【ガーデニング】初めてでも簡単♪ 捨てられない古い土を、ふかふかに再生するコツ!
ガーデニング用の土を捨てられず、困っているという方も多いかと思います。私もその1人です。
花が終わった後に、どうしたら良いのだろうと迷いますよね。
土は、捨てずに再利用することができますよ♪
今回は、私も実際に行っている土の再生方法をご紹介していきます!
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土の再利用の基本
鉢植えも花壇も、土は再利用できます。再利用の良いところは 新しい土を買う必要が無くなることと、土が良くなること。
使い終わった土にそのまま次の花を植えても良いですが、 再生させないと栄養分が少なくなり、植物が上手く育たなくなる原因に なります。
覚えておきたいのは3つのポイントです。
- 消毒
- 土壌改良
- 寝かす
では、順番に説明していきます。
消毒をする
土には様々な菌が住んでいます。植物に病変が見えなかっただけで、実は病原菌が潜んでいる場合も。
また、人の手で取り除くことが難しい小さな雑草の種や虫の卵が混ざっている事が多々あります。
消毒作業をすることで、病害虫予防に繋がりますよ。
土壌改良をする
使い古した土は、排水性が悪い場合や栄養素を植物が吸い上げてしまったために栄養不足になっている場合があります。
土に栄養が無いと、固くガサガサとした土になり、植物は上手に根を張ることができません。
そのため栽培が終わった後の土は土壌改良をし、植物が育ちやすいふかふかな土にします。
後ほどやり方をお話ししますが、 混ぜるだけの資材も売っていますので、それほど難しくないですよ♪
寝かす
すぐに植え付けもできますが、1週間ほど触らずに置いておくと 土の中に住んでいる微生物の動きが活発 になります。
微生物が動き回ってくれるお陰で 土が耕され、ふかふかの根っこの張りやすい土に。
寝かすことで、より良い状態で植え付けができますよ!
古い土を再生するための事前準備
まずは枯れた鉢をひっくり返し、 土と枯れた植物を分けます。 この時、 虫などを見つけたらすぐに駆除しましょう。
ふるいにかける方法もありますが、手で仕分けても問題ありません。
枯れた植物は、自治体のルールに従って捨てるようにしてください。
続いて消毒を行います。
消毒の方法
太陽熱消毒
太陽熱による温度上昇で、病原菌や虫の卵を死滅させる方法 です。
【必要なもの】
- 透明のビニール袋:1枚
- 水
【やり方】
1)ゴミを取り除いた土を袋に入れ、土の上から水を少しずつ流し込みます。
この時、水を入れすぎないのがポイント。 握った時にしっとりと濡れていて、水が滴り落ちない程度で十分ですよ♪
2)袋の口を縛ったら、 太陽の光が当たる場所に7日〜14日ほど置いておけば、消毒完了 です!
特に夏場の太陽熱を利用すると、効果抜群!春の花が終わりを迎えた頃が、ちょうど良い時期ですね。
木酢液を使用しての消毒
木酢液、という優秀な園芸資材があります。太陽熱消毒より早く、 そして太陽があまり当たらない場所でも消毒ができます。
【必要なもの】
- 木酢液
- 水
- 透明なビニール袋:1枚
【やり方】
1)ゴミを取り除いた土を袋に入れます。
2) 木酢液を水で20倍〜50倍に希釈し、土の上から流し込みます。 太陽熱の時と同様、握った時にしっとりと濡れていて、水が滴り落ちない程度で十分です。
3)袋の口を縛り、 雨が当たらない軒下などで7日ほど保管すれば、消毒完了!
高濃度の木酢液の散布は、 花壇の土壌消毒にも使用できます。
私は花壇に植え付けする1週間前あたりで、木酢液を散布していますよ♪有益な微生物も増え、ガサガサした荒れた土が消毒と同時に蘇ります!
寒ざらし
冬季限定になりますが、1月〜2月の寒い時期に、 花壇の土をわざと寒さに晒すことで消毒効果を得る方法 です。
冬の花を植え付けていない花壇がある場合は、土の表面を掘り起こし 地表面が地中に入るよう、ひっくり返します(天地返し)。 そのまま1〜2週間ほど寒風に晒し、土の内部に潜んでいた虫の卵や病原菌を死滅させる効果を狙います。
プランターの場合は ビニールシートに土を広げておくようにすると、同様の効果が期待できますよ♪
土壌改良剤を入れる
土を消毒した後は、栄養補給をしてあげます。この作業をしないと、土は痩せたままで植物の生育に影響が出てしまうことも。
土壌改良を繰り返せば、土もふかふかの良い状態に育っていきます!
土のリサイクル剤
土壌改良には、 土のリサイクル剤があると便利です♪
ホームセンターや園芸店でも購入可能。栄養素が抜けた土に必要な堆肥も含まれており、排水性を確保するための資材も既に混ぜ込まれています。
やり方はシンプルで、 消毒が終わった後の土に、リサイクル剤を混ぜ込むだけです。 混ぜ込んだ直後に植え付けを行うこともできてとっても簡単ですよ♪
使用量には目安がありますので、必ず確認してください。
資材を自分でブレンドする
リサイクル剤を使用せず自分で土壌改良を行いたい場合には、 数種類の資材を混ぜ合わせるようにします。 一番簡単な方法は、下記のものを用意してください。
- 腐葉土(もしくは牛糞堆肥)
- 赤玉土
腐葉土4:赤玉土6の割合で混ぜ合わせたものを、古い土と合わせていきます。 割合としては、古い土5:混ぜ合わせた資材5くらいです。
排水性をより良くしたい場合は赤玉土を多めに混ぜるなど、土の状態に合わせてブレンドできるのが良いところ。
しかし資材ごとに購入する必要があり、専門知識も必要になってくるので、自分でブレンドをする場合は ガーデニングに慣れてから行う方が良いでしょう。
土を寝かす
花壇の場合
土壌改良剤を混ぜ込んでから、そのまま1週間ほど待ちます。 途中雨が降っても大丈夫です。
土壌改良後に数ヶ月放置してしまったなど、植え付けまでに長時間経ってしまった場合には、再度土壌改良剤をすき込みましょう。
鉢植えの場合
植えたい花がある場合は土壌改良剤を混ぜ合わせた後、 鉢底石を入れた鉢に戻し1週間ほど寝かせましょう。 そのまま植え付けを行うことができます。
しばらく植えない場合は、 土入れバケツなどで保管 します。
私はオムニウッティの蓋つきバケツを使用していて、屋外でも雨に当たる心配がないので重宝しますよ。
捨てられる土を使うのも、選択肢の1つ
今までの内容を覆すような話ですが、ココヤシなど土ではなく砕かれた植物が原料となっている 捨てられる培養土 というものも販売されています。
土の再生はちょっと…という場合には、燃えるゴミとして処理できる培養土を選択するのも有効です。土よりはるかに軽い素材で作られているので、 重量の規定があるベランダガーデニングと相性抜群ですよ。
植物と一緒に、土も育てよう
ガーデニングを始めた時、私は土のことはあまり気にしていませんでした。枯れた鉢を見て初めて、土はどうすれば良いのか悩んだのを覚えています。
以降、何度も土を再生しては植物を育て続けていますが、 土壌改良のお陰で元気な植物が育つようになりました♪
植物と一緒に、ぜひ土も育てていきましょう!
やってみよっか?