【秋を楽しむガーデニング】青紫色が印象的♪ りんどうの花言葉や育て方のご紹介
秋になると切り花でよく見かけるりんどうは、秋の代表する植物ですね。
高山植物のイメージが強いりんどうですが、実は園芸品種としても流通していますね。青紫色の花が印象的なりんどうは、近年プレゼントとしても人気があります。コツさえわかればりんどうは、ガーデンイング初心者でも簡単に育てられますよ。
りんどうの花言葉や育て方、注意点を詳しくご紹介します。
秋の花で育てやすいりんどうとは
りんどうは暑さが和らいできた 9月頃から咲き始める多年草の植物 です。りんどうは全世界に500種類以上分布し、 日本には20種類以上自生 しています。釣鐘状の特徴ある花が印象的ですね。
花色は青や紫が多かったのですが、品種改良が進みピンクや白い花を咲かせる種類も出回るようになりました。
りんどうは漢方薬としても使われていますね。 効能は解熱作用や消炎作用など があります。
「りんどう」を漢字で書くと「竜胆」と書きます。由来は食べると物凄く苦いことから熊胆よりも苦い竜の胆と呼ばれるようになりました。良薬は口に苦しですね。
りんどうの花言葉
凛とした花の姿と違ってりんどうの花言葉は、勝利に由来したものが多いです。
りんどうの花言葉は勝利、正義感、あなたの悲しみに寄り添う、寂しい愛、悲しんでいるあなたを愛する、固有の価値、愛らしい、です。 漢方薬の原料にもなっていて病気の治療に使われていたことが花言葉の由来になりました。
りんどうは群生せずに単独で咲くため、寂しい愛情の由来になったようです。
怖い意味の花言葉はないのでプレゼントしても喜ばれますね。
りんどうの注意点
漢方薬の原料になるりんどうですが、 犬や猫などペットには有毒な植物 になります。りんどうは草全体にペットには毒になる成分が含まれているので誤飲には注意点を紹介しましょう。
症状は嘔吐、下痢、脱力感、瞳孔拡大で、過剰に摂取した場合は呼吸困難、臓器不全などを起こし命の危機を招きかねません。ペットが誤飲してしまって状態が変化したら病院に連れて行ってあげましょう。
りんどうにはまたたびと同じ効果があるので、特に猫は誤飲しやすいです。切り花の水を飲んで中毒になった例もあるので、ペットがいたずらしないようにペットが入らない別室に飾るようにすると安心ですよ。
りんどうの育て方
古くから秋の花として人々に愛されているりんどうは、花が咲くととても綺麗ですね。りんどうを育てるコツは日当たりと水やりです。
りんどうは多年草の植物なので、一度植えてしまえば何年も花を楽しめますよ。難しいお手入れ方法は特にないので初心者でも安心ですね。
ガーデニング初心者でも分かりやすいりんどうの育て方をご紹介します。
置き場所
りんどうは日当たりが大好きです。 日照時間が短いと徒長してしまい、うまく育つことができません。ひょろひょろと弱々しい見た目になってしまうのと、病害虫の被害にあってしまいます。
ただし、暑さに弱いりんどうは 真夏の直射日光に当たってしまうと、蒸れや葉焼けの原因に なってしまい、ひどいと株が枯れてしまいます。
夏の間は明るくて風通しがよい場所で管理するか、遮光シートの裏などで管理しましょう。涼しくなったら日当たりのよい場所に移動してよく日光に当てると花付きがよくなりますよ。
水やり
りんどうは根の乾燥が苦手 で、根が乾燥してしまうと葉がすぐに萎れてしまいます。春と秋はりんどうが成長するために、水分を必要とします。 鉢の土が乾いたら鉢底から水が出るぐらいたっぷりと水やりします。
メリハリのある水やりをすることで、根腐れしにくくなりますよ。真夏の水やりは、特に乾燥に注意します。様子をみて朝と夕方に水やりをしましょう。水やりをする時は、葉にかからないようにすると腐りにくくなりますよ。
使う土と肥料
りんどうに使う土は、 通気性と水はけがよく弱酸性の土を好みます。 市販の山野草用培養土を使うと簡単ですよ。自分で土を作りたい場合は、 赤玉土小粒:5、鹿沼土小粒:4、腐葉土:1の割合で混ぜ合わせましょう。
肥料ですが、 りんどうは肥料分が好き なのでマグアンプなどの緩効性化成肥料を植え付けの時に、土に混ぜておきます。春に休眠から目覚めて動き出した時や涼しくなったら追肥として肥料を鉢の縁に撒いておきましょう。
肥料が切れると葉が黄色く変色してくるので、分かりやすいですよ。
花がら摘み
花が咲き終わったら、花がら摘みをしましょう。 りんどうは花が咲き終わったら茶色く変色してくるのでわかりやすいですね。がくの下の茎から切ってしまって大丈夫です。
花がらを放置してしまうと、種を作るために体力を使ってしまうので花付きが悪くなってしまいます。害虫の温床にもなりやすいので花がらはこまめに摘み取るようにしましょう。
冬越し方法
りんどうは耐寒性が強いので屋外での冬越しができます。 12月頃に葉が枯れ始め葉が茶色くなります。
置き場所は、霜などに当たらないように日当たりの良い軒下で管理します。 水やりは休眠期なので特に水やりしなくても大丈夫です。乾燥が気になったら月に1、2回土が濡れるぐらいさらっと与えます。
基本的にいじらないで、放任気味で冬越を越してくれます。春になって暖かくなったら休眠から目覚めて新芽を出し始めますよ。間違っても枯れてしまったからと言って掘り起こして捨てないようにしましょう。
りんどうに付きやすい病害虫
基本的にりんどうは病害虫の被害にあいにくいです。ですが、育てる環境が悪いと病害虫の被害にあいやすくなってしまいます。
りんどうがかかりやすい病気は、さび病です。
さび病は葉に茶色い斑点が出る病気で、長雨に当たりすぎるとカビ菌が植物の中に入ってしまいカビ菌に感染してしまいます。さび病に感染したりんどうは元に戻ることはありません。症状が出ている株を引き抜き消毒剤を撒いておきます。株全体に感染して症状が出てしまっているなら燃やしてしまいましょう。
りんどうに付きやすい害虫は、アブラムシです。
アブラムシは、りんどうの新芽や茎、蕾など若い部分に付きやすく植物の汁を吸って株を弱らせてしまいます。
繫殖力がとても強く、放置してしまうとあっという間にアブラムシだらけになってしまうので、早めの対処が必要です。
植え付けの時にオルトランを撒いておくか、歯ブラシなどでこそぎ落としてベニカスプレーなどを散布しておきましょう。
簡単!りんどうを育ててみませんか
りんどうは貴重な青色の花なので花束などのアレンジメントを引き立ててくれますよ。りんどうは野山に咲いており、古くから漢方薬の原料として利用されていました。
近年では秋の花としてりんどうを送るようになりましたね。日当たりと水やりに気を付ければりんどうを育てるのは難しくないですよ。
これからの時期にピッタリなりんどうを育ててみてくださいね。
やってみよっか?