【初心者必見】釣り歴10年以上の筆者が解説!必要な道具や服装・簡単に楽しめる方法
「釣りに挑戦してみたい!でもどうやって始めればよいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者におすすめの釣りの種類や道具、気をつけたいポイントなどをまとめました。釣りに行く前に知っておくと役に立つ知識を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
- 1時間
- 20,000円以下
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
INDEX
初心者におすすめの釣りの種類
これから釣りを始めようと考えている釣り初心者の方に、オススメの釣りの種類について紹介します。結論から言いますと、 釣り初心者におすすめなのは、エサ釣り です。
釣りには、たくさんの釣り方の種類があります。海や川、湖など、釣る場所によっても変わりますが、大きく分けると 「エサ釣り」「ルアー釣り」 の2種類になることを理解しておきましょう。
エサ釣りとは?
エサ釣りとは、 対象魚が好んで食べるエサを釣り針につけて、魚を食いつかせる方法 です。本物のエサを使用するので、魚の食いつきもよいといえます。
エサには「活き餌(生)」「死に餌(冷凍)」「人工配合餌」があり、対象魚によって種類もさまざまです。対象魚の特性を考えてエサを選定できるので、 釣り初心者でもいろんな種類の魚を釣ることができる でしょう。
また、エサ釣りでは、荷物が多くなりがちで釣り歩くには不向きですが、撒き餌で魚が少ない場所でも寄せて釣ることもできます。
ルアー釣りとは?
ルアー釣りとは、 「疑似餌(ルアー)」を使用して、魚を食いつかせる方法 です。身軽で、釣り歩くのが基本スタイルといえます。メリットとしては、エサで手が汚れないことや道具や仕掛けがシンプルなことなどが挙げられます。
ルアーフィッシングで狙う代表的な対象魚として、 淡水ではサケ、マス類、ブラックバス などが有名です。 海水では、アオリイカ、スズキ(シーバズ)、ヒラメ、ブリ などがあります。
特徴として、ポイントを探りまわって魚が多い場所や、海底の形を把握したりなどは得意分野ですが、「エサ釣り」とは違い多少のテクニックが必要です。
初心者におすすめなのはエサ釣り
「ルアー釣り」は、多少のテクニックが必要なことから、 初心者にオススメなのは「エサ釣り」 です。気軽に海岸や堤防などから小物から大物まで、いろんな魚種を釣ることができます。
「エサ釣り」は「ルアー釣り」と比べても、 予算を抑えてスタートできるのもメリット です。加えて、 釣りの仕掛けも釣具店やホームセンターなどで、手に入りやすく取扱いやすい ため、「エサ釣り」から挑戦してみましょう。
基本的な釣りの仕方
それでは、基本的な釣りの仕方について紹介していきます。
釣りの仕掛けとは?
釣りの仕掛けとは、対象魚の種類や特性にあわせた「釣り道具」のことを指す釣り用語です。基本的に、釣り針(ハリ)や釣り糸(ライン)などで構成され、オモリやウキなどを組み合わせて仕掛けが作られます。
代表的な仕掛けは、以下の通りです。
- サビキ釣り仕掛け
- 投げ釣り仕掛け(ちょい投げ)
- ウキ釣り仕掛け
なかでも、 「サビキ釣り仕掛け」は、子供や女性でも楽しめる釣り方 といえます。「サビキ釣り仕掛け」で狙える魚は、 アジやイワシ、サバ、カワハギ、マダイ などです。
ロッドやリールの使い方
釣りを開始する前に、釣具の準備やセッティングをしましょう。釣り竿(ロッド)やリールの釣り開始前段階までを紹介します。
ロッドやリールの釣り開始前段階の手順は、以下の通りです。
- ロッドのリールシート部分にリールをセット
- リールの上の足からはめ込む
- リールシート下部のねじ部分を回し上げて、下の足も固定
- しっかりリールをロッドに固定できたら完了
- リールの糸をにロッドに通す
- ロッドの先に付いているカバーを外す
- リールの糸を糸留めから外す
- 糸をリールのベールの下から外す
- そのままリールのベールを起こして糸をフリーにする
- ロッドのガイド(輪っか)に下から順番に通す
釣りをするには、仕掛けや道具との釣り糸の結び方、エサのつけ方も必要なので、関連動画を紹介しておきますので、参考にしてください。
キャストの方法と注意点
海釣りのスタイルとして、 「投げ釣り仕掛け(ちょい投げ)」は初心者向けで、お子様でも楽しめる釣り方 です。
「ちょい投げ釣り」は、仕掛けもシンプルで、 おもりと餌、針を少し先の水面に向かって投げ、足場近くの魚を狙います 。軽く投げるだけなので、腕の力もコツも必要ありません。また、季節に左右されることなく、楽しく釣りを始めることができます。
「ちょい投げ釣り」で狙える対象魚は、以下の通りです。
- カサゴ
- カワハギ
- シロギス
- アイナメ
- ハゼ
- スズキ など
サイズは、小物が中心となりますが、持ち帰っておいしく食べることができます。
キャスト時の注意点として、 周りに人がいないかや障害物などがないかを必ず確認 しましょう。特に後方は何度も確認してください。
初心者の場合、ちょい投げ釣りから経験を重ねることで、遠投の釣りやルアーフィッシングなどにもチャレンジすることもできます。キャスト方法を取得することで、対象魚も増えるので、より釣りを楽しむことができるでしょう。
キャストの基本スタイルには、 「オーバーヘッドキャスト」 があります。興味のある方は、こちらの動画を参考にしてください。
釣り初心者に必要な道具・事前準備
釣り初心者に必要な道具や事前準備について、紹介していきます。
釣り道具のリスト
釣りに必要な基本的な道具は、以下の通りです。
- 釣り竿(ロッド)
- リール
- 仕掛け(釣り針、オモリ、うきなど)
- ライフジャケット
- ハサミ
- プライヤー(ペンチ)
- バケツ
- タモ(網)
- トング(魚つかみ)
これらの釣具を収納できる「釣りバッグ」や「道具箱」を、用意するとよいでしょう。
服装や持ち物の注意点
釣りを楽しむ際に適した服装や持ち物の注意点を紹介します。
釣りに適した服装や持ち物は、以下の通りです。
- 防水素材の上下
- 雨具(カッパ・レインウエアなど)
- 帽子
- サングラス
- 防寒着
- クーラーボックス
- 大きめのバッグ
- 氷・保冷剤
- ビニール袋(ゴミ袋)
- ウェットティッシュ
- 酔い止め薬
- タオル
- 軽食
- 飲み物
服装は、濡れても汚れてもよい服装を選び、靴は歩きやすく滑りにくいものを着用することがオススメです。
釣り場の情報収集の方法
釣り場の情報収集として、 ネットやガイド本 などで調べることができます。近くに、 防波堤や海釣り公園 など、たくさんの方が釣りを楽しめる場所があれば分かりやすいです。また、漁港では、釣りが禁止されているケースもあるので、注意が必要といえます。
ネットでは、禁止区域などの情報が不明確な場合もあるため、 釣具店の店員さんに聞くことが間違いない です。
釣りをするには、釣る場所や地域のルールを守ることが大切なので、 事前にガイド本を1冊購入することをオススメ します。
道具はどこで買える?おすすめ釣具店
釣り道具や仕掛けの入手方法は、 釣具店やホームセンター、インターネットショップ(Amazon、楽天市場、Yahooショップ) から購入できます。
たとえば、 ロッドやリール、仕掛けなども含めた入門セットは、3,980円(税込)から販売 されているので、予算を抑えてスタートすることが可能です。狙った対象魚にあわせた、仕掛けセットなども販売されているので、確認してみましょう。
もちろん、釣り初心者として慣れてきたら、高額にはなりますが、ロッドやリールなども耐久性のある釣り道具にすると長く楽しむことができます。加えて、対象魚にあったロッドやリールを使い分けることも趣味としての釣りの醍醐味ですので、 予算と相談してバージョンアップ していきましょう。
筆者がおすすめする釣具屋さん を紹介します。
釣具のキャスティング
東北から関東、九州に店舗を構える 「キャスティング」 のオンラインストア。
様々なブランドの製品を販売しているので、 品数は圧倒的に豊富 。
まずは気軽に始めてみたい人向けに、 レンタルサービス もあります。
つり具の上州屋
全国各地に店舗を構える 「つり具の上州屋」 。
まずは 直接店舗で見てみたい 、という人は、近辺に店舗があれば訪れてみるのも良いでしょう。
初めての釣りで気をつけたいポイント
釣り場でのマナーとルール
釣り場でのマナーとルールは、 お互いの釣り人が気持ちよく楽しめるために、近隣の方々に迷惑にならないように との考えに基づきます。 常識的な行動をとるようにすれば、問題ありません 。
小さなお子さんを連れてご家族で釣りをされる方は、釣り場でのマナーやルールについて、しっかり教えてあげるようにしてください。
釣り場でのルール は、以下の通りです。
- 管理釣り場であれば、管理者の指示に従うこと
- ライフジャケットを着用
- 釣り糸(ライン)や釣り針のついた仕掛けなどのゴミは、必ず家まで持ち帰ること
- 撒き餌やイカスミなどで釣り場が汚れたら海水で洗い流すこと
- 漁港では、漁船や漁具などを傷つけたり破損させないこと
釣り場でのマナー は、以下の通りです、
- ポイントの割り込みはしないこと
- 先行者のすぐそばでキャストしないこと(最低10m以上離れた場所で)
- 先行者が攻めているポイントに投げ込まないこと
- キャストするときは、周囲に人がいないか必ず安全確認を行うこと
- 通路となる場所に荷物を置かないこと
加えて、近隣の方々へのマナーとして、騒音や私有地への駐車なども注意しましょう。
天気や潮汐の影響を理解する
ウキ釣りにおいて 天気や潮汐(ちょうせき)の状況 は、重要な項目です。ウキ選びから釣り場の選択まで状況に応じて対応することで、釣果を得る近道となります。
海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくりと上下に変化しています。 この現象を「潮汐」といいます。潮汐が起こる主な原因は、月が地球に及ぼす引力と、地球が月と地球の共通の重心の周りを公転することで生じる慣性力を合わせた「起潮力」です。
引用: 気象庁
潮汐により釣り場の状況は大幅に変わり、ターゲットとなる魚種の生活にも大きな影響を与えます 。潮汐のメカニズムを理解して、 潮位表 を使いこなすようにしましょう。
- 大潮(おおしお):潮の干満の差が大きい状態
- 小潮(こしお):潮の干満の差が小さい状態
- 中潮(なかしお):大潮と小潮の間の期間
- 長潮(ながしお):上弦、下弦を1~2日過ぎた頃、干満の差が一段と小さくなる潮
- 若潮(わかしお):小潮末期の長潮を境に干満の差が次第に大きくなり始めるため長潮の翌日を若潮と呼ぶ
トイレ事情について
管理された釣り施設にはトイレが備えつけられている場合が多い ですが、釣り場にトイレがない場合、近隣の公園やコンビニなどのトイレを事前にチェックしておきましょう。
小型の釣り船などでは、トイレは設置されておらず、仕切りで目隠しした簡素なトイレが多い です。
そのため、 携帯トイレを用意 すれば問題が解決されるため、携帯トイレの活用がオススメといえます。とくに女性は、携帯トイレを活用する方が、安心して釣りを楽しむことができるでしょう。
釣りデビューにおすすめの釣りスポット
釣りデビューにおすすめの釣りスポットについて、紹介していきます。
初めての釣り場は海釣り公園がおすすめ
初めての釣り場は、海釣り公園がオススメといえます。海釣り公園は、 魚をよりつきやすくする漁礁などが設置された管理釣り場 だからです。
海釣り公園で狙える魚種は、 アジやイワシ、サバ、コノシロ、サヨリ などいろんな魚種が狙えます。
海釣り公園では、 仕掛けや釣具一式をレンタルすることも可能 なため、釣り道具を持っていなくても、手ぶらで体験できます。とはいえ、公園への入場料やレンタル料、エサ代がかかることは理解しておきましょう。
手軽&サポートが充実の釣り船や海上釣り堀
海釣り初心者を対象とした「海釣り・釣り船体験ツアー」に参加してから始めてみるのも一つの手段です。 仕掛けや釣具一式をレンタル することも可能なため、釣り道具を持っていなくても、 手ぶらで体験 できます。
釣り初心者の不安を払拭!実際の釣り体験談
初めての釣りでの失敗エピソード
堤防釣りでの失敗エピソードを紹介します。少し釣りにも慣れてくると、多くの釣果を狙うためロッドを複数使用したくなります。
初めて複数本のロッドでチャレンジしたときのエピソードです。海にキャスティングした1本のロッドを足元に置いていたときのことでした。その日は、あまり釣れなかったので、少し気を抜いた状態だったこともありましたが、ちょっと目を離した瞬間。なんと、足元にあったロッドが、海の中に引き込まれていってしまいました。買ったばかりのお気に入りのロッドでしたので、なんとか回収できないかと必死でした。
こうなると釣りどころではありませんでした。なんとかもう1本のロッドで、回収することに成功しましたが、クタクタとなりそのまま帰ったことを今でも覚えています。
やはり、釣り方にあわせた釣り道具を用意する必要があると考えさせられました。
失敗から学ぶことも多いので、これから釣りを始めたい方も、失敗を恐れずにチャレンジしてみてください。
初めて釣れた魚の喜びと感動
海釣りを初めて挑戦したときのことです。堤防釣りの「ちょい投げ釣り」がデビューでした。釣り具は、釣具店で入門セットを購入したものを使用。ひとりでは、心細かったので釣り経験者の知人に同行しての挑戦でした。
シロギスを狙って、青イソメを生き餌として釣具店で購入。ビギナーズラックという言葉があるように、その日はびっくりするぐらい釣れました。
餌をつけてキャスティングしてから、ゆっくりリールを巻いてくると竿先がコンコンと反応します。魚が餌に食いついた合図です。ロッドを立てリールを巻いていくと、手元まで魚が抵抗する様子が伝わってきます。この感覚は、釣りの醍醐味ですね。
釣果としては、シロギスの他にマゴチやカレイも釣れたことを覚えています。
入門セットで始めても釣果は十分味わえますので、チャレンジしてみてください。
今年は釣りデビューしてみよう!
この記事では、初心者におすすめの釣りの種類や道具、ポイントなどについて解説しました。
釣り道具をレンタルしたり、リーズナブルな入門セットでも始められるので、思ったよりもハードルは高くないと思った方もいるのではないでしょうか?
あまり難しく考えず、まずは楽しむことを目的に始めてみましょう!
釣り好きとして、釣りの魅力にハマってしまう方が増えることを祈っています!
やってみよっか?