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【ガーデニング】夏の暑さに強い!ニチニチソウの育て方や管理の注意点

初夏になると園芸店や庭でよく見かけるニチニチソウは、可愛らしくて庭が華やかになりますね。

ニチニチソウを育ててみたいけど、うまく育てられるか心配になる方もいらっしゃるかもしれません。実はニチニチソウは暑さにとても強く、丈夫で病気知らずなので初心者でも育てやすいですよ。

ニチニチソウの花言葉から育て方、注意点など詳しく説明します。

夏の暑さにも強くて初心者でも育てやすいニチニチソウとは

艶やかで丸みのある可愛らしい花が特徴のニチニチソウは、キョウチクトウ科の一年草です。原産国はマダガスカルで、日本には 江戸時代に観賞用と漢方薬の原料として輸入 されました。

分類的には多年草ですが、 寒さにめっぽう弱いため日本では一年草扱い とされています。花色は白、ピンク、濃いピンク、赤が一般的ですが複色やオレンジ、黒なども出回っています。 開花時期は6月~10月 で、3日~5日にほどしか花がもちませんが、次々と可愛らしい花を咲かせてくれますよ。

ニチニチソウにつけられた素敵な花言葉

ニチニチソウの花言葉は「 新しい思い出、友情、生涯の友情」 です。開花時期が夏休みにあたるのと、夏の暑さに負けないで花を次々と咲かせる姿が、友人と遊んだ学生時代を彷彿させる事が由来になっているようです。

花色がピンクの花言葉は「優しい追憶」 で、 海外では「永遠に続く愛」 と素敵な花言葉がつけられています。大切な友人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。

ニチニチソウの育て方と管理方法

可愛らしく花付きがよいニチニチソウは、ガーデニングでも人気があります。ニチニチソウをうまく育てるコツは、 日当たりと摘芯 です。摘心をすることで株が元気に育ちますよ。

ガーデニング初心者でも分かりやすいように、置き場所や水やりなどニチニチソウの育て方をまとたので、ぜひ参考にしてください。

置き場所

原産国のマダガスカルでは暖かく太陽がよく当たる場所に生息しているため、 日当たりが大好きな植物です。 日本の厳しい暑さや西日でも、葉焼けを起こさず元気に育ちます。半日陰でも育てることはできますが、日照時間が足らないと花付きが悪くなり全体的に間延びして形が崩れてしまいます。 最低でも6~8時間以上日が当たる場所で管理しましょう。

株が蒸れたり、病害虫の発生の原因にもなってしまうので、風通しも大切ですよ。

水やり

ニチニチソウは 鉢の土が乾いたら、鉢底穴から水が出るぐらいたっぷり と水やりをします。ニチニチソウは乾燥に強い性質があるので、 頻繫に水やりしなくても大丈夫 です。頻繫に水やりをしてしまうと、株が蒸れたり根腐れしたりしてしまいます。株の状態をよく観察して水やりしましょう。

用土、肥料

ニチニチソウは 水はけがよく、中性~弱アルカリ性の土を好みます。 市販の花や野菜の培養土でも十分に育ちますが、自分で混ぜ合わせたいときは 赤玉土小粒6、腐葉土4の割合がおすすめ ですよ。

地植えの場合、 ニチニチソウは連作障害を起こしやすいので同じ場所に連続で植えつけない ようにしましょう。有機石灰で土壌を中和した後、腐葉土を混ぜ込んだ用土に植え付けるとよいですよ。

植え付け時期

ニチニチソウの植え付け時期は、 気温が安定して暖かくなった4月~10月 です。ニチニチソウは地中に根を深く伸ばす 直根性の性質を持っているので、何回も植え替えるのは苦手 です。

地植えにする場合は、 20cm〜30cm間隔で植え付け します。間隔をあけて植え付けることで、ニチニチソウが成長したときに病気になりにくいです。

花がら摘み

ニチニチソウは花が咲き終わると、 ぽろっと花が取れてしまうので花がら摘みは不要です。 ですが、土に落ちた花を放置してしまうと葉に花がらが付いて見栄えが悪くなるのと、カビや病害虫の温床になってしまうのでこまめに掃除しましょう。

摘心

ニチニチソウを大きく成長させたいなら、 梅雨が明けた6月頃に摘心をしましょう 。ニチニチソウが成長して、 本葉が8枚以上になったら新芽を摘み取っておきます。 摘心すると脇芽が横から伸びて、低めのしっかりとした株に成長します。

切り戻し

ニチニチソウが成長して 枝が飛び出してきたり、形が崩れてきたら切り戻ししても大丈夫 です。不要な枝を切ることで風通しがよくなり病気になりにくくなります。切った枝の下からわき目が伸びて、元気に育ってくれますよ。

冬越し方法

寒さに弱いニチニチソウは、 気温が10℃以下になると成長を止めて次第に枯れ始めます。 種ができるので無理に冬越ししなくても大丈夫ですが、冬越しをさせたい場合は室内の日当たりのよい場所に置き、窓からくる冷気に当てないようにしてください。室温を10℃以上に保ち、暖房の風が直接あたらない場所で管理しましょう。

ニチニチソウにつきやすい害虫と病気

ニチニチソウは基本的に病害虫に強いですが、管理場所が悪いと病害虫の被害にあいます。ニチニチソウがかかりやすい病気は 立枯病 で、原因は地中の菌に感染することで突然枯れ始めます。高温多湿にならないよう水やりの頻度やタイミングを調整し、風通しがよい場所で管理しましょう。

ニチニチソウにつきやすい害虫は アブラムシとハダニ です。アブラムシは気温が高くなると現れます。繫殖力が強いので見つけたら早めに駆除しましょう。

ハダニは気温が高く乾燥しているとつきやすいので、水やりをこまめに行い、発生した場合は殺虫剤で駆除してください。

ニチニチソウの注意点

元々漢方薬として持ち込まれたニチニチソウですが、実は 植物全体にビンカアルカノイド系の毒 が含まれています。 キョウチクトウの仲間なので毒性は非常に強いです。 口にするとしびれや嘔吐下痢などの症状を起こし、長期間接種してしまうと、中毒になる場合があります。間違っても誤飲しないようにしましょう。

もちろん、犬や猫などのペットにもニチニチソウの毒性は影響があります。ニチニチソウを室内に持ち込む際は ペットが絶対にいたずらや誤飲しないよう、置く部屋には気を付けましょう。

強い毒性があるといっても、体内に入らなければとても綺麗で可愛らしい花ですよ。

丈夫で育てやすいニチニチソウを育ててみませんか?

ニチニチソウは夏の暑さにとても強いので、ガーデニング初心者でも手間いらずで育てる事ができます。丸くて可愛いらしい花は見ているだけで元気が出ますね。

可憐なニチニチソウですが、強い毒性を持っています。誤飲しなければ問題ないので、必要以上に怖がらなくても大丈夫です。ニチニチソウは鉢植えやハンキング、地植えなど様々な育て方を楽しめますので、ぜひ育ててみてくださいね。

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