【実証レビュー】キャンプスタイルに合うバーナーを徹底解説!
キャンプで食事をする際に必要不可欠なバーナー。
軽量で持ち運びやすいシングルバーナーから、同時調理が可能なツインバーナーなど、多種多様なタイプがあります。
今回は、キャンプ歴6年目の筆者がこれまで使用してきた各バーナーをレビュー。自分のキャンプスタイルに合ったバーナーを見つけてみてください。
本サイトには、アフィリエイトプログラムを利用し施設や商品、サービスサイト等から送客手数料を受け取るコンテンツが含まれます。なおご紹介する内容は、皆さまの役に立つものとなるようYOKKAにて独自に選定しています。
- 20,000円超
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
軽量かつコンパクトな「シングルバーナー」
荷物の量を可能な限り少なくしたいソロキャンパーをはじめ、登山キャンパーや自転車キャンパーにおすすめしたいのが、ガスを使用する「シングルバーナー」です。軽量かつコンパクトで持ち運びが容易な上、使う場所にそこまで困らないメリットがあります。燃料のガスに装着するだけで、すぐにお湯を沸かしたり、ちょっとした料理をすることができます。
小さくても安定した火力を約束してくれる頼れる相棒
キャンプとともに登山・トレッキングを楽しんでいる筆者にとって欠かせないのが、SOTOの「マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310」です。寒さに強いで有名なマイクロレギュレーター・シリーズに、さらに耐風性を兼ね備えたモデルになっています。
マイクロレギュレーターにより、外気温に左右されにくく、安定した火力を提供してくれます。年間を通じてキャンプを楽しむ筆者も、必ず持っていくギアの一つです。鍋やフライパンなどの調理器具がどうしてもかさばりがちな中で、バーナーがコンパクトに収まるのはとてもありがたいですね。
円錐型のバーナー本体は収納時、47×90×88mmのコンパクトさを誇ります。重量はわずか67gとバックパックに入れているのを忘れてしまうほどの軽さ。CB缶(ガス)と一緒でも圧倒的な軽さです。ゴトクは3本(標準)か4本(別売り)のタイプが選べ、使用する調理器具によってさらに安定感をプラスできる仕様になっています。
ゴトクの着脱に工具は必要なく、初心者でも簡単に扱えるのが魅力。使用方法もガスを登山やトレッキングのちょっとした休憩時間にお湯を沸かしてお茶やコーヒーを楽しむにはぴったりです。
安定感に若干の不安も、やっぱりあると安心
難点としては、CB缶に装着すると高さが約10cmを超え、安定感に若干の不安がある点でしょうか。平行な場所でなければ使用が難しいことはほかのバーナーと同様ですが、コンパクトなマイクロレギュレーターは調理器具とゴトクの接触面積が小さいため、揺れると落下してしまう可能性は常に感じています。
そのため、大人数向けに料理を作ったり、お湯を沸かしたりするのは向いていないかと感じています。やはり、ソロ・デュオのキャンプスタイルにぴったりかもしれません。ただ、メインディッシュのほかに料理を作る際のバーナーとして所有しておくという選択肢はアリだと感じます。小さなフライパンや鍋であれば十分対応できますので、取っ手をつかみながら調理すると安定していいでしょう。
価格は、本体とゴトク、収納袋のセットで約8,000円ほどで購入できます。筆者はゴトクを1度だけ買い換えましたが、購入から5年以上が経過した今でも現役で活躍してくれています。コスパを考えても、購入して本当に良かったと思えるギアの一つです。
一家に1台はマスト?安定感抜群の風防付きバーナー
いざ、キャンプ飯を作ろうとする際に悩むのが「風」です。キャンプ場は自然の真っただ中。突然、強い風が吹いて、バーナーの火力が弱まってしまったり、バーナー自体が風にあおられて安定しなかったりするケースも少なくありません。そこでご紹介したいのが、風防付きのバーナーです。
ビギナーでも安心!イワタニの「マーベラス Ⅱ」
キャンプ初心者にも安心しておすすめできるのが、家庭用コンロでもおなじみのイワタニが誇る「マーベラス Ⅱ」です。
マーベラスのトップカバーには、2本のポール状のステーが装備されていて、穴に差し込めば風防になります。加えて、バーナー部分の周囲はリング状の風防となっているので、風に対して2つの壁が備わっています。
そして、バーナーの火が出る部分は約280個の多孔式となっているため、火口が小さいのが特徴。万が一、風が入り込んだとしても、火口が分散化されているので、火力の低下を最小限に抑えることができるのです。イワタニは一般家庭向けのコンロが普及しているので、OD缶(ガス)がコンビニやスーパーなどで入手しやすいのもうれしいポイントです。
取っ手付きで持ち運びがラク+収納もしやすい
「マーベラス Ⅱ」は取手が付いているため、持ち運びも簡単です。カバーは頑丈で、起きやすい正方形なので、車の荷台にも安心して積んでおくことができます。また、縦向きでも自立して置くことができるので、収納の幅が広がります。
使用方法はガス缶をセットして、点火つまみを回すだけ。火力の調整も簡単にできます。家庭にあるフライパンや鍋などをそのまま使うことができ、4~5人くらいで一緒に食事を楽しめます。筆者はデュオ、グループ、ファミリーなど大人数でキャンプに行く際に活用しています。もちろん、自宅や庭先での焼き肉や鍋などのシーンでも活躍してくれますよ。
同時調理ならツインバーナー!専用テーブルと併せて使えばキッチン周りもすっきり
最後にご紹介したいのが、火口を2つ備えた「ツインバーナー」です。同時調理が可能で、火力も申し分なし。専用のキッチンテーブルにセットすれば、立ちながら料理ができる上、何かと散らかりがちなキッチン周りの整理整頓にもなります。
安心の国産メーカー・ユニフレームが誇る逸品
安定の品質を誇る国内ブランドの一つであるユニフレーム。ツインバーナーは軽量ながらも、ダッチオーブンやスキレットなどで料理をこなせるほど安定感があり、高出力を誇る火力もあるため本格的なキャンプ飯を楽しめます。
2つのコンロを備えつつも、重さは約3.9kgの軽量さ。女性でも安心して持ち運びが可能です。使用方法もカセットボンベを装着するだけなので、シンプル。セッティングの手間も省けます。
ユニフレームのツーバーナーは、ふたの部分がそのまま大きな風防になるとともに着脱が可能。左右両サイドにも低い風防が付いているので、調理器具が落下する危険も低くなっています。
パワーブースターという加温気を搭載しているため、燃焼部分の熱をカセットボンベに伝えて温めることで、液化ガスの出力低下を防いでいるので、安定した火力を提供してくれます。汁受けは汚れに強いステンレス製のため、お手入れも簡単です。
専用テーブルとセットでキッチン周りもすっきり
ツインバーナーは自立式で、キャンプテーブルや地面などあらゆるシーンで使用できるのも魅力。ですが、筆者がおすすめしたいのは、ユニフレームが合わせて提供している専用テーブル「キッチンスタンド」です。
フラットな天板を備えたキッチンスタンドは、2段式。ツインバーナーのほかに、調理道具や食材を置けるようになっているので、キッチン周りがすっきりします。天板はステンレス製なので、水洗いができるほどお手入れも簡単です。コンパクトに収納できる一方で重さは約5.8kgと、ツインバーナーと合わせると10kg近くなります。
個人的には、立ちながら調理できるのがメリットだと考えています。チェアに座りながらの料理も楽しいのですが、長い時間やっているとどうしても腰を痛めてしまいますし、キッチンスタンドがあると友人や家族と一緒に調理ができるので助かっています。
自分のスタイルに合ったバーナーでキャンプ飯を楽しもう!
自分のキャンプスタイルに合ったバーナーは見つかったでしょうか。キャンプの醍醐味の一つである、外で食べる食事を充実させるためにも、バーナーは妥協したくないアイテム。
今回の記事を購入する際の参考にしてみてくださいね。
やってみよっか?