【ハンドメイド】大人から子どもまで誰でも簡単!牛乳パックとお花紙で紙すきを楽しもう♪
牛乳パックをリサイクルして作る紙すき。子どものころに挑戦した人もいるかもしれません。
お家で紙すきは子どもだけなく大人も十分に楽しむことができます。
牛乳パック以外にも様々な紙素材をリサイクルできます。形や色も自由自在なのでオリジナリティも出せますよ。
道具や準備が大変そうというイメージも。でも思ったより簡単に短時間で完成します。
今回は、牛乳パックとお花紙で紙すきに挑戦しました。
紙すきとは
紙すきとは紙の原料を水で溶いてこし、固めて紙にする作業のこと。 普段使う紙の原料は木の繊維を煮て取り出したパルプ。最近はリサイクルされた古紙もたくさんあります。
紙すきで思い浮かぶ「和紙」には、こうぞ・みつまた・がんぴなどが使われています。
紙の原料となるこうぞはインターネットで買うことができます。興味がある方はチェックしてみてください。
実際にこうぞなどを使って紙すきをするためには特別な道具や材料も必要になります。
お家で植物から紙すきをするならイネ科の水草やイヌビワなどがおすすめです。
家でもできる紙すきの材料は?
手づくりの紙にぴったりの材料は 牛乳パック 。
他にも トイレットペーパー や ティッシュペーパー 、 お花紙 でも紙すきをすることができます。
牛乳パックはすぐに手に入れることができ、リサイクルになるので一石二鳥ですね。しかし、牛乳パックは水に強く作られているので表面のシートをはがす作業が必要です。
トイレットペーパーやティッシュペーパーは薄くてちぎりやすく作業も簡単なので、すぐに始めたい方におすすめ。
お花紙は色がついているのでさらに華やかに仕上がります。今回は、 オーソドックスな牛乳パックとお花紙の2種類で紙すき をしてみました。
紙すき枠の作り方
まず紙すきにかかせない紙すき枠を作りましょう。
紙すき体験に行くと木枠に金網の立派な枠があります。お家でやる時はすぐに手に入る材料で簡単に作ることができますのでご安心ください。
材料
- 食品トレー:1枚または同じもの2枚
- 水きりネット:1枚
- ビニールテープやガムテープ
水きりネットの代わりに、網戸の金網や不織布も使うことができます。網目が細かく水が切れるものを身近で探してみましょう。
【作り方】食品トレーの真ん中を切り抜く
トレーの真ん中を四角くカッターで切り抜きます。
できあがりのサイズをイメージしておきましょう。はがきサイズ・名刺サイズなど作りたいサイズより大きめに穴をあけます。
【作り方】ネットをはさんでテープでとめる
切り抜いたトレーの上にネットをかぶぜてテープをとめます。2枚ある時はトレーとトレーの間にネットをはさみます。周りはテープでとめておきましょう。
これで完成です。
牛乳パックで紙すき
できた紙すき枠を使ってさっそく紙すきをしましょう。
材料と道具
- 1リットルの牛乳パック:1個
- 紙すき枠
- 食品トレイよりも大きいバットやボウル
- タオル
- ミキサー
- 新聞紙
基本的な材料は牛乳パックのみ。外側の絵が描いている部分ははがすのでどんなパックでもいいですよ。
【作り方】牛乳パックを水にひたす
牛乳パックを適当な大きさに切ります。 全体を水につけて2~3日置いておきましょう。
時間がない時はなべで15分ほど煮ます。
【作り方】牛乳パックから紙だけを取り出して細かくちぎる
牛乳パックの外側と内側についている ビニールのようなシールをはがしましょう。
はがれたら紙の部分を 手でちぎって細かくします 。紙の部分は手で簡単にちぎることができます。ちぎった紙はミキサーに入れます。
【作り方】ミキサーにかけてどろどろにする
紙を入れたミキサーに水を入れます。紙は入れすぎないように注意。2回くらいに分けましょう。 水はたっぷり半分から3分の2くらい入れます。 紙すきの時にも水を足すので多くても問題ありません。
ミキサーにかけてどろどろにしましょう。
でき上がったらボウルやバットに移します。
【作り方】紙をすく
バットにどろどろになった液を入れ水を足します。
おたまなどでどろどろになった液体をすくって紙すき枠に入れます。 左右に揺らして全体が均一になるようにしましょう。
【作り方】水気を切って乾かす
全体に紙が行き渡ったら水気を切ります。 バットの上にあげ、水分を落としましょう。 ぽたぽたとしずくが落ちなくなるまで水気を切ります。
残った水分はタオルで吸い取ります。 新聞紙などに紙すき枠ごとのせてタオルを押しつけて水けを吸い込ませます。
しっかり水気が切れたら枠から外しましょう。 少しずつはがすときれいに取り出すことができます。
全体が乾ききるまで新聞紙やトレイの上などで乾かしましょう。
【作り方】好きな形に整えて完成
しっかり乾いたら完成です。
周りを少し切って形を整えたり、好きな形にカットしましょう。もちろんそのままの形も味があっていいですね。うちわなどにアレンジしても面白いです。
お花紙で紙すき
飾りつけに便利なお花紙。たっぷり入っているので使い切れずに余ってしまうことがあります。
そんな時にチャレンジしてほしいお花紙で紙すき。色も付いてかわいらしく仕上がります。
材料
- お花紙:1色につき2~3枚
- 紙すき枠
- 食品トレイよりも大きいバットやボウル
- タオル
- ミキサー
- 新聞紙
- おたま
材料はお花紙以外牛乳パックと同じです。
ミキサーがない時はペットボトルを振って細かくすることもできます。
【作り方】お花紙をちぎってミキサーにかける
基本的な作り方も牛乳パックと同じです。 お花紙以外にトイレットペーパーやティッシュペーパーを使った場合も同じなので簡単ですね!
お花紙は薄いのでミキサーにかけるととても細かくなります。
青と黄色などミキサーに一緒に入れると色がきれいに混ざるものもあるので、色々試してみてください。
【作り方】紙をすく
同じくバットに移してすいていきましょう。ほとんどお水みたいにサラサラな液になるのでおたまなどすくいやすい道具が必要です。
左右に揺らして均一にします。
お花紙はいろんな色が楽しめるので混ぜると楽しいです。 少しずつ場所をずらして紙を紙すき枠にのせます。サラサラなので混ざりすぎないように注意してくださいね。
牛乳パックの紙と混ぜると簡単。白に色が映えます。
【作り方】乾かして完成
お好みのデザインになったらバットからあげて水分を切りましょう。タオルでしっかり水分を取ります。枠から外してもいいですし、次に作る予定がなければそのまま乾燥させましょう。
しっかり乾いたら枠から外してでき上がりです。
青空と雲のような素敵な一枚になりました。
ネットから外す時はくっついているところもあるのでゆっくりと。ネットの模様が面白いです。
楽しくできるエコハンドメイド
紙すきはお家で楽しくできるエコなハンドメイドです。
紙すきをする時に押し花をのせて飾りつけもできます。絵の具で色をつけてもいいですね。道具も思ったよりも簡単に手に入るものばかり。材料も一つだけです。
暑中見舞いや年賀状にもぴったり。手作りの一枚を大切な人に贈ってみてください。
やってみよっか?