【簡単おいしい!】おやきミックスで自分好みの「おやき」を作ってみよう! image

【簡単おいしい!】おやきミックスで自分好みの「おやき」を作ってみよう!

信州のソウルフード、おやき

長野県には多くのおやき店がありますが、地元の方々は各家庭で手作りしそれぞれの「おやきの味」というものを持っています。

でも、おやき作りは生地をこねこねなんだか大変そう…。と思ったそこのアナタ!

今は誰でも簡単らくらくにおやきを作ることができるのです!

そう、「おやきミックス」を使ってね!!

そもそも、おやきってなあに?

おやきとは、 小麦粉やそば粉を水で練った生地 に、 野菜やお漬物、あんこなどを包んで 作る信州の郷土グルメです。

信州の家庭では、 余ったお漬物や野菜炒めなどを翌日おやきの具として使う 光景がよく見られます。主食におやつに、畑仕事の合間や親戚の集まりで大人数でさっと食べたいときに、大活躍!

信州人にとっておやきとは、大阪人にとってのお好み焼き、東京人にとってのもんじゃ焼き、沖縄人にとっての沖縄そば、 ひいては日本人にとっての味噌汁なのです!!

どうやって作るの?

生地は小麦粉やそば粉から作られますが、特に小麦粉の種類の1つである 「中力粉」 から作られることが多いです。

小麦粉は、小麦粉特有のたんぱく質である『グルテン』の含有量によって 「強力粉」「薄力粉」「中力粉」の3種類 に分類されます。

「強力粉」はパンやピザ、餃子の皮に、「薄力粉」はケーキやお菓子、天ぷら、そして 「中力粉」はおやきやうどんなど に適しています。

中力粉で作られたおやきは、適度なもちもち感が特徴 。中力粉に水、塩、ベーキングパウダーなどを混ぜてこねたら生地の完成です。

そして 具材は多種多様 。決まりはありません。 何でもいい んです。 野沢菜 茄子のみそ炒め 切り干し大根 おから かぼちゃ あんこ リンゴ に何でも来い!

それを包んで、蒸したり、焼いたり、揚げたり、と 調理法も多種多様。

なんて 懐の大きい料理 でしょう…!

おやきミックスってなあに?

おやきミックスとは、ズバリ おやき専用の粉 です。

これがあれば ベーキングパウダーや塩なんていりません。生地を寝かせる必要もありません

水さえあれば美味しい生地があっという間に出来ちゃう んです!!

おやきが日常的に作られる長野県では、おやきミックスがスーパーで普通に売られています。

粉物の陳列棚に、ホットケーキミックス…お好み焼きミックス…と並んで「おやきミックス」です。

下記のような通販サイトでも買えますよ♪

【おやきミックス 1kg(柄木田製粉株式会社)】

【地粉おやき専用粉 500g(日穀製粉株式会社)】

おやきミックスでおやきを作ろう!

そろそろうんちくはお終いだ!

いざ、クッキングスタート♪

材料

今回は 柄木田製粉株式会社さんの「おやきミックス1kg」 を使いました。

具材は 野沢菜 あんこ です。

野沢菜漬けは、塩抜きをして刻んで醤油・砂糖・みりん・酒で炒めます。市販の野沢菜炒めを使っても、もちろんOK。

3種類の調理法

おやきミックスの袋に作り方が書いてあります。各メーカーのおやきミックスによって分量は異なるので、それぞれの作り方を参考になさってください。

柄木田製粉株式会社さんでは、こねて具を包むところまでは一緒ですが、その後の 調理法が3種類 書いてありました。

  1. 蒸しのみ
  2. 焼いてから蒸す(焼き→蒸し)
  3. 蒸してから焼く(蒸し→焼き)

です。

せっかくなのでこの3種類を全て作ってみます♪

作りやすさや食感、味の違い はあるのでしょうか?

生地を作る

おやきミックスと水を用意

おやきミックス500gと水を用意します。水は300~330ccの間で、お好みで加減してください。

なめらかになるまでこねる

少しずつ水を加えてこねます。

私の場合では、自分好みの柔らかさ(包みやすそうな柔らかさ)になったのが320ccでした。

生地を分ける

生地を分けていきます。作り方には「35gから50gの間で1個づつ分ける」とあります。

今回は35gから40gの間で分け、全部で20個作りました。

具を包む

生地を手で伸ばして広げます。麵棒を使うと綺麗に出来ますが、家庭で作るなら手で十分♪

そして生地の真ん中に具をひょいっと乗せます。

具は丸めて形付けてから生地に包む と良いです。私は横着して広げた生地にスプーンで具材をひょいひょいと乗せていました。

これでも包むことは出来ますが、蒸して膨らんだ時に具が均等にならなかったりしたので、やはり具を丸めておくというひと手間は必要です。

包んで生地が重なった部分は、小籠包のちょんまげを作るように指でキュッとねじります。そして 全体的に平たくなるように かるーく潰します。

生地自体はよく伸びる ので、 包む作業は楽しい です♪それに 多少不格好でもそれなりにおやきっぽくなります。

さあ、これで下準備は完了!

火を入れる

ここから3種類の調理法に分かれます。

【1】蒸しのみ

蒸し器で8分から15分ほど蒸します。 おやきの蒸し上がりを見ながら時間を調整してください。

今回のおやきは小ぶりだったためか、8分でしっかり蒸しあがりました。

ほんわか膨らみました!

【2】焼き→蒸し

油を引いたフライパンで 両面を焼きます

こんがりキツネ色になったら蒸し器に入れます。

こちらも8分で出来上がり♪美味しそうに膨らんでいます。

よくお店で目にする定番のおやきの色合いです。

【3】蒸し→焼き

最初に蒸して、蒸しあがったものをフライパンで焼きます。 こちらも蒸し時間は8分です。

水分があるのでフライパンでの油跳ねに注意。

香ばしい香りが食欲をそそります♪

「蒸しのみ」「焼き→蒸し」「蒸し→焼き」の工程の差

3種類の調理法を試すのは大変かな…と思っていましたが、 特に難しいことはありません でした。

なんせプラスされる作業は「焼く」だけ。 蒸す前に焼く 後に焼く 何もしない かの違いです。

焼く時間も数分 ですし、面倒と言えばフライパンの洗い物が増えることくらい。せっかく作るなら、気になる調理法を全部試してみると楽しいですよ♪

左から「蒸しのみ」、「焼き→蒸し」、「蒸し→焼き」。

見た目も違うのが分かりますね。

ちなみに上の列があんこで下の列が野沢菜です。

調理時間

おやきミックスの袋にハサミを入れてから完成したおやきをお皿に乗せるまで、 おおよそ35分 でした。

いざ、実食!

さあ、熱いうちに頂きましょう!

「蒸しのみ」のお味は?

3種類の中で一番 柔らかい 生地でした。市販されている 肉まんの生地に近い です。

ですが肉まんほどの柔らかさはなく、 おやき特有のもちもち感 がしっかりあります。

柔らかくて食べやすいので、 お子様などにオススメ 癖のない食感 で、 おやき入門編の方にも良い のでは?

特に「 もちふわっ」 を楽しみたい方に♪

「焼き→蒸し」のお味は?

一番皮がもちもち でした! 皮に適度な油 があって、具材のあんこや野沢菜とよく合います。

食べ応えも十分 。特に 「もっちり」 を楽しみたい方に♪

「蒸し→焼き」のお味は?

皮の香ばしさ があり、 ふわふわ感が残りつつもカリッ としています。一番 色んな食感を楽しめました

「もちふわカリッ」 を楽しみたい方に♪

手作りおやきの保存方法

おやきを 1つずつラップし、保存袋に入れて 保存します。 冷蔵庫で3日 程度、 冷凍庫で2週間 程度保存が可能だそう。

食べるときはラップのままレンジでチンすればOK。レンジの後にトースターで軽く焼くひと手間を加えれば、更に美味しさUPです!

さあ、あなたもおやきミックスでおやきを作ってみよう!

いかがでしたか?

意外と 簡単に作れるおやき

信州の方も信州以外にお住まいの方も、是非 おやきミックスでらくちんにおやきを作ってみて下さい♪

やってみよっか?

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