爆風の箱根路を一人旅してみた!一人でも楽しめるスポットを紹介
都心からのアクセス抜群の箱根には、毎年多くの観光客が訪れます。家族連れやカップルが多い箱根ではありますが、思い付きで一人旅を敢行してみました。
小田急線で小田原へ
箱根に行くにはロマンスカーが便利なのですが、旅費を節約するため小田急線でひたすら小田原を目指します。朝の5時半発の列車に乗って、新宿で小田急線に乗り換え。平日ということもあり、朝早いのに通勤客でいっぱいです。
小田原からは箱根登山鉄道に
小田原に着いたのが朝の7時半。思ったよりも時間がかかりました。ここからは箱根登山鉄道に乗り換え、強羅(ごうら)駅を目指します。
箱根登山鉄道はスイッチバック方式の珍しい電車で、鉄道マニアにはたまらない仕様となっています。沿線の風景を楽しみながら強羅駅に到着しました。
強羅駅は人でいっぱい
強羅駅に着いたのが8時半頃。ここから箱根登山ケーブルカーに乗り換え、ロープウェイの発着駅である早雲山駅を目指します。
8時45分発のケーブルカーはすでに人でいっぱい。ハイシーズンではなくても、箱根にはいつも人がたくさん来られているようです。
ロープウェイから富士山を望む
早雲山駅からは箱根ロープウェイに乗り換え、箱根海賊船の出ている桃源台駅を目指します。ロープウェイに乗っていると、途中で雄大な富士山の威容を拝むことができます。
この時ほど、一人旅の寂しさを実感することはありません(笑)。「あっ、富士山だ!」という感動を伝える相手がいないのは寂しいものです。思わず知人に写メを送りました。
大涌谷で一休み
終点に着く前に途中下車して、大涌谷に立ち寄りました。山肌から煙がモクモク上がっており、硫黄のニオイが辺りに漂っています。
ここの名物は黒たまご。1つ食べると寿命が7年伸びるとされています。おやつを食べたらロープウェイに戻り、終点を目指します。
海賊船欠航か!?
この日はとても風が強く、芦ノ湖の遊覧船、通称「海賊船」の運航が危ぶまれるほどでした。幸いしばらく待つと運航が開始されました。
風が強すぎる…
海賊船の甲板に出て景色を眺めていたのですが、風が強すぎて涙が止まりません。途中、女子大生らしい4人連れに写真を頼まれたのですが、涙でファインダーをみてもよく分かりません。ちゃんと撮れたかな…。
箱根神社の鳥居が見えてきました
海賊船の船旅はおよそ25分。箱根神社の鳥居が見えてくると、箱根町港はもうすぐです。ちなみに、元箱根港も同じく25分で到着します。
関所跡を見学
箱根の山は天下の険と謳われていますが、ここにはかつて箱根峠を越えるための関所が設けられていました。いわゆる「入り鉄砲に出女」を取り締まることが目的だったということです。
波打ち際かここは?
箱根の関所を見学した後、箱根神社を目指しました。芦ノ湖のほとりは遊歩道となっており、歩きやすいように道が整備されています。ただ、この日は暴風が吹き荒れており、湖畔が波打ち際のようになっていました。
箱根神社を見学
しばらく歩くと箱根神社が見えてきました。海の方へ向かうと鳥居の近くまで行けるのですが、ここも波(?)のためにびしょ濡れになっていました。
寒いので宿へ向かいます
運悪くこの日は日本列島を寒波が覆っていたらしく、芦ノ湖周辺もめちゃめちゃ寒かったです。そのため、早々に宿へ向かうこととしました。
宿の付いたらさっそく温泉へ。さすが箱根の温泉だけあって、身体が心から温まりました。ごはんを食べて温泉に入って、本を読んで温泉に入って…と、温泉を堪能しました。
早雲寺から玉簾の滝へ
翌日は早起きして、宿の美味しい朝食を頂き、また温泉へ。温泉を満喫したらテクテク歩いて早雲寺を目指します。
小田原北条家の菩提所
早雲寺は箱根湯本の駅からおよそ15分ほど歩いたところにあります。北条早雲は後北条氏の祖であり、戦国大名の嚆矢としても知られています。
道に迷って玉簾の滝へ
早雲寺をみた後は、玉簾(たますだれ)の滝を目指します…が、道に迷って行ったり来たり。おそらく玉簾の滝を目指しているであろう母娘が私と一緒に右往左往しており、なんだか申し訳ない気分になりました。
玉簾の滝は高さ8mほどのところから流れ落ちており、滝の水が玉すだれのように美しいことから、この名前が付けられています。先の母娘も無事に到着しており一安心。
湯葉丼・直吉で湯葉丼に舌鼓
箱根の名物はいろいろありますが、湯葉もその1つ。筆者は湯葉に目がないので、地元で有名なお店「湯葉丼 直吉」へ向かいました。
店先には大行列ができていましたが、なにせお一人様なので早く通してもらえました。名物の湯葉丼とビールを楽しみ、帰路につきます。
ロマンスカーで帰りました
せっかく箱根に来たので、帰りはロマンスカーに乗ることにしました。駅も人また人の混雑ですが、指定席なので快適な列車旅が楽しめました。
箱根は一人旅もおすすめです
今回は初めて箱根を一人で旅しましたが、目的地をあらかじめ決めなくても、ブラブラしていると名所旧跡にぶつかるのが箱根のいいところ。
スケジュールをばっちり組んで旅行するのもいいですが、行き当たりばったりで新たな発見をするのも楽しいものですよ。
やってみよっか?