酒粕パックで美肌作り! 自宅でできる簡単な作り方とやり方を紹介
日本酒の酒蔵で働く杜氏さんの手は美しい。
そんな話を聞いたことはありませんか。
日本で古来から親しまれているお米には健康だけではなく美容にもいいとされる成分が入っています。お米を使って作る日本酒もそれは同じ。
日本酒を作る際にできる酒粕を使って美肌を目指してみませんか。
自宅で簡単にできる酒粕パックの作り方をご紹介したいと思います。
酒粕パックの効能
酒粕とは、日本酒を絞った後に残る白い副産物。
カスという言葉からはあまりいいイメージがありませんが、発酵食品なので酵素やミネラルなどの栄養素が豊富で、身体によいものなんです。
ほのかに甘く、溶かして甘酒として飲んでもおいしいですよね。
美容面で見ると、酒粕にはこれら 3つの美容成分 が多く含まれます。
- アルブチン酸
- コウジ酸
- フェルラ酸
それぞれの特長を簡単にご紹介しますね。
アルブチン酸
酒粕以外ではコケモモなどに多く含まれる成分です。
アルブチンは 厚生労働省の認可を受けている美白有効成分のひとつ としてよく知られていますね。
メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防する働きが期待できます。
コウジ酸
コウジ酸もアルブチンと同じく厚生労働省に認められている美白有効成分となり、 メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを抑える働きが 。
ほかにも肌の老化にも影響を与えるとされる「糖化(タンパク質などが体内の糖と結びつくこと)」を防ぐということも分かっています。
年齢肌のケアにもオススメの成分です。
フェルラ酸
フェルラ酸は米ぬかなどに多く含まれるポリフェノールの一種で、 強い抗酸化作用があるのが特長 。
「酸化」も美肌の大敵なので、しっかりケアしたいところです。
また、肌の色素沈着を防ぐ作用があるので、透明感のある肌を目指すこともできますよ。
このように、酒粕には美白の働きをする成分が多く含まれています。
ほかにもアミノ酸やビタミンB群など、まさに栄養の宝庫 。たっぷり栄養を与えてすべすべのお肌に整えましょう!
酒粕パックの作り方
では、酒粕パックの作り方をご説明します。
材料はこちら。
- 酒粕(50g)
- 精製水(50ml程度)
たったこれだけ!
酒粕は作られるお酒の種類によって、醸造アルコールが入っているもの、入っていないものがありますが、気になる場合は入っていないもの(純米と記載がある酒粕)が良いかと思います。
作り方
1、ボウルやすり鉢などにちぎった酒粕50gを入れます。
2、少しずつ精製水を加え良く混ぜ合わせます。
酒粕と水の割合は1:1が目安ですが、固い場合や溶けにくい場合は少し水を多めにしても良いかも。
3、とろとろしたクリーム状(顔に塗って垂れない程度の固さ)になったら完成。
もっと簡単に作りたい!という方は、ビニール袋に材料を入れて揉む方法もあります。
酒粕パックのやり方
- 洗顔をし軽くタオルで水をぬぐいます。
- 酒粕パックを均一になるように顔全体に塗っていきます。
- そのまま10分程度置きます。
- 手などで優しくふき取ります。
- ぬるま湯で洗い流します。
お肌の様子を見ながら、 週に2、3回パックして 透明感のある肌を目指してみてくださいね。
※酒粕パックをする前に必ずパッチテストを行います。
二の腕の内側など皮膚の柔らかい部分に10円玉大の量のパックを乗せ、1時間程度置きます。その後赤くなったり痛みやかゆみなどが出ないかチェックします。肌トラブルを感じたら使用は中止しましょう。
酒粕パックのアレンジ方法
プラスすればもっと美容効果がアップするかも!酒粕パックをアレンジして 週末のスペシャルケア にいかがでしょうか。
酒粕+はちみつ
できあがった酒粕パックに小さじ1杯のはちみつを追加。
より高い保湿効果が期待できます。
酒粕+オリーブオイル
乾燥が気になる方はオリーブオイルを数滴加えてパックをするとふっくらと柔らかいお肌に。
酒粕+アロマオイル
酒粕パックを混ぜる際、一緒に好きなアロマオイル1滴程度を加えれば、香り豊かなパックに早変わり。
身近にあるもので、オリジナルの酒粕パックを作ろう
高価なものを購入しなくても、簡単に手作りできる酒粕パック。杜氏さんのような透明感のあるお肌に近づけそうです。 スーパーで手に入るものなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
特集・連載
やってみよっか?