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【ガーデニング】初心者でも簡単に育てられる不思議な植物「コキア」を紹介

暑さに強く季節によって色を変えるコキアは、ガーデニングでも人気です。もこもこで可愛いコキアは、プレぜントにも喜ばれますよ。

コキアを育ててみたいけど、日当たりや水やりなど管理方法がわからないなどの悩みもあるのではないでしょうか。

初心者にも分かりやすいコキアの育て方や花言葉、活用方法などを幅広くご紹介します。

もこもこで可愛いコキアとは

柔らかい葉が密集し丸く大きくなるコキアは、アフリカやアジアなど世界各地に分布している アカザ科の一年草です。

夏は爽やかな黄緑色をしていますが、暑さが和らぎ寒くなってくると燃えるような真っ赤に紅葉するのがコキアの大きな魅力です。

開花時期は8月頃で葉の先に花を咲かせますが、小さく地味なため気が付かないことが多いです。コキアは 花より草姿を楽しむ植物 といえます。

こぼれ種から自然に増えてほったらかしでも元気に育つので、ガーデニング初心者でも育てやすいですよ。

毒性もないのでペットや子供がいるご家庭でも安心 して育てられるのでおすすめです。

コキアの花言葉

コキアの花言葉は 「夫婦円満・恵まれた生活・あなたに全て打ち明けます」 です。

細長い葉をたくさんつけてこんもりと丸く成長していく姿や、ほうきや保存食にも使える点などが、夫婦円満や恵まれた生活の花言葉の由来になりました。

コキアは寒くなると赤く紅葉するため、この様子が頬を赤く染める女性にちなんだ花言葉になったようです。

コキアの活用方法

コキアは 古くからほうきを作る のに使われており、別名「ほうき草」や「ほうき木」と呼ばれます。

作り方はとても簡単で、枯れたコキアを好きな大きさに束ねて先端を使いやすい大きさにカットするだけです。

ホームセンターでほうきの持ち手になりそうな木の棒が売っているので、ワイヤーなどで持ち手とコキアをしっかり固定すると外の掃除に使えますよ。

コキアの種類

コキアは 食用に使える 品種があり、秋田県には実の部分を加工した「とんぶり」というものもあります。

プチプチとした食感で癖がない味をしているので、畑のキャビアとも呼ばれています。

また、コキアは江戸時代から栽培されていて、利尿作用や滋養強壮の効果が期待できるとされ漢方薬としても使われています。

コキアの育て方

手間がかからずガーデニング初心者でも育てやすいコキアをうまく育てるコツは、 少し乾燥気味に育てる ことと よく日光に当てる ことです。

瘦せた土地でも元気に育つコキアの詳しい育て方をご紹介します。

置き場所

コキアは 日当たりが大好きな植物 です。日当たりが悪い場所だと、ひょろひょろと徒長してしまうだけでなく、丸く大きく育ちません。室内よりも屋外のほうが元気に育ってくれますよ。

最低でも6時間以上日光に当たる場所で管理しましょう。 日当たりは大好きですが、真夏の直射日光や西日に長く当たると葉焼けの原因になってしまうので注意が必要です。

また、風通しが悪いと株が弱る原因になったり、病害虫の被害にあったりとうまく育ちません。

鉢植えの場合は 雨が直接当たらない軒下で、風通しと日当たりがよい場所で育てると よいでしょう。

水やり

コキアの水やりはガーデニング初心者でも比較的簡単です。水やりのコツは、 鉢の土が乾いたら鉢底穴から水が出るぐらいたっぷり と水やりします。コキアの葉は柔らかいので、上からではなく株元に水やりすると草姿をきれいに保つことができますよ。

受け皿に水が溜まったまま放置すると、根腐れの原因になりやすいのでこまめに捨てましょう。夏のように気温が高い時期は水を欲しがるので、涼しい朝と夕方に様子を見て水やりをします。

地植えの場合は、降雨に任せても大丈夫です。日照りが続いて葉が萎れてきたら水やりしましょう。

用土と肥料

基本的にコキアは土を選びません。 瘦せて手入れされていない土地でも力強く成長してくれますよ。

コンクリートの間や排水口の溝でも、こぼれ種から成長するほど強健な性質があるため、あまり土質を気にしなくても大丈夫です。

鉢植えで育てる場合は、 水はけをよくしておくと根腐れの心配がないので安心 です。 市販の花と草用の培養土 を使うと簡単ですよ。自分で土を作りたい場合は、 赤玉土小粒7:腐葉土3 で配合するのがおすすめです。

コキアは基本的に肥料をあまり必要としません。肥料を与えすぎると、枝の間延びの原因にもなってしまいます。さらに、紅葉しても綺麗な赤にならないことがあるので、肥料の与えすぎには気を付けましょう。

肥料を与える場合は、植え付けの時にマグァンプなどの緩効性肥料を土に混ぜておきます。コキアを大きく育てたい場合は6月~7月に希釈した液体肥料を2週間に一度与えましょう。

コキアがかかりやすい病害虫

コキアは強健な性質のため病害虫の被害にあいにくいですが、管理方法が悪いと うどんこ病 などにかかることがあります。

うどんこ病は高温多湿の梅雨時期に発生しやすく、葉が粉をまぶしたように白くなる病気です。原因はカビ菌で、放置すると葉が光合成できなくなってしまうので見つけたら早めに対処しましょう。

感染した部分を取り除きベニカスプレーなどをかけておくと進行を食い止めることができます。

コキアに付きやすい害虫は アブラムシ、ハダニ です。年中発生しやすいので、異常を感じたら早目に対処しましょう。植え付けの時に、オルトランを土に混ぜておくと安心です。

コキアを丸く育てたい

丸くもこもこした姿が特徴のコキアですが、育て方や環境で丸くならないことがあります。

コキアを丸く育てるコツは、以下のとおりです。

  • 植え付けの時に間隔をあけておく
  • (鉢植えの場合)深くて大きな鉢を選ぶ
  • よく日に当てて、水切れさせない

根をよく成長させると大きくて丸いコキアになりますよ。

コキアが赤くならない原因

寒くなってくると緑から真っ赤に紅葉するのがコキアの楽しみの一つですが、上手く紅葉してくれない場合があります。紅葉しない際に考えられる原因は以下のとおりです。

  • 園芸品種ではなく紅葉しない食用の種類を植えている
  • 日光不足
  • 昼と夜の寒暖差が少ない

紅葉が始まるのは10月中旬頃で、昼と夜の寒暖差が10℃以上になると紅葉し始めます。より鮮やかに紅葉させたい場合は、よく日光に当てましょう。

初心者でも簡単なコキアを育ててみませんか?

夏のさわやかな緑も、真っ赤に紅葉した姿のどちらも魅力的ですね。暑さや病害虫にとても強いコキアは、ガーデニング初心者でもほったらかしで育てられるぐらい簡単です。

日本各地でコキアを群生で育てている観光地があるので、ぜひ紅葉を見に足を運んでみてください。辺り一面コキアで真っ赤になる景色は圧巻ですよ。

やってみよっか?

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