【ハンドメイド】3分で完成!天然素材と好きな香りで作る虫よけスプレー
夏に近付くにつれて気になるのが虫。特にアウトドアや自然の中に出かけると虫対策は欠かせません。
虫よけスプレーは使いたいけれど、香りや成分が気になることはありませんか。
肌の弱い人や子どもには特に、素材の分かるものを使いたいですね。
虫よけスプレーはアロマオイルがあれば簡単に作ることができます。虫よけ効果のあるものを選べば香りもお好みに。
今回は手作り虫よけスプレーの作り方をご紹介します。おすすめの素材もご紹介するので参考にしてください。
手作り虫よけスプレー
アウトドアにぴったりな季節ですが、外での活動に欠かせないのが虫よけスプレー。しかし虫よけスプレーをたくさん使うと体や子どもへの影響もすこし気になります。
手作りすることで シンプルな材料で作れる、体に優しいスプレー になります。天然素材で作ることでより安心感がありますね。
そこで、手作り虫よけスプレーのメリットとデメリットをご紹介します。
手作り虫よけスプレーのメリット
- 刺激が弱いので子どもや赤ちゃん、肌の弱い人も安心して使える
- 手作りなので素材が分かって安心
- 主に天然のものを使うので添加物が少ない
- 作る量を自分である程度調節できる
一番のメリットは安心安全であること。中に入っている成分が体に悪くないのかと心配する必要がありません。 自分で作ることで納得して使うことができますね。
アロマオイルを使用し、材料も多くありません。虫よけになる香りであれば、自分の好みに合わせることもできますよ。必要な分だけ作ることができるので経済的でもあります。
手作り虫よけスプレーのデメリット
- 効果があまり長く続かない
- 長期保存ができない
- 人によっては苦手な香りで使いにくい
市販の虫よけスプレーと違い 効果はあまり続きません。 時間が経ったらこまめにスプレーする必要があります。
また、手作り虫よけスプレーは精製水を使います。精製水は一度開けると菌が増えやすくなるのですぐに使わなければなりません。
一番よく使われるハッカ油は子どもが苦手な場合も。苦手なにおいだと使いにくいので、お好みの匂いで探してみましょう。アロマオイルを入れすぎても匂いがきつくなりすぎるだけなので注意してください。
手作り虫よけスプレーの作り方
一番よく使われているハッカ油を使った虫よけスプレーの作り方をご紹介します。
材料と道具
- ハッカ油:5~7滴
- 無水エタノールまたは消毒用エタノール:10mL
- 精製水:90mL(水道水でも可)
ハッカとはミントのことで、スッとする香りが特徴です。主成分のメントールに虫を寄せつけない効果があります。
無水エタノールや精製水を用意している時間がない時は水道水でも作ることができます。
使う前にはしっかりと振り、肌に合わないと思ったらすぐに使うのをやめましょう。
- スプレー容器
- 計量カップ
PSと書いてあるポリスチレン製のものはアロマオイルで溶けてしまうかもしれません。ガラス製やポリプロピレンがおすすめです。
作り方
スプレー容器に無水エタノールを10mL入れます。
次にハッカ油を5〜10滴たらし、容器を振ってしっかり混ぜましょう。
最後に精製水40mLを加えて、さらに混ぜ合わせて完成です。ポイントは最後に精製水を加えること。逆の順番ではうまく混ざらないので注意してください。
おすすめのアロマオイル
ハッカ油の他にも虫よけにおすすめのアロマオイルをご紹介します。
レモングラス
レモンに似たフレッシュな香りの レモングラス 。美容成分もありお茶にしてもおいしいハーブです。
市販の虫よけにはレモングラスが主成分としてよく使われています。
虫除け効果があり、特に蚊が嫌うにおいといわれているので虫除けスプレーにもぴったり。
シトロネラ
シトロネラ もレモンに似た香りで蚊や昆虫が嫌います。アウトドアキャンドルや防虫グッズにも使われており、消臭効果もあります。
レモンユーカリ
シトロネラと同じく「シトロネラ―ル」という昆虫が苦手な成分を含む レモンユーカリ 。レモンのようなさわやかな香りに木のやわらかさが入ったような香りです。
デオドラントにもなるので、夏は虫除け効果とダブルでとてもおすすめです。
ゼラニウム
虫除けだけでなく心を整えてくれる作用も持つ ゼラニウム。
バラとミントがミックスされたような甘い香りが特徴で、ミントとのブレンドもおすすめです。
ラベンダー
サシェなどでよく使われる ラベンダー 。「リナロール」という成分には防虫効果があります。
リラックス効果にももちろんおすすめで、香りもイメージしやすいので使いやすいでしょう。
クローブ
カレーやチャイなどにも使われる香辛料の クローブ は、実は虫除けにも効果があります。カビの繁殖を抑える効果もあり、キッチンやトイレ掃除にもおすすめのハーブです。
とても役に立ちますが、香りが強く肌への刺激も強いです。ペットも苦手なことが多いので動物を飼っている人は特に気をつけましょう。
お庭の植物で作る虫よけスプレー
アロマオイルは高くて手が出しにくいという方はお庭を見回してみましょう。
身の回りには虫よけにぴったりの植物がまだまだたくさんありますよ。
今回は2種類ご紹介します。
ドクダミ
5月頃に花を咲かせるドクダミは、お茶などでも飲まれる体にいい植物です。しかし、においが独特なのとあっという間に庭中に広がる強い繁殖力から苦手という人もしばしば。
ドクダミは虫除けや虫刺され にぴったりで、自然由来で誰でも安心して使うことができます。
ドクダミの虫よけスプレーに必要なものは2つです。
- ドクダミの花と葉
- アルコール度数35度以上のウォッカやホワイトリカー
ドクダミは排気ガスなどがかかっていない花が白いものを選びます。葉と一緒に花もつみましょう。
洗ったドクダミは水気を切りガラス瓶に入れます。花と葉がしっかり使うようにひたひたにアルコールを入れて完成です。
1ヵ月ほどして色が茶色くなったら使うことができますよ。
スプレーボトルに入れて使いましょう。 虫刺されにも効果がある のでアウトドアにぴったりです。水を入れて使うときは2~3倍に薄めましょう。
ビワ
ビワもドクダミと同じく肌トラブルなど様々な部分で効果が期待できる植物。
ビワの実は5月下旬ごろから実りますが葉は一年中ついています。お庭に生えている家もよくあるのでご近所さんから分けてもらうのもいいですね。
ビワの葉の虫よけに必要なものもドクダミと同じです。
- ビワの葉
- アルコール度数35度以上のウォッカやホワイトリカー
ビワの葉はよく 乾燥させてからはさみで数センチずつ切ります 。後はガラス瓶に入れてアルコールをひたひたに入れるだけ。
ビワの葉は3か月ほどでエキスができあがります。 葉はエキスが茶色くなってから取り出しましょう 。
ビワの葉エキスは、5~6倍に薄めてスプレーしましょう。エキスさえ作れれば化粧水や湿布にも使うことができますよ。
自然に優しい手作りスプレー
手作りの虫よけスプレーは自然にも体にも優しい優れもの。作り方もとてもシンプルです。
スプレーだけではなくビンに入れて常備する こともできます。玄関先やキッチンに置いておくと便利ですね。
ドクダミはビワの葉は虫よけだけでなく虫さされにも役に立つので、おでかけの際に持ち歩きたいです。
手作りスプレーは材料も時間もほとんどかかりません。自分のお好みの香りで作ることができる点も魅力的。
虫よけ以外の効果もあるので、アロマグッズとして作ってみるのもおすすめですよ。
やってみよっか?