【7月1日はCanada Day!】建国記念日で盛り上がるカナダへ旅行しよう♪
みなさんは「カナダデー(Canada Day)」という言葉を聞いたことはありますか?
カナダの建国記念日を「カナダデー」と呼んでいます。日本と同じく、その日は祝日になるのですが、日本の建国記念日とは全く異なるんです!
カナダの建国記念日・カナダデーは、大勢の地元の人がかなり盛大にお祝いする日!一体どんな様子なのか・・・!
今回は、毎年7月1日に行われる「カナダデー」についてご紹介します。
- カナダ
- 1日以上
- 20,000円超
毎年7月1日は「カナダデー」!!
「カナダデー」とはどんな日??
「カナダデー」とは、 カナダの建国記念日のこと 。
カナダデーは 国民の祝日 になっているので、 学校や職場はお休み 。また、政府関連施設や銀行、一般企業、ほとんどの ビジネス会社やスーパーマーケット、ショッピングモールなどが休業 します。
レストランやカフェなどは営業する ところが多いです。
「カナダデー」の始まり
1867年7月1日、英領北アメリカ法が英国議会で成立し、北米にあったイギリス自治領がカナダ連邦として1つにまとまりました。そして 2017年には、150周年 を迎えました。大きな節目となった2017年は、いつも以上に盛り上がりを見せたといいます。
1879年に「コンフェデレーション記念日」として法定祝日となり、その後「ドミニオンデー」と呼ばれていましたが、 1982年より「カナダデー」 と呼ばれるようになったのです。
カナダのナショナルカラーである「赤」と「白」
この2つのカラーは、1921年にイギリスのキング・ジョージ5世によってカナダのナショナルカラーとして定められました。 「赤」は「勇気と強さ」 、 「白」は「清浄と誠実」 を表しているそうです。
日本とは全く違う!?建国記念日の過ごし方
みなさんは日本の建国記念日に何をして過ごされますか?
祝日になるので、家族や友達とお出かけ、外食、家でまったりなど、人それぞれの過ごし方をされると思います。ただ言えるのは、 日本では、建国記念日だからといって特別なお祝いをする人はほとんどいない でしょう。
しかし、カナダは日本と違い、建国記念日である「カナダデー」には 、街中、いや国中がお祝いムードになる のです。
私は1年間カナダのバンクーバーに留学に行っていましたが、カナダデーが近づくにつれて、 カナダカラーの赤と白のものが街に増え、当日はお祭りのよう で、とても楽しんだのを覚えています。
では、実際にどんなことをするのかをお伝えします。
「カナダデー」では、どんなことをするの?
国旗デザインのものでお祝い!
カナダデーでは、いろいろな人が カナダのナショナルカラー「赤」と「白」を身にまとっている のを目にします。 国旗のデザインのペイントを顔にしたり、国旗のミニサイズの旗を持ったりしてカナダデーを祝います 。
カナダデーが近くなってくると、お店にはカナダデー用の赤と白の服などが販売されるようになります。
日本ではあまり国旗のグッズが売られているお店は少ないですが、カナダでは、普段の日でもお土産ショップや雑貨屋などに国旗デザインのグッズが多く売られています。100円ショップやスーパーマーケットなんかでも購入することができます。
大きい都市ではパレードやイベントが至る所で開催される!
大きい都市では、盛大なパレードやイベントが開催されるので、そこへ参加する人が多いです。パレードでは、当たり一面、赤色!カナダの国旗カラーでいっぱいになります。イベントに参加する人も、カナダのナショナルカラーである赤と白のTシャツや帽子などを身に付けて参加します。パレードでは、カナダ国旗を掲げたり振ったり、国歌「O Canada」を歌ったりしてカナダを祝います。
街の通りは歩行者天国 になり、そこでパレードが行われたり、 屋台が出たり して町中がお祝いムードです!
首都オタワやバンクーバー、トロントなどの大都市ではパレードも盛大です。カナダデーを目当てに訪れるのであれば、今挙げた都市を訪れると良いでしょう。大きな会場でプロのミュージシャンがコンサートを開いたり、ライブパフォーマンスなどもされています。
一つの場所というよりは、街のあちこちでフェスティバルやイベントが開催されるのでいくつか周ってみるのも楽しいです!
家族で過ごしてお祝い!
カナダデーでは、家族で過ごす人が多いです。家族でイベントに行くこともありますし、イベントへは行かずに庭でBBQをしたり、ハイキングなどに出かけたりする人もいます。開催されるのは7月なので、お出かけにはとても良い気候です。
当時留学生だった私は、カナダに在住している親戚がいたので、その親戚家族と一緒に過ごしました。昼間はイベントが開催されているところへ行って、屋台で色々と食べ物を楽しんだり、パレードを見たりしました。そしてその後、レストランで夕食を食べて過ごしました。
昼間は友達とパレードやイベントに出掛けて、夜は家族と夕食を食べるといった形も多いでしょう。
イベントの締めくくり!花火が打ち上げられる!
カナダデーでは、主要都市でイベントの最後に花火が打ち上げられます。この 打ち上げ花火もカナダデーの見どころの1つ と言えるでしょう。この花火でのお祝いが始まったのは1981年からのこと。150周年の節目を迎えた2017年には、各地で盛大にお祝いされました!
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年、2021年はバーチャルイベントの開催にとどまっていましたが、2022年にやっと実際に参加出来るイベントが再び開催されました!2023年もすでにイベントが予定されているところもありますよ!
大都市のイベントの様子を紹介!
カナダNo.1の盛り上がりを見せる「首都・オタワ」
毎年カナダ各地から大勢の人が集まり、カナダで一番盛り上がる場所です。イベントでは、 国会議事堂(Parliament Hill)の前で式典 が行われ、カナダ国旗やメープルを顔や体にペイントした人々がたくさん集まります。そんな光景をみるだけでもとても面白いですし、せっかくなので、自分もペイントをして楽しんでもいいでしょう!
メイン会場ともなる国会議事堂では、 朝9時からイベントがスタート されます。大きなカナダ国旗を掲げるセレモニーが始まり、それに続いて赤い制服と黒くてフワフワの帽子を被った儀仗兵の交代式が行われます。
10時からは、中央にあるThe Peace Towerに設置されている 53個のベルからカリヨンの演奏 が始まります。
12時からは、カナダ空軍9機編隊のデモンストレーションチーム「スノーバーズ」による スリリングな航空ショー が楽しめます。
そして 午後10時からは、メインイベントの花火 !オタワ川を越えて国会議事堂の背後打ち上げられる花火は、とても美しい。
もちろんオタワでのイベント会場はたくさんあり、メイン会場となる国会議事堂(Parliament Hill)以外にも、「Major’s Hill Park」、「カナダ歴史博物館(Canadian Museum of History)」もおすすめ!
私も楽しんだことのある「バンクーバー・カナダプレイス」
バンクーバーにある「カナダプレイス」で毎年行われるカナダデーのイベントは、 オタワに次ぐ最大規模イベント となっています。コロナ禍であった期間はオンライン開催であったのですが、昨年2022年に再びカナダプレイスで開催される事ができました。
そして2022年からはイベントの方向性を更新し、 「Canada Together」というタイトルで開催 されました。
カナダに住むすべての人々を歓迎するためにという事で決められたそうです。この決定からも分かるように、カナダデーが「 カナダの多様性を尊重し、集い分かち合う日 」であることを意図しています。
バンクーバーで一番盛り上がりを見せる「カナダプレイス」 。そこでは、 カナダの歴史にちなんだアクティビティやライブパフォーマンス、フードトラック などが用意されます。昨年は午前11時から午後6時まで開催されました。昨年の花火は残念ながらありませんが、今年からまた開催されると嬉しいですね。
カナダのビッグイベント・カナダデーを楽しもう!
家族でイベントに参加したり、友人たちと一緒においしい食べ物や飲み物を楽しんだり、カナダデーの楽しみ方はいろいろ。ですが、さまざまなところでイベントやパレードが開催されるので、とっても気分が上がります!
お祭りの雰囲気が好きな人は、ぜひカナダデーを狙って旅行してみてはいかがですか?
やってみよっか?