【ガーデニング】初心者でも育てやすい!リコリス(彼岸花)の花言葉や育て方、注意点などをご紹介
暑さが和らいできたお彼岸に咲くリコリスは、群生になると息を吞む美しさがありますよね。最近リコリスが出てくるアニメや漫画でよく見かけるようになったので、家でも育ててみたいと思っている方もいるのではないでしょうか?
リコリスは、日本の気候にとても合っていてガーデニング初心者でも簡単に育てられる簡単に育てられますよ。
この記事では、リコリスの花言葉や詳しい育て方、注意点など詳しくご紹介します。
初心者でも育てやすいリコリスとは
リコリス(彼岸花)はヒガンバナ科の球根植物 です。 原産国は日本を含めた東南アジア全域 なので日本の気候にあっていてとても育てやすいです。
開花時期は9月頃お彼岸の時期に咲く ので彼岸花と呼ばれていますが、曼珠沙華など仏教に由来した呼び方やギリシャ神話の美しい海の妖精の名前からリコリスと英名が付いています。
花色は よく見かける赤、白、ピンク、黄、オレンジなど です。日本では縁起が悪いと言われてますが、海外では花の美しさで人気があり、 30種類以上の品種があります。
田んぼや畑にリコリスが植えてありますが、 ネズミやモグラ除け、非常食の役割があります よ。
ちなみに海外などで食べられているリコリスキャンディーに使われているリコリスは、スペインカンゾウなのでリコリスとは別の植物が使われています。
リコリスの花言葉
リコリスの花言葉は 情熱、悲しき思いで、あきらめ、独立 です。毒性があり、お墓の周りなどに植えられていたので悲しき思い出やあきらめが付いたようですね。
リコリスの花言葉は色によって変わってきます。
- 赤色のリコリス:情熱
- 白色のリコリス:また会う日を楽しみに・想うはあなた一人
- 黄色のリコリス:追想・深い思いやり・陽気・元気な心
- オレンジのリコリス:妖艶
色が違うだけで、花言葉が変わってくるのは面白いですね。素敵な花言葉が多い印象です。ちなみに、漫画で使われた青い彼岸花ですが、リコリスは青い色素は持っていないので実際には存在しません。
青い色素を持たないバラから青いバラを作ることに成功しているので、もしかしたら遺伝子の研究が進んだら青い彼岸花が見れるかもしれないですね。
リコリスの注意点
リコリスは情熱的な赤い花と放射状の形が綺麗ですが、 リコリス全体にリコリンやガラタミンなどのアルカノイド系の20種類以上の毒があります。 毒抜きをすれば根は食べることができますが、素人は食べないほうが無難です。
触る分には問題ないですが、食べてしまうと 激しい嘔吐下痢の症状 がおきます。 重症化すると中枢神経がマヒし呼吸困難を引き起こす場合もあります。
また、 リコリスは漢方薬の原料にも使われていて鎮咳去痰や鎮痛、降圧、催吐の効果があります。
ペットへの影響ですが、 犬や猫が誤飲してしまうと嘔吐、下痢、腹痛、体の震え、マヒ、けいれんを起こして、最悪の場合、命にかかわる重篤な症状を引き起こす場合がある ので誤飲させないように注意が必要になります。
ペットが誤飲しないように、同じ部屋には持ち込まないようにしたり、リコリスが咲いているところに柵を設置するなどしましょう。
リコリスの育て方
リコリスは一度植えてしまえば、ほったらかしでも元気に咲いてくれるのでガーデニング初心者でも育てやすい品種です。地植えや鉢植えでも育てられますよ。群生で育てると見ごたえがありとても綺麗です。
リコリスを上手に育てるコツは日当たりと水はけです。初心者でも分かりやすいリコリスの育て方をご紹介します。
置き場所
リコリスは湿り気があり明るい日陰を好みます。 乾燥している場所だとうまく育たず、花付きが悪くなってしまいます。 家で育てる場合は、木の陰や家の陰などがリコリスを植えるのにベストな場所です。 風通しがよい場所に置くと病害虫の被害にあいにくいですよ。
水やり
リコリスの水やりは 鉢の土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えます。 葉が茂っている時はたっぷりと水やりし、葉が枯れ花が咲き始めたら水やりの頻度を少しずつ減らしていき、花が終わったら断水します。
地植えの場合は雨に任せて大丈夫です。 乾燥が気になる様なら水やりしましょう。
使う土と肥料
リコリスに使う土は 適度に水はけがよく、通気性がよい土を好みます。 自分で土を作る場合は 赤玉土小粒7:腐葉土3を混ぜ合わせて使う と良いでしょう。基本的にリコリスは水はけが良ければ土質を選ばないで元気に成長していきますよ。市販の花と野菜の培養土でも育ちますので、難しく考えなくても大丈夫です。
植え付けの時にマグアンプなどの化学肥料を一緒に混ぜておきます。追肥は必要ないでしょう。
植え付け時期
植え付け時期は6月~8月 で、深めに掘った土に間隔を開けてリコリスの球根を植えつけます。リコリスはを地中深くにまで根を伸ばしていくの深めの穴が必要です。リコリスは根をいじられるのが苦手なので植え付けをしたら数年は植え替えしなくて大丈夫です。
リコリスの球根は夏時期に夏とホームセンターやネットショップで取り扱っていますよ。
増やし方
リコリスを増やしたい時は 分球した球根を親株から切り離して、間隔を開けて植えつければどんどん増えていきます。 子株は植え付けてから2年~3年ほど開花するまでに時間がかかります。気長に開花するのを待ちましょう。
リコリスにつきやすい病害虫
リコリスは基本的に病害虫の被害にあいにくくなっていますが、育てている環境が悪いと病害虫の被害にあいやすくなってしまいます。水はけが悪くいつまでもジメジメしている環境は苦手で、 軟腐病 にかかりやすいので、注意が必要です。
軟腐病は地面に近い部分が黒くなりドロドロに腐っていく病気です。地中に潜む雑菌がリコリスに侵入し、やがて枯らしてしまいます。対処法は軟腐病にかかった株を抜いて薬剤を散布しておくと良いですね。
リコリスに付きやすい害虫はナメクジです。 ナメクジはリコリスの蕾などに付いて食べてしまいます。大食漢なので放置すると花を食べつくされてしまいます。ナメクジ用の駆除剤を撒いておきましょう。
群生で育てると圧巻!リコリスを育ててみませんか?
夏時期に球根を植えておくと、秋のお彼岸の時期には綺麗に咲いてくれますよ。リコリスは有毒ですが誤飲しなければ非常に丈夫で育てやすいです。
ほったらかしにしても勝手に増えて行ったりするので、ガーデニング初心者におすすめです。花色が、赤だけじゃなく、白やピンクの園芸品種もあるので是非探してみてください。
やってみよっか?