【ガーデニング】初心者でも育てやすい!防虫対策にもなる「マリーゴールド」の育て方をご紹介
開花時期が長く、ガーデニング初心者でも育てやすいマリーゴールドはこれからの時期の定番の花ですね。
マリーゴールドは、観賞用だけではなく、漢方薬や染料の材料、コンパニオンプランツとして使われているのを知っていますか?
この記事では、身近ながらも、様々な使い道があるマリーゴールドの育て方や花言葉、名前の由来など詳しく説明します。
初心者でも育てやすいマリーゴールドとは
黄色やオレンジの花を咲かせる マリーゴールドはキク科の非耐寒性の一年草 になります。 原産国はメキシコ で16世紀にヨーロッパを中心に広がり世界中で栽培されています。
日本には大正時代に渡来して現代まで長く愛されていますね。 種類は50種類ほど で、 花色は黄色、オレンジ、赤、白、複色 で、 咲き方も八重咲き、クレスト咲きなど 、マリーゴールドはとても個性豊かです。
耐寒性はないですが、暑さにとても強く病気にも強くなっているので、ガーデニング初心者でも簡単に育てることができますよ。
マリーゴールドの名前の由来、効能
マリーゴールドの名前の由来は、聖母マリアの祝日に咲いていることから、 「聖母マリアの黄金の花」 の意味があります。和名は万寿菊で、由来は開花時期が長いことから和名が付いたようです。
ちなみにですが、マリーゴールドはルテインと言った抗酸化作用がある成分が含まれているので、古くから目や胃腸の薬の材料として使われています。マリーゴールドは綺麗なだけじゃなく薬にも使えて優秀ですね。
マリーゴールドの花言葉
マリーゴールドの花言葉は 勇者、戦士、信じる心、生命の輝き、変わらぬ愛 など、ギリシャ神話の太陽神アポロンに由来する花言葉が付いています。花の色や種類によっても花言葉の意味が変わってきます。
- 黄色は健康
- オレンジは預言、真心
花の色はキリスト教に関係する意味合いが多いですね。
- アフリカンマリーゴールド: 逆境を乗り越えて生きる
- フレンチマリーゴールド: 常にそばに置いて
- レモンマリーゴールド: 愛情
力強くポジティブな意味合いが多いマリーゴールドの花言葉ですが、悪い意味の花言葉もあります。
下品な心、絶望、悲観、悲しみ です。悪い意味は太陽神アポロンと水の妖精クリスティ、人間の王女レウトコエとの三角関係が由来になっています。
マリーゴールドをプレゼントするときは、メッセージを添えるとよいかもしれないですね。
マリーゴールドは虫よけになる
古代からマリーゴールドは園芸や漢方薬として愛されていますが、農業でも 虫よけの効果があるコンパニオンプランツ としても使われています。
コンパニオンプランツは、野菜単体で育てるよりもコンパニオンプランツを植えることによって、 害虫の被害を減らしたり、成長をよくしたりする効果がある植物になります 。簡単に言うとお互いがお互いを支え合う共生植物です。コンパニオンプランツを植えると農薬の種類を減らすことができるので、より安全な作物を作ることができますよ。
マリーゴールドのコンパニオンプランツの効果は、土の中に潜んでいる厄介な害虫センチュウが嫌がる成分がマリーゴールドに含まれているので、センチュウがいなくなって土壌が綺麗になります。また、 根腐れしにくくなります。 また、マリーゴールドの 独特な香りにはアブラムシ、コナジラミ、蚊が嫌がる成分が含まれているので害虫除けの効果も期待 できますよ。
トマト、ナス、キュウリなどの夏野菜と一緒に植えるとマリーゴールドと相性がよいのでおすすめです。
マリーゴールドの育て方
ガーデニング初心者でも丈夫で育てやすく、観賞用だけじゃなくコンパニオンプランツとしても優秀なマリーゴールドですが、元気に育てるコツはよく日光にあてることです。初心者でもわかりやすいマリーゴールドの育て方や増やし方などを説明します。
置き場所
マリーゴールドは、もともと暑く日差しが照りつけるメキシコ原産の植物なので、 太陽の光が大好き です。家で育てる場合は、 日照時間6時間以上日が当たる場所で風通しがよい場所で管理 しましょう。日差しが好きだからと言って夏の西日は少し苦手です。西日に長時間当てないようにするか、遮光シートで日差しを遮ってあげましょう。
水やり
地植えの場合は、マリーゴールドは乾燥に強く根を地中深く伸ばすので基本的に雨に任せて大丈夫です。雨が降らず、乾燥が気になる様なら水やりをしてあげましょう。
鉢植えの場合は、 土の表面が乾いたら鉢底穴から水が出るぐらいたっぷり水やりします。 花に水をかけないように気をつけてください。花に水をかけてしまうとカビや虫が付きやすくなってしまいます。真夏は水切れを起こしやすくなっているので、涼しい朝と夕方に水やりします。
使う土
マリーゴールドは 水はけがよい土が好き です。基本的に水はけが良ければ土の質は選ばないですよ。市販されている花と野菜の培養土を使えば、土選びに迷うことがないのでおすすめです。
地植えの場合は、植え付けをする前に地面を掘り起こして腐葉土などを混ぜ込んでおきましょう。
植え付け時期
マリーゴールドの植え付けと 植え替え時期は、4月~6月 です。4月頃から苗が園芸店やホームセンターで販売されているので購入してから直ぐに植え付けができます。
植え付けのときに、たい肥や腐葉土を混ぜて元肥をしておきます。匂いが気になるなら、マグアンプなどの化学肥料でも元気に育ちます。
地植えの場合は、種類にもよりますが、20cm~25cmほど離して植え付けをすると、株の成長の邪魔にならないですよ。
刈り戻し
真夏になるとマリーゴールドの成長がゆっくりになってくるので、梅雨時期に切り戻しておくと夏越しがしやすくなります。 多湿が苦手なので風通しを良くして株が蒸れるのを防ぎましょう。 思い切って草丈半分づつ刈り込んでしまっても秋には、元気な花を咲かせてくれますよ。
花がら摘み
咲き終わった花を放置してしまうと、 見栄えが悪くなるどころか害虫が付きやすく、種を作ってしまうので夏越しに必要な体力がなくなってしまいます。 花が終わったらこまめに花がらを取りましょう。花がらをこまめにとっておくことで、代謝がよくなり花付きがよくなりますよ。
マリーゴールドに付きやすい病害虫
強健な性質を持っているマリーゴールドですが、育てる環境が悪いと病害虫の被害にあってしまいます。マリーゴールドに 付きやすい害虫は、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ です。見つけ次第薬剤を散布して駆除しましょう。
マリーゴールドが かかりやすい病気に灰色カビ病、青枯れ病 があります。感染力が強く放置すると株を枯らす原因になってしまうので見つけ次第、感染した場所は取り除きベニカスプレーなどの薬剤を散布して様子を見ましょう。
コンパニオンプランツとしても優秀なマリーゴールド育ててみませんか
マリーゴールドはガーデニング初心者でも簡単に育てることができ、ウリ科の植物と相性が良いためコンパニオンプランツとしてもとても優秀ですよ。
花はドライフラワーや布を染める染料にも使えます。育て方のコツは水はけのよい土に植えて、よく太陽に充てると失敗しません。見ているだけで、元気が出るマリーゴールドを育ててみませんか。
やってみよっか?