ポーセラーツで食器を飾りつけ、世界で一つだけのテーブルコーディネートを楽しむ
自宅で過ごす時間が増えた今、自宅で快適に時間を過ごすアイテムの一つとしてお気に入りの食器を購入した人もいるのではないでしょうか。食器は日常生活と切り離せない身近なグッズです。毎日必ず一度は手にする食器をお気に入りの物を使うことで幸せな気持ちや嬉しい気持ちになったり、癒やされることがあるかもしれません。
そのお気に入りの食器を、世界で一つだけのオリジナルデザインで手作りしてみてはいかがでしょうか。今回は、市販品のように完成度の高いオリジナル食器を作ることができる「ポーセラーツ」「チャイナペインティング」作品を活かしたテーブルコーディネートについてご紹介させて頂きます。
5,000円以下
道具(難度) ■■■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■ポーセラーツとは？
ポーセラーツは転写紙や上絵具、装飾技法を用い自由に磁器絵付けを楽しむクラフトで、手軽に本格的な作品が作れるためお子様からお年寄りまで幅広く楽しむことができます。「ポーセラーツ」とは「ポーセリン（磁器）」と「アート（芸術）」を組み合わせた造語で運営をする日本ヴォーグ社の登録商標です。
必要な材料や道具
＊白磁
絵付け前の真っ白な磁器のことです。よく見ると温かみのある白、冷たい白など種類があることに気付きます。陶器よりも硬く、叩くと高い音がします。
＊転写紙
さまざまな色や図柄が印刷されたシールのような紙のことです。図柄はカバーコートで覆われており高温で焼成すると磁器に焼き付きます。
＊上絵具
上絵付け専用の絵の具です。粉末状のもので専用の溶剤で練って使用します。
＊金彩
焼き付けると金色、銀色に発色する液体で専用液を筆やペンで使用します。本物の金やプラチナが含有されているため、大変高価です。
＊電気炉
絵付けした作品は、800度の高温で焼き付けます。焼き付けることを「焼成」といい、専用の電気炉で6時間ほど時間をかけて焼き付けます。家庭用の電源で使用できる小型電気炉が普及しています。
どんな作品が作れるのでしょうか
・転写紙を使用した作品
転写紙を水につけてシールを剥がし、好みのデザインに白磁に貼り付けて水を抜きます。膨大なデザインの転写紙の中から好きなデザインを組み合わせてオリジナルデザインを作ることができます。シールを貼るだけなので絵を描くのが苦手な人でも完成度が高い作品が作れるため気軽に楽しむことができます。
・絵の具を使用した作品
絵の具で好きな色を作ることができデザインの可能性は無限です。絵を描くのが好きな人、自分の好きなデザインを描きたい人にお勧めです。
・転写紙、絵の具、金彩を施した作品
転写紙、絵の具、金彩を織り交ぜた作品を作ることもできます。本格的な作品が作りたい人、技術の高い作品作りに挑戦したい人に向いています。そのつど焼成を行うので完成までに何度か焼成します。手間暇かけて作り上げた作品にはより愛着が増すでしょう。
手作り食器の楽しみ方
では、手作りした食器はどのように楽しむことができるのでしょうか？
日常的に使用する
完成した作品は、市販品と同じように使用することができます。ジュースを飲んだり、食事を盛り付けたり、洗浄したり、温風で乾かしても問題ありません。もちろん繰り返して使用することができます。家族それぞれのカラーでマグカップを作ったり、名前を入れて見分けやすい目印を付けるなど実用的な作品として作ることもできます。
プレゼントとして
ポーセラーツではかなり完成度の高い作品を作ることができることがお分かりいただけたのではないでしょうか。筆者がポーセラーツに興味を持ったのは、実用的で完成度が高い作品を作ることができるのでプレゼントにしても喜ばれるに違いないと考えたからです。実際に知人にプレゼントしたところ、手作りであると言うことに大変驚かれたり、そのデザイン性の高さ、クオリティー、耐久性に喜んでもらうことができました。また名前や記念日を入れることもできるため、メモリアルプレート、お祝い品としても心のこもった思い出に残る作品にもなります。
テーブルコーディネートで楽しむ
また、季節や好みのスタイルに合わせ、テーマを持たせた食器セットを作りテーブルコーディネートを楽しむことができます。黒と白で作るスタイリッシュなテーブルコーディネート、春の訪れを表現するさくらなど季節の花を取り入れたデザイン、クリスマスデザインなどイベントを祝う作品など楽しみ方には際限がありません。
手作り食器で日常を彩る
古くより食器は人々の暮らしに欠かせない物として身近にありました。西洋の高級ブランド食器、日本でもノリタケ、有田焼など歴史ある食器をみても、いかに食器が人々の生活の中で重要な役割を果たしてきたのかを垣間見ることができると思います。あなただけのオリジナル食器をぜひ生活に取り入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
特集・連載
やってみよっか？
