ボルネオ島の見どころは？おすすめの観光スポットと近隣ホテル情報

ボルネオ島の基本情報

ボルネオ島は熱帯気候に属するため一年を通して暖かく、世界遺産のキナバル山を筆頭に起伏の多い地形をしています。島全体を熱帯雨林が覆い、降雨量は年間平均約3,000～4,000mmと雨に恵まれているのが特徴です。世界に類を見ない動植物が生息するボルネオ島は、豊かな大自然が魅力。そんなボルネオ島の基本情報をおさらいしてみましょう。

アクセス

マレーシア領ボルネオの玄関口であるコタキナバル空港へのアクセスは、 成田空港より週2便、マレーシア航空の直行便が運航 しています。飛行時間は 約5時間半〜6時間 です。ただし、 運休となることも多いため利用には注意 が必要です。なお、クアラルンプールもしくはシンガポール経由であれば、日本から多くの便が運航しているため、アクセスがしやすくなります。

気候

雨の多い気候で 平均気温は約26〜27℃ 。1年を通して暖かく気温もほとんど変わらないため、基本的にシーズンを選ばずに旅行ができます。比較的雨の少ない2～5月前後は旅行のベストシーズンといえそうですが、気温は30℃を超えることもあります。コタキナバルは、午前中は晴れやすく午後からは雨が降りやすい傾向にあるので、観光などは午前中に楽しむのがおすすめです。

言語

マレー語、中国語、タミール語などが用いられています。

通貨

通貨は マレーシアのリンギット（RM） と マレーシア・セン（SEN） が使用されており、(1リンギット＝100セン)。紙幣の種類は、RM100、RM50、RM20、RM10、RM5、RM1の6種類。硬貨の単位はマレーシア・セン（セン）で、 ￠50、￠20、￠10、￠5の4種類が流通しています。なお、 コタキナバルの物価の目安は日本の約4割ほど です。例えば、500mlのミネラルウォーター1本1リンギット（日本円で30円）程度、空港からコタキナバル市街地までエアポートタクシーを利用すると約35リンギット(日本円で約1,100円)です。（※2020年2月時点）

主要都市　コタキナバル

マレーシア領ボルネオの主要都市であるコタキナバルは、島の北部を占めるサバ州に属します。面積は東京23区の約半分程度で、マレー系、中国系、インド系など多民族が暮らしています。コタキナバルの「コタ」とは町を意味し、「キナバル」はマレーシア最高峰のキナバル山のことを指します。コタキナバルのシンボルである標高約4,095mのキナバル山の壮大な景観は圧巻。2000年には、キナバル山およびその麓に広がる キナバル自然公園がユネスコの世界自然遺産に登録されています 。公園内には多様な生物が息づき、世界中の自然愛好家が訪れる街として注目を集めています。

サバ州は多種多様な動植物の宝庫。ボルネオ島固有種の「ボルネオゾウ」「オランウータン」「テングザル」などの野生動物や「ボルネオタンビヘキサン」などの野鳥、最大2mにもなる「ミズオオトカゲ」などの爬虫類や両生類が生息しています。なかでも ユニークな鼻を持つテングザルは観光客に人気 です。また植物では、東南アジアにのみ生息する世界最大の花「ラフレシア」や、島内に36種もあるといわれる「ウツボカズラ」などが見られます。

ボルネオ島の観光スポット

ボルネオ島へ訪れたら、ぜひ壮大な大自然を五感で味わえるアクティビティやネイチャーツアーを体験してみましょう。島内には絶景を満喫できる楽しい観光スポットが目白押しです。

キナバル自然公園（キナバル公園）

コタキナバル市街地から車で約3時間弱ほどのボルネオ島北部に位置するキナバル自然公園は、東南アジア最高峰の山であるキナバル山の麓にある国立公園です。2000年にサラワク州の「グヌン・ムル国立公園」と並んで 世界自然遺産に登録 されました。公園内には、キナバル山を含む3つの山がそびえ立ち、高低差のある熱帯林が生み出す多様な自然環境が広がっています。

公園内には約7,900種の植物、200種以上の哺乳類、600種以上の鳥類、そして3,000万種を超える昆虫類が生息しています。テングザルやオラウータン、ラフレシアが見られるのもここキナバル公園です。

広大な敷地面積を有する公園内には 「ポーリン温泉」 と呼ばれる保養施設があります。ここは第2次世界大戦中に日本軍が掘り当てたといわれる温泉が湧き出る場所で、個室風呂や露天風呂、足湯などを楽しめます。温泉以外にも、温水プールやバタフライガーデン、コウモリ洞窟、トレッキングコースなどが整う中で、1番人気のアクティビティが 「キャノピーウォーク」 。キャノピーウォークとは、地上約40mに架けられた吊り橋を渡って楽しむアクティビティで、木の上で暮らす動物の目線でスリリングな体験を楽しめます。

キパンディ・バタフライ・パーク

蝶が好きな子供はもちろん、大人も楽しめるキパンディ・バタフライ・パークは、コタキナバル市内から車で90分ほどの場所に位置するイマス山にある公園です。園内には 大変珍しい蝶や昆虫、植物を間近で観察 することができます。

サバ州立博物館

サバ州立博物館は、サバ州の文化や歴史を楽しく学べる博物館です。

館内には、 サバ州の伝統的な民族衣装や伝統工芸品などが展示 されています。目玉は首狩り族のコーナー。珍しい民族の歴史を知ることができます。また、同じ敷地内には「伝統村」が併設されており、サバ州に暮らす民族の家屋や、サバ州で重宝されているパンダンと呼ばれる植物なども見学できます。学習と観光を一緒に楽しめる博物館ですので、 家族でのお出かけにおすすめ です。

コタキナバル市立モスク

現地の教会や神社仏閣等に興味のある方におすすめ したいのが、コタキナバル市立モスクです。コタキナバル中心地より車で約10分の場所に位置し、滞在1時間程度で見学が可能です。水面に浮かぶように建つ美しいモスクは、サバ州立モスクに次ぐ2番目のモスクとして、2002年に開館しました。一般の観光客も見学可能ですが、イスラム教徒の神聖な礼拝所ですので、見学の際はマナーを徹底して守ることをお忘れなく。男女共に露出を控えた服装で、女性は頭からスカーフなどを被りましょう。

コタキナバルウェットランドセンター

1996年にバードサンクチュアリとしてつくられ、 2017年にラムサール条約に登録 されたコタキナバルウェットランドセンターは、壮大なマングローブ林が広がる湿地帯です。海水と淡水のまじり合う湿地には、たくさんの鳥類が訪れます。展望台やバードハイド（野鳥観測舎）でバードウォッチングを楽しむこともできるので、双眼鏡やカメラを持って出かけると良いでしょう。湿地内には遊歩道が整備されているので歩きやすく、湿地特有の生態を間近で観察することができます。

ボルネオ島のおすすめホテル

世界屈指のネイチャーパラダイスとも呼ばれるボルネオ島には、心ゆくまで大自然を満喫できるリゾートホテルや商業都市コタキナバルの極上ホテルなど、旅のスタイルに合わせて選べるホテルが揃っています。それでは滞在におすすめの宿泊先を紹介しましょう。

ザ・マゼラン・ステラ・リゾート

アジアンシックな建築様式 がリゾート気分を高める「ザ・マゼラン　ステラ　リゾート」。ラグジュアリーなインテリアが配置され、 落ち着いた雰囲気 の中でゆったりとした時間を過ごせます。

シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ・コタキナバル

とことんラグジュアリーなステイを楽しみたいなら、5つ星リゾート「シャングリ・ラ タンジュンアル リゾート＆スパ コタキナバル」がおすすめです。 美しい島々が浮かぶ南シナ海を望むロケーションで、極上の時間を過ごせます。 リゾート内には スパ専用の施設 もあり、完全個室制のヴィラで至極のスパを体験できるのも魅力。また市街地にも近いため、ショッピングや街の観光にも便利です。

https://www.shangri-la.com/jp/kotakinabalu/tanjungaruresort/

ザ・パシフィック・ステラ

コタキナバル市内最大の複合リゾートで、高級感あふれる客室からは南シナ海の景色をパノラマで楽しめます。 2つの5つ星ホテル のほか ゴルフコース も併設されており、リゾートステイをたっぷり満喫できます。またヨットハーバーにも近く、サンセットクルーズなどに参加することも可能。空港から車で約15分と近距離で、 観光にも便利な立地 のホテルです。

唯一無二の島で感動的出会いを！現地ツアーで美しい自然を満喫しよう

想像を遥かに超えるダイナミックな大自然が魅力のボルネオ島は、日本では決して見ることのできない壮大な絶景に出会える場所です。固有種をはじめ豊かな生態系を育むこの島での体験は、生涯忘れられない素敵な思い出になることでしょう。ベルトラではボルネオ島で楽しめるツアーを豊富に取り揃えています。ぜひ一度訪れてみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。