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【グアム】ハファダイ!還暦を迎えた両親を連れていきたい楽園の島

2023年2月、3年ぶりにグアムを訪れました。初めてやってきたときから、ずっと大好きなこの島。

お気に入りのカフェに入ると店員さんから「ハファダイ!(こんにちは!)」と声をかけられ、「あー、やっと帰って来れた」と感じ、懐かしい気持ちになりました。オーダーしたコーヒーを片手にぼんやり海を眺めていたら、ふと「両親にもこの景色を見せたいな」と感じました。寒さが厳しい真冬の日本から太陽のまぶしい常夏の気候へ。

今回は還暦を迎えた自分の両親とグアムを訪れたら、こんなところを一緒に回りたい、そんな目線でグアムの魅力をご紹介したいと思います。

安心の直行便-簡単な入国手続き

日本から最も近い海外リゾートのひとつであるグアム。 直行便なら成田空港から3時間半 のフライトで、 時差もわずか+1時間 なので体力的な負担も少なく、初めての海外旅行やハードな旅にはちょっと抵抗のある世代にもぴったりです。

グアムに到着すると入国手続きが待っていますが、グアムは ESTA(電子渡航認証システム)も不要なので、入国は基本的に簡単 です。日本語で案内してくれる係員さんもいるようなので、英語が苦手な方でも安心です。

日本との深い歴史、魅力あふれるグアムの人々

実は1944年まで日本の統治下だった時代のあるグアム。戦後はアメリカの領土となりますが、日本発のフライトが始まったのは今から56年も前のこと。

日本人との交流が長いこともあり、グアムの人々は日本からのお客様が大好き!トラディショナルな人種であるチャモロ人はもちろん、アメリカ本土から移住した人々、日本人在住者も、 みんなが「ハファダイ!(こんにちは!)」と声をかけあい、日本からのお客様を出迎えてくれます。

タオタオタシ - 日本人として舞台に立つ女性ダンサー

「日が沈んだビーチに響く波の音こそ、グアムの1番魅力。」

そう話してくれたのは、グアム随一のダンスディナーショー「タオタオタシ(TaoTao Tasi) *チャモロ語で海の人々」をご紹介くださったまりさん。まだまだ観光施設が少なかった頃にグアムへ移住され、以来、日本からの旅行者を出迎えられていらっしゃいます。

ディナーショー会場があるのは タモン湾最北部のガンビーチ 。ここは少し太陽が傾いた午後の時間がまさに最高で、頬に吹く潮風にも南国リゾートの良さを体感できます。 改めて大切な家族をこの島に連れてきたい 、と感じることができました。

実はここ、かつては誰も近寄らないような荒れたエリアだったそう。そんなビーチを1から整え、グアム最大級のショーを実現するまでの歴史秘話には驚きました。 おもてなしの気持ちを絶やさず、最高の場所を作った熱い思いには心を打たれました。

空が茜色から紫色に変わる頃、タオタオタシのディナーショーが始まります。ビュッフェコーナーでチャモロフードとステーキをお皿に取り、ショー観覧席へ。

女性シンガーと子供たちの入場から始まるショー は、 グアムに伝わる海の人々、チャモロの歴史 を表現しています。ダンサー1人1人の言葉を超えた表現力には感動の連続です。特に最後のファイヤーダンスの迫力にはとにかく圧倒され、言葉を失って見入っている自分がいました。

フィナーレの余韻に浸っていると、後ろから「こんにちは!」と日本語が。振り返ると美しい衣装をまとった日本人ダンサー、Megumiさんの姿がありました。現在、 日本人で唯一、グアムのダンスショー公演に出演しているという彼女 。日々の厳しい練習をこなしながら、日本からのお客様を心待ちにしていると話してくれました。旅先でのこんな嬉しい出会いも海外旅行の醍醐味。 両親、家族にも感じて欲しい喜び です。

ダンスショーの歴史は日本から

コロナ以前はグアム中で毎日のように実施されていたダンスディナーショー。 そのルーツが日本にあったなんて、皆さんご存知でしたでしょうか?

時は遡って1970年、大阪万博でタヒチアンショーが開催されました。当時の日本人たちはこのショーに大感動!そこから日本各地へタヒチアンダンスが広まり、ついにグアムへやって来たそうです。グアムでは地元チャモロのダンスも研究。結果、現在の「 アイランドカルチャーディナーショー 」が完成しました。

大人気コンテンツとなった今でもショーの内容はアップデートを繰り返しています。観客が自然と涙を流してしまうようなダンスショーを目指し、日々進化をしていらっしゃいます。

海中展望塔 - 日本の技術が作ったグアムの人気スポット

ピティ湾海洋保護区にある フィッシュアイマリンパーク 。SNSでも話題の海中展望塔が人気のスポットです。

今回はスタッフのOさんに案内いただき、1995年に日本から運ばれてきた海中展望塔の歴史、難しいメンテナンスの方法などをお聞きしました。 グアムの人気スポットが実は日本の技術で作られていただなんて、日本人の1人として誇らしくなります。

約300m続く海上の桟橋では、ゆっくり歩きながら一面に広がるサンゴ礁の海を眺めることができます。海中展望塔に到着し、手すり付きの螺旋階段を降りたら、そこは文字通りの青い海の中。ダイビングやシュノーケルをせずに海の中を楽しめる点も、 親世代には嬉しいポイント かもしれません。

グアムで楽しむ最高の「食」体験

大人になるにつれ「食」への関心が上がっていくのは、私の家族だけでしょうか?

若い頃は空腹を満たすことが第一でしたが、最近は「 何を、誰と、どこで食べるか 」が、大切になってきたと感じています。旅先でのお食事ならなおのこと、お食事処のチェックは欠かせません。

本物のローカルが勧めるハガニア地区の「食」

せっかくグアムに来たのなら試しておきたいチャモロ料理。おすすめのレストランはハガニア地区にある「 メスクラ本店 」です。観光客が訪れるには少し難しい場所にあるので、 ガイド付きツアー で両親を連れていきたいところ。

両親へのディナープレゼント - BBQ&ホテルビュッフェ

お肉とビールを愛する父にはグアムで1番のBBQをプレゼント。 タモンビーチの砂浜上にあるセイルズBBQは、波がかかってくるのでは?と思うほど海の真横にあるオンザビーチレストラン。夕日を眺めながら食事を楽しめば、普段は直接伝えにくい父への感謝も言葉にできそうです。

日本では少し敷居の高い高級ホテルのお料理体験もリゾート旅行での食の醍醐味です。普段からプチ贅沢にはまる母には、 ウェスティンホテルでのビュッフェ を招待したく思います。

今年こそ海外へ!グアムで家族の思い出を

最近は海外旅行もぐっと近くなりました。 「いつかは家族で海外へ」そんな素敵な夢を描く方には今年こそチャンスです。

グアムの魅力はマリンスポーツだけではありません。日本とのつながりを感じるスポット、 両親世代にこそ体験して欲しい食事やアクティビティが、まだたくさんあります

日本と共に50年以上の歴史を歩み、日本のお客様を愛してきたグアムの人々。彼らは今もハファダイ・スピリットを保って、日本のお客様を心待ちにしています。

グアムへ行けばきっと、 あなたもご両親も笑顔になる体験、家族との最高の思い出 が待っているはず。さあ、次はあなたも。ご家族とのグアム旅行を考えてみませんか?

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