【石川県】名湯巡りと能登半島ドライブ!金沢市内のおすすめスポット7選
2015年に北陸新幹線の長野~金沢間が開業し、東京からはおよそ2時間半と都心からのアクセスがしやすくなった石川県。
この記事では昔ながらの風情が残る金沢のおすすめ観光スポットや、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」、一度は訪れたい憧れの温泉地などをご紹介します。
金沢市内のおすすめスポット
江戸時代に石川県を中心に広大な領地を持った加賀藩。金沢は今もなおその歴史が色濃く感じられる場所です。
金沢市は金沢城を中心に主要観光地が集まっており、市内だけであれば日帰り観光も可能です。
金沢三茶屋街
ひがし茶屋街
金沢市内には 「金沢三茶屋街」と呼ばれる、3つの茶屋街 がありますが、なかでも有名なのは ひがし茶屋街 です。
かつて金沢で最高の格式を誇る茶屋街として知られ、地元の人からは東山(ひがしやま)と呼ばれています。
美しい出格子や茶屋様式の2階建ての家が立ち並び、石畳が続く風情のある街並みが特徴です。 老舗割烹や和菓子屋、和雑貨屋などが多く 観光客に人気の高い茶屋街です。
また、金沢で最も大きいお茶屋建築の「懐華樓」は昼の時間に一般公開されており、金箔で織られた煌びやかな畳の茶室や輪島塗の階段、加賀友禅などを鑑賞できる場所として人気があります。
着物のレンタルもできるので、ぜひ着物をきて街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
にし茶屋街
にし茶屋街は 三茶屋街の中で最も芸妓さんが多い 茶屋街です。
金沢城から見て西に位置したことから「にし茶屋街」と呼ばれており、一見さんお断りの茶屋が多いです。
近年、カフェや雑貨店なども増えて、和モダンな印象のお店が軒を連ねています。
ひがし茶屋街と比べると静かで落ち着いているので、ゆっくりと雰囲気を味わいたい方におすすめです。
主計町茶屋街
浅野川沿いに木造の町屋が並び、料理屋や茶屋が多い主計町茶屋街。
夕暮れ時になると通りには明かりが灯り、どこからか三味線の音色が流れてくる、情緒ある茶屋街です。
三茶屋街の中では小規模ですが、細い路地や「暗がり坂」や「あかり坂」などの 趣のある風景に出会える場所 ですよ。
金箔工芸品
金箔工芸が有名 な金沢では、様々な金箔を使用した工芸品や雑貨類のほか、金箔入りの食べ物なども多く目にします。
食べ歩きに人気の金箔アイスクリームやお土産に人気の金箔入りのカステラ、お洒落なコスメなど見た目も豪華で華やかなものが多く、見ているだけでも楽しいものにたくさん出会えます。
おしゃれなお土産としても喜ばれることでしょう。
兼六園
日本三名園の一つ である廻遊式庭園。
江戸時代の代表的な大名庭園として加賀歴代藩主により作られた庭園で、園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながらまわれるのが特徴です。
春は桜、夏には樹木が青々と茂り、秋には紅葉、また冬には「雪吊り」と呼ばれる、雪から木の枝を守るために縄などで枝を保持された木々の様子が眺めることができ、四季折々の景観を楽しめます。
隣接する金沢城公園と併せての観光がおすすめですよ!
金沢城公園
加賀藩前田家の居城であった金沢城。重要文化財に指定されている「石川門」「三十間長屋」「鶴丸倉庫」など見どころがいっぱいです。
様々な石で見事に作り上げられた石垣を持つ城は「石垣の博物館」とも呼ばれています。
例年6月に開催される「金沢百万石まつり」 は、加賀藩祖前田利家が金沢城に入城したのを記念して催される 金沢最大のイベント として人気があります。
絢爛豪華な「百万石行列」と呼ばれる約4時間のパレードは必見です!
金沢21世紀美術館
「まちに開かれた公園のような美術館」が建築コンセプトの現代アート美術館は、兼六園のすぐ向かいに位置しています。
なかでもレアンドロ・エルリッヒ作の『スイミング・プール』が人気です。
展覧会ゾーンへの入場は展覧会観覧券が必要ですが、建物への入館、交流ゾーンは無料で入ることができます。
近江町市場
「庶民の台所」 と呼ばれ、生鮮食品などの食品や飲食店のほか、生活雑貨を扱うお店もあり、およそ170軒ものお店で商店街が形成されています。
金沢市の中心部にある市場なので、観光前の朝ごはんや観光途中の食べ歩き、ランチタイムの休憩に立ち寄っても便利な市場です。
妙立寺
「忍者寺」 と呼ばれる珍しいお寺。外観は2階建てですが、実際は7層もあるという驚きの造りになっています。
金沢城への秘密の抜け道があったり、隠し階段や賽銭箱の落とし穴あったりと、 あちこちに仕掛けが作られている お寺です。
迷路のような内部は一度入ったら出られないといわれており、大人も子供も楽しめるお寺として人気があります。
見学にはガイドによる案内と事前の予約が必要です。
ひと足のばして能登半島へ
千里浜なぎさドライブウェイ
全長約8kmの海岸を 自家用車で走行できる 珍しい海岸として知られています。
砂の粒子が細かく、海水を含み締め固まっているため波打ち際でも走れるようです。
車のほか、バスやバイクなどでも走行可能です。 日本国内では唯一 といわれる貴重な海岸なので、能登半島を訪れる際にはぜひ爽快に海岸を走り抜けてみて下さい。
白米千枚田
輪島市白米町にある棚田で、海岸沿いに 1004枚もの田が連なる 光景が美しいと評判です。
例年、4月下旬~5月の上旬頃にかけて田植えが行われ、水が引かれた頃には水鏡のようにキラキラと空を映す棚田の美しさが際立ちます。
青い海と、日本の原風景が見られる場所として知られ、 世界農業遺産 にも登録されています。
夕日がきれいに見える場所としてもおすすめです。
輪島朝市
輪島の朝市、なんとその歴史は平安時代から 1000年以上の歴史をもつ といわれています。
新鮮な魚介類や農産物、輪島漆器の工芸品など200以上の露店で賑わっています。
食べ歩きグルメやスイーツもありますが、ぜひ朝ごはんを食べに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
石川の名湯巡り
和倉温泉
能登半島に位置し、開湯1200年とされる歴史ある和倉温泉。
無色透明で約80度と高温の源泉は、海の温泉と呼ばれており、塩分を含むのが特徴です。
国内でも有名な 高級温泉街 として知られており、宿泊を憧れる人も多い温泉地です。日帰りで立ち寄れる施設や無料の足湯、飲める温泉がある公園や広場もあります。
加賀温泉郷
小松市の粟津温泉、加賀市の片山津温泉、山代温泉、山中温泉の4つの温泉地からなる加賀温泉郷。
お好みの温泉宿でゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
また、加賀温泉郷の各温泉地には「総湯」と呼ばれる共同浴場があるので、湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
粟津温泉
純度100%の芒硝泉で、ほのかな塩の香りと酸味を感じる美肌の湯として親しまれている開湯1300年の温泉
片山津温泉
明治初期に湯宿ができた比較的新しい温泉地で、無色透明で塩分濃度が非常に高く、湯冷めがしにくいのが特徴
山代温泉
「総湯」と「古総湯」2つの共同浴場があり、開湯1300年の歴史を持つ温泉地
山中温泉
開湯1300年、緑豊かな山々に囲まれ芭蕉の句にも詠まれた伝統の温泉
石川の歴史と自然を満喫しよう!
加賀百万石の歴史や文化に溢れた石川県。美しい自然に新鮮な海の幸、古くから愛されてきた温泉地など、魅力的なスポットが満載です。
ぜひ、次のご旅行の参考にしてみて下さい。
出典・参考
やってみよっか?