【ガーデニング】ドライフラワーにしても可愛い!千日紅の花言葉・育て方・使い方のご紹介
”ころん”と可愛らしい花を咲かせる千日紅(センニチコウ)は、可愛らしい見た目とは違って夏の暑さに強く、病害虫にも強くなっています。千日紅は、開花時期が長くドライフラワーに加工しても長く楽しめます。
この記事では、丈夫で使い勝手の良い千日紅の花言葉やガーデニング初心者でもわかりやすい育て方をご紹介します。千日紅は、水やりに気を付ければ、育てるの簡単ですよ。
夏の暑さに強く、ガーデニング初心者でも育てやすい千日紅とは
千日紅は 開花時期が5月~11月 と長く、 花の色が変わらないことから この名前が付きました。 グアテマラ原産のヒユ科の植物 になります。日本の気候に合っていて、 夏の暑さに負けない耐暑性 を持っていますね。
ポンポンのような部分が花と思われがちですが、 葉が変化した包(ほう)で包の隙間から花が咲きます。 花色は 白、黄色、ピンク、赤、紫 で、乾燥させても色が抜けないのでドライフラワーにしても楽しめますよ。
千日紅に毒性はないので、ペットを飼っているお宅でも安心です。
千日紅の花言葉
可愛らしい花を沢山咲かせる千日紅の花言葉は、 変わらない愛情、色あせない恋、不死、不屈 です。
千日紅は開花時期が長く、次から次へと花が咲いていく様子が由来のようですね。ドライフラワーにしても色が変わらないのが魅力です。花言葉に恋や愛が多いのは、海外の恋占いに由来しています。
千日紅の花言葉には怖い意味や悪い意味は無いので、千日紅を使ったアレンジメントやハーバリウムなど恋人にプレゼントすると喜ばれそうですね。
千日紅の育て方
ガーデニング初心者でも手間いらずで、たくさん開花してくれる千日紅は、で育ててもよし寄せ植えに使ってもアクセントになってくれますよ。花が咲き終わった後も長く楽しめるのも嬉しいですね。
千日紅を上手に育てるコツは、水やりは少なめ、花がら摘みはこまめにです。 ガーデニング初心者でも、わかりやすい千日紅の詳しい育て方をご紹介します。
置き場所
千日紅は日光が大好き です。日照不足だと花付きが悪くなり元気に育ちません。 最低でも6時間以上 日光に当ててあげましょう。
また、風通しが悪いと株が蒸れてしまったり、病害虫の被害にあいやすくなってしまうので注意が必要です。
鉢植えの場合は、雨が直接当たらない風通しが良い軒下などに置いてあげる と良いですね。
水やり
丈夫で育てやすい千日紅ですが、 加湿に弱くなっています。 土が常に濡れていると根腐れを起こしやすくなってしまいます。
水やりのコツは、 鉢の土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えてメリハリを付ける と良いですよ。夏時期の水やりは、暑い時間を避けて涼しい朝方か夕方に水やりをします。
地植えの場合は、 千日紅は乾燥に強くなっているので基本的に雨に任せて大丈夫です。 日照りが続いて乾燥が気になるなら水やりします。
使う土と肥料
千日紅は 水はけの良い土であれば、基本的に土を選びません。 水はけの悪い土だと根腐れや蒸れの原因になってしまいます。自分で土を作りたい場合は、 「赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2」で配合する と良いですね。市販の花や野菜の培養土を使っても大丈夫です。
使う肥料は、 植え付けの時にマグアンプなどの緩効性化成肥料を少なめ土に混ぜておきます。 千日紅は肥料分が多いと肥料焼けや生育不良を起こしやすいので、肥料は少なくて大丈夫です。
植え付けと種まき時期
植え付け時期は5月~8月 です。この時期には園芸店やホームセンターで千日紅の苗が出回りますね。
植えつけるときは、根鉢を崩さないように優しくポットから取り出し、20~30cmほど間隔をあけて株元が隠れるぐらい浅く植え付けます。深く植えすぎると病気の原因になるので注意しましょう。株を安定させるために支柱で株を固定しておきます。
種まき時期は気温が安定した5月に種まきします。 発芽する気温は20℃~25℃以上 でだいたい一週間ほどで発芽し、ぐんぐん成長していきますよ。
花がら摘みと切り戻し
千日紅は開花時期が長いですが、 包の下の部分が茶色く変色し始めたら花がらを摘みとってしまいましょう。 余分な花柄を取り除くことで、見栄えが良くなるのと次々と花を咲かせてくれますよ。枝分かれしている花首の少し下あたりで切り落とすと良いですよ。
蒸れに弱い千日紅は梅雨を無事に超えてもらうために切り戻しを行います。他にも伸びすぎて形が崩れてしまっていたり、花がらが目立ってきたら思い切って切ってしまいましょう。新しい脇芽が出ている場所で切ります。
千日紅につきやすい病害虫
丈夫で育てやすい千日紅ですが、管理場所が悪いと病害虫の被害にあってしまいます。普段から異常はないか良く観察してあげましょう。
千日紅が かかりやすい病気は、立枯病、モザイク病、斑葉病 です。どの病気も高温多湿の梅雨時期に多く発生しやすくなります。カビや菌が原因の場合が多いので、感染してしまった患部を取り除き風通しを良くしてあげましょう。支柱を立ててベニカスプレーを幹部にかけておくと安心ですよ。
また、千日紅に つきやすい害虫は、ハダニとナメクジ です。
ハダニは高温で乾燥していると発生しやすくなります。放置してしまうと株が弱ってしまうので、葉や包に白い斑点が付くようになったらハダニがいる可能性があるのでカダンセーフなどの薬剤を散布しましょう。
ナメクジはじめじめした環境になると発生して、若い新芽や蕾を食べてしまいます。ナメクジが這った後はぬめぬめと光って見栄えもよくありません。ナメクジ駆除剤を撒くか、夜に見回りをしてナメクジを捕獲しましょう。
いろいろ使える千日紅のドライフラワーの作り方
千日紅は ドライフラワーにして、そのまま飾ったりハーバリウムやリースの材料としても利用できます。 レジン液を使っておしゃれなアクセサリーを作っても楽しいですよ。
ブーケやリースを作る場合
- 水を吸わせた元気な千日紅を長めに切る
- 垂れ下がるのを防ぐために茎から細いワイヤーを通しておく
- 輪ゴムや紐などで束ねたら、日が当たらない風通しが良い場所に2週間ほど吊るす
ハーバリウムなど小さいドライフラワーを作る場合
- 花首から切った千日紅を用意する
- タッパーにシリカゲルを入れて、千日紅を入れて密閉しておく
- 日光に当たらない場所にタッパーを保管し、1週間~2週間ほど放置する
夏の暑さに強くドライフラワーとしても使いやすい♪千日紅を育ててみませんか
夏の暑さにも強く丈夫で育てやすい千日紅は、寄せ植えやアレンジメントなどに使うと可愛らしい印象になりますね。長く開花し、ドライフラワーにしても色落ちがしないので使い勝手が良いですよ。
水やりと花がら摘みに気を付ければ、ほとんど手間がかからないです。ハダニとナメクジには気を付けたいですね。長く楽しめる千日紅をぜひ育てみててください。
やってみよっか?