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【広島】心に刻む歴史スポット4選と外せないグルメ&自然スポット6選

「HIROSHIMA」と言えば、世界中の多くの人が思うのは「原爆ドーム」です。広島は世界で最初に原爆の被害を受けた街として有名です。その被害は恐ろしく、戦後70年以上近くたった今でも残っており、若い世代に語り継がれています。

同時に忘れていけないのは2023年G7サミット開催地にもなった宮島です。宮島にあります厳島神社は荘厳な雰囲気で人々を包み込むでしょう。

そして、約140年に一度の宮島の鳥居の大工事も終わりました。今こそ、新しい広島を見るチャンスです。同時にお好み焼きやもみじ饅頭など色んな広島グルメも楽しみましょう。

戦争の悲惨さ、平和の大切さを学ぶ。

原爆ドーム

広島といえば、まず「原爆ドーム」と思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

現在は戦後の悲惨さを後世に伝える建築物となっていますが、元々は1915年にチェコ人の建築家、ヤン・レッチェル氏が設計した建築物。当時としては珍しいネオ・バロック的な骨格でゼツェッシオン風の建物でした。もし、原爆の被害に遭わないでいたら、大正ロマンな建物として、市民に親しまれていたことでしょう。戦前は商業の建物として栄えていましたが、1945年8月6日の朝、広島市上空から原爆が投下されました。投下場所からわずか150mしか離れていなかったので衝撃風はなんと440mもあったともいわれ、原爆投下後1秒以内には3階建ての建物はほぼ全壊。枠組みと外壁のみが残りました。

広島の復興にあたり、多くの課題があったことでしょう。その中でも焼け野原に小屋を作り、生き残った人たちの住処などを作っている最中にも市民から原爆ドームと言われるようになりました。そして、1953年、原爆ドームの横に広島平和記念公園が原爆ドームの横に完成しました。 この時に原爆ドームが、世界から注目を浴びる「戦争の悲惨さを伝えるのシンボル」となりました。

広島平和記念資料館

原爆ドームの近くにあります「広島平和記念資料館」は戦争の悲惨さを学ぶ施設となっています 。そこにはどれだけの被害にあったのか。原爆により、クラス全体はおろか、全校生徒が一瞬にして命を落としてしまった歴史などが、痛々しいほどに伝わってくる展示品が数多くあります。

「戦争を知らない」世代にとっては、ショッキングな展示だらけです。同時に「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマ―氏について言及している空間もあります。日本人にとっては、「被害」ですが、「投下」した者にも何かの意図があったはずです。日本人には理解しずらいかもしれませんが歴史を学ぶ必要なスペースだと思います。

折り鶴タワー

原爆ドームの真横にあるのは「折り鶴タワー」です 。折り鶴は平和の象徴とも言われ、現在では、病気の人などに健康を祈るために千羽鶴を折る習慣が出来ました。 その習慣が出来たきっかけも戦争の被害に遭い、わずか12年という短い生涯を終えた佐々木禎子さんが、「生きる」ために薬の包み紙などを使って折り鶴を降り続けたのがきっかけと言われています。 しかし、この折り鶴タワーでは、そのネガティブなイメージとは一変し、最新技術で折り鶴を折ることが出来ますので、戦争の悲惨さを目の当たりにした後に気分転換に良いスポットかもしれません。「紙」で折った鶴は、建物の「折り鶴エリア」に貯めることが出来ますので、「みんなで作る千羽鶴」になります。同時に最新のテクノロジーで、スクリーンに手をかざすことで、電子折り鶴を作ることが出来ます。時代も変わり、鶴の折り方さえも変わりましたが、「戦争の悲惨さ」を忘れないようにしていきたいと思います。

折り鶴タワーの屋上は展望台となっており、原爆ドームを始め広島の風景を一望することが出来ます。そして、最後に大人も子供も遊び心をくすぐられるのは、最後にぐるぐる回る滑り台にのって展望台から地上に下りることです。歴史を学び、鶴の折り方を学び、景色を楽しむのにピッタリの場所です。タワーの中には、カフェスペースなどもありますので、旅路のちょっとしたティータイムにも利用出来ますね。

G7サミットで世界の首相が集まった「宮島」と「厳島神社」

広島に来たのなら、訪れるべきスポットは 「宮島」 です。 宮島の象徴といえば「厳島神社」。そして、巨大な鳥居ですよね 。2022年の年末に140年に一度の修復のための大工事が終了し、綺麗で立派な鳥居を見ることが出来ます。その名の由来は、「神のいつき祀る島」と言われ、古くから島そのものが「神様」として信仰されてきました。 1996年には世界遺産に登録された神社は今では、常に世界中から多くの観光客が訪れる人気観光スポットとなっています。

厳島神社は、593年に創建。その後、平の清盛が「安芸守(あきのかみ)」になったことにより、厳島神社を厚く信仰するきっかけとなりました。厳島神社の鳥居は、潮の満ち引きのあるところにあることで有名です。現在地にある理由としまして、宮島全体が神様となっていたため、「御神体」を傷つけないよう木を切ったり、土を削ることはしませんでした。そして、現代に至るまで瀬戸内海の安全を祈願して多くの参拝客が訪れるスポットとなりました。

広島のおすすめグルメ

お好み焼き

原爆ドームや厳島神社の歴史に触れたあとは、是非ともグルメを堪能することも忘れずに。広島といえば 「広島お好み焼き」 。好み焼きの食べ比べをするのもおすすめです。それぞれのお好み焼き屋さんに個性がありますので食べ比べするのも楽しいはず。

もみじ饅頭

広島の鉄板スイーツといえば 「もみじ饅頭」 も見逃してはいけません。宮島には多くのもみじ饅頭屋さんがあり、もみじ饅頭アイスや揚げもみじ饅頭など、もみじ饅頭だけでも食べ歩きが出来るのも魅力のひとつです。更に味のバリエーションも豊富ですよ!

牡蠣

広島グルメといえば 「牡蠣」 も忘れたくないところ。お好み焼きの具として、なんともみじ饅頭の具にも使われる牡蠣。カキフライももちろん美味しいですが、変わり種の牡蠣グルメもおすすめです。

広島レモンサイダー

たくさん食べた後に、是非とも飲んでほしいのは「 広島レモンサイダー 」です。2022年にバイデン大統領が日本を来日された際に、お酒が苦手なバイデン大統領のために乾杯に使われたドリンクです。一時は品薄になっていたことも。瀬戸内海で育ったレモンをふんだんにつかったサイダーは口の中をさっぱりさせてくれますよ。

広島の自然を感じる

瀬戸内海しまなみ海道

晴れた日は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内海しまなみ海道」でサイクリングをすることをおすすめします 。全長はなんと約60kmと非常に長いので一日でコンプリートするのは大変ですが、一部だけ楽しむだけでも十分素敵な旅の思い出になります。素敵な景色を見ながらサイクリングをすれば、心も身体も晴れやかな気持ちになることでしょう。

宮島ロープウェーに乗って瀬戸内海を眺めよう

宮島まで来たら、是非とも頂上まで登って瀬戸内海を眺めましょう。登山コースがあるので歩いて登ることもできますが、時間短縮をしたい人はロープウェもありますよ。頂上からは、晴れ晴れとした瀬戸内海の景色を一望することが出来ますよ。

広島で歴史を学び、自然やグルメを楽しもう

広島の原爆ドームの悲惨さ、その衝撃にショックを受ける人が多いことでしょう。でも、歴史のひとつとして学び、後世に平和の大切さを伝えていく必要があり、原爆ドームはそのための重要な役割を担っています。平和に生きていける今に感謝しつつ、世界の平和も同時に考えていきたいものです。

そして、壮大な瀬戸内海を見渡しながら、美味しい食べ物を味わえば素敵な旅になることでしょう。非日常を感じながら、広島の風を思いっきり感じて自転車でしまなみ海道を走るのも爽快感があっていい旅になりますね。

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