雨でもへっちゃら! 雨の日のヨーロッパを楽しむおすすめスポット5選【美術&絶景編】 image

雨でもへっちゃら! 雨の日のヨーロッパを楽しむおすすめスポット5選【美術&絶景編】

行きたい所も、移動手段も、全部調べて準備万端!だけど当日はあいにくの雨…。

せっかくの海外旅行、天気が崩れてしまっては、ちょっとテンションも下がってしまいますね。ですがホテルでダラダラと過ごすのはもったいない!

そんな人におすすめな、雨が降っていても存分に楽しめるスポットをご紹介します!

【美術館・博物館で芸術を楽しみたい!】

【フランス】ポンピドゥーセンター

パリにあるポンピドゥーセンターは、 ほかの美術館や博物館とは一風変わった建物です。 建物は美術館や図書館、産業創造センターなど、様々なフロアに分かれていて、一日中楽しめる総合文化センター。パリ三大美術館の一つにも数えられています。

雨のパリのちょっと暗めな雰囲気とポンピドゥーセンターの近代的な独特の雰囲気が組み合わさって、芸術の世界にどっぷりと入り込むことができるのでおすすめです。

入口前は、コンクリートの坂になっており、雨の日は滑って転んでしまう人が多発するので、十分注意してくださいね!

外観は、他の美術館と比べるとなんだか近代的で奇抜な印象を受けます。上階にある美術館へ向かうには透明なチューブ状のエスカレーターで上がって行くのもポンピドゥーセンターならでは。たどり着いた先には、独特なセンスを持った芸術作品が並びます。20世紀以降の近代的な作品たちを楽しむことができますよ。

【イタリア】ウフィツィ美術館

イタリアの偉大なる芸術ばかりを集めて展示しているウフィツィ美術館。元々フィレンツェを支配していた、メディチ家当主の膨大な美術品を所蔵・展示している美術館です。

こちらは絵画展示が主になっており、13世紀~18世紀にかけて描かれたイタリア絵画を中心に、なんと2500点もの絵画を見ることができますよ。 誰もが知る、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなど名だたる巨匠の作品を楽しめる、フィレンツェでは絶対に外せない美術館です。

中でも、人々が長時間立ち止まるのは、 ボッティチェッリ作の「ヴィーナスの誕生」 の絵の前です。ギリシア神話の中で語られる、ヴィーナスが大人の女性の姿で海から誕生し、出現したときの様子を描いた作品は、きっと一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

目の前にある本物の絵画に、誰もが釘付けになってしまいます。 雨の日は特に多くの人が来館するため、効率よく回れるように事前に順路を計画しておくことをおすすめします。

【イギリス】ナショナル・ギャラリー

ゴッホやフェルメール、ダヴィンチなど錚々たる顔ぶれの画家たちの作品が、なんと 無料 で見れるロンドンの美術館。ここではやはり、 ゴッホの「ひまわり」は必見の作品の一つです。 そしてこれらの展示物は写真撮影も可能になっています。1824年に設立され、13世紀半ばから19世紀までの約2300点の作品を所有しています。

ギャラリー全体を見て回るだけなら2時間ほどで回れるそうですが、ぜひじっくりと一つ一つの作品を鑑賞してみてください。 日本語対応のオーディオガイドも借りることができるので、安心してじっくりと鑑賞するのがおすすめです。

なお、やはり世界屈指の名作が無料で見られるだけあって美術館はいつも多くの人でいっぱいに。 外で並ぶ列はありますが、屋根がないので必ず傘を持っていくか、混雑する時間を避けて訪れるのがおすすめですよ!

【雨でも景色を楽しみたい!】

【イギリス】ビッグベン

説明しなくても、きっと誰もが知っているロンドンの象徴ですね。96mという高さを持つイギリス最大の時計台は、初めて自身の鐘を鳴らせた1859年から現在に至るまで、世界中の人から愛されています。建設当初から、1秒の誤差もなく正確に時を刻んできたロンドンの誇りの時計台です。

雨のビッグベンでおすすめなのは、ズバリ夜! ロンドンは元々、快晴の日が少なくどんよりとした天気が多いそうです。ですが、そんな天気だからこそ夜のビッグベンは幻想的で美しいんです!

雨の中、光を放つ大きな時計台は幻のようにも感じます。また、雨によってできた水溜まりに反射したビッグベンの姿も景色を楽しむポイントの一つ。 本物のビッグベンと、水溜まりに反射したビッグベン。2つのビッグベンの姿を収めた、珍しい写真が撮れるかもしれません。 訪れた際は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

【フランス】モンパルナスタワー

210mの高さを誇るフランスで一番高いオフィスビルである、モンパルナスタワー。タワーのあるモンパルナス地区は、かつてパリの画家や文化人たちが溜まり場にしていた場所で、その古き良き街並みの中に無機質なビルがそびえ立っている様子は少し風景から浮いているように感じます。

ですが、 このビルから眺める景色はフランスの中でも屈指の人気を誇ります。 建物自体はほとんどオフィスとして使われていますが、56階の展望デッキと屋上テラスは一般に開放されています。なんとヨーロッパ最高速と言われているエレベーターを所有しており、その速さは 38秒で56階への展望デッキへ登る そうです。

さらにそこから屋上へは階段で上がっていきます。屋上からはパリの街の全貌を見渡すことができる、素晴らしい景色が広がります。 天気が良い日は、なんと40km先まで視界が開けるそうですよ。

ですが、今回おすすめするのは雨の日のモンパルナスタワー。多くは、ここから見渡せるパリの景色を目的に晴れの日に訪れる人がほとんど。

もちろん晴れの日の景色も満足すること間違いなしなんですが、 雨の日に訪れると人が少ない分ゆっくりタワー内で過ごすことができたり、雨の中でも輝く夜景の美しさを楽しめたり、ちょっと変わった楽しみ方ができます。 雨粒でさらにキラキラと煌めきを増すパリの夜景は、雨の日にここを訪れた人にしか見られない景色。

56階にはレストランもあるので、ロマンチックなディナーを楽しむこともできますよ。モーニングやカフェでの予約は必要ありませんが、ディナーショーだけは要予約制になっています。

モンパルナス駅から出てすぐのところにあるので、雨が降っていてもアクセスは抜群なのも嬉しいポイント。 雨の日の静かなパリの雰囲気を味わってみください。

雨も、旅を楽しむひとつの要素にしよう!

突然の雨で、計画していた予定通りに観光ができない…。せっかくの海外旅行が、天気の影響で残念な思い出になってしまってはもったいないですよね。

今回ご紹介したのは、ほんの少しの場所ですが実際に訪れてみて良かったと思う所ばかりです。雨の日だからこそ楽しめる雰囲気や、出会える景色があります。そう考えれば雨の日も悪くないのかも。足元だけは十分注意して、雨の日の旅行も楽しんでくださいね!

※最新情報は公式ウェブサイトも合わせてご確認ください。

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