでいて、足湯もあります。桜並木のライトアップも行われています。
河津ループ橋
河津桜まつり会場からは離れてしまいますが、中伊豆から河津へ向かう際に通る名物のループ橋です。そのループの真ん中には河津桜が植えられていて、ループ橋を回りながら、河津桜を眺めることができるので、是非車窓からお楽しみください。
合わせて訪れたいおすすめ周辺観光スポット
下賀茂温泉みなみの桜と菜の花まつり
河津町からさらに伊豆半島南端の方へ向かうと山間の中に下賀茂温泉があります。町中のあちこちに湯けむりが立ち上り、温泉風情が残る湯治場で毎年「下賀茂温泉みなみの桜と菜の花まつり」が開催されています。
温泉街の真ん中を流れる青野川沿い約2kmにわたって約800本の河津桜が咲いていて、周辺の休耕田には黄色い菜の花が咲き誇っており、2月から3月上旬頃の期間にまつりも開催されています。夜にはライトアップも行われています。
河津桜まつりとはまた違ったのどかな雰囲気のお祭りですので、是非一緒に行ってみてください。
稲取雛のつるし飾りまつり
河津桜まつりが開催される河津町の隣町である稲取は絶景が眺められる温泉と漁港で獲れる金目鯛などの新鮮な魚介類が食べることができ、たくさんの観光客が訪れる人気エリアです。
ここには江戸時代より続く伝統的な風習として「雛のつるし飾り」があります。女児の初節句に健康や良縁を祈って、猿や桃などの人形を雛段の周りに飾り付けたかわいらしい伝統行事です。
毎年1月下旬から3月下旬の期間に稲取温泉で「雛のつるし飾りまつり」が開催されています。
河津桜まつりと同時期に開催されていますので、一緒に訪れるのもおすすめです。
石廊崎・あいあい岬
「石廊崎」は伊豆半島最南端に断崖絶壁の岬です。岬には石廊崎灯台、石室神社、突端には縁結びのご利益がある「熊野神社」があり、伊豆屈指のパワースポットでもあります。
「あいあい岬」は石廊崎の西側に位置し、別名「奥石廊崎」とも呼ばれています。石廊崎同様、断崖絶壁の岬ですが、景観が素晴らしく、大小さまざまな島と夕景は息をのむ美しさです。
江間のいちご狩り
河津へ向かう際に、中伊豆を経由していく場合は伊豆中央道を経由するのですが、その道中の伊豆の国市にあるのが「江間いちご狩りセンター」です。河津桜まつり開催期間中はいちご狩りのシーズンでもありますので、いちご大好きな方は是非立ち寄ってみてください。
伊豆最大級のいちご園で、ハウスは90棟あります。大粒いちごの「章姫(あきひめ)」と「紅ほっぺ」がお楽しみいただけます。
温かい伊豆で、ひと足早い春を感じに行こう
今回は早春を告げる「河津桜まつり」について紹介してきました。伊豆半島は都心からも日帰りでも行けますし、せっかく行くなら伊豆の絶景宿に宿泊しながらお楽しみいただくのもおすすめです。
あたたかい伊豆でひと足早く春を感じに行ってみませんか。
やってみよっか?