バリ島の物価はどのくらい?日本や人気リゾート地との違いを比較
人気のリゾート地バリ島は、1万以上の島からなるインドネシア共和国のほぼ中央にある小さな島。バリ・ヒンドゥー教による独自の文化が根付いているため「神々が棲む島」といわれています。
サーフィンで有名なビーチだけでなく、棚田が広がる自然豊かなエリア、おしゃれなお店が立ち並ぶエリアなど、地域によって特色が異なるのも魅力です。今回はバリ島の通貨や治安などの基本情報や物価、地域の特色、おすすめの観光地やホテルなど、バリ島旅行のために知っておくと役立つ情報を紹介します。
バリ島の基礎情報
エキゾチックな雰囲気が漂う、一度は訪れたい南国の楽園バリ島。まずは、そんなバリ島の基本情報を見ていきましょう。
通貨
バリ島の通貨はインドネシアルピア(Rp)。2016年に新しいデザインになりましたが、紙幣は500ルピア~100,000ルピアの7種類、硬貨は25ルピア~1,000ルピアの5種類です。ルピアは桁数が多いので、慣れるまでは戸惑うこともあります。お土産を購入するときなどに桁数を間違えないように、注意深く確認しましょう。為替レートの変動がありますが、ルピアの表示金額から「下二桁」を取ると、大体日本円になると覚えておくと便利です。また、ルピアは桁が多くなってしまうため、1,000ルピア以下を切り捨てて「K」と表示することもあります。たとえば10Kは10,000ルピアのことです。なお、両替は現地空港や繁華街などでできますよ。
治安
バリ島の治安は、地域によって異なりますが、外務省による海外安全情報では危険レベルが「レベル1 十分注意してください」です。 最もスリや置き引きが多発しているのは、多くの観光客が集まるクタとレギャン 。幅が狭い道では、バイクによる歩行者のバッグのひったくりも多いので、カバンは肩からかけて車道側に向けない用心も必要です。夜の一人歩きや、女性の単独行動は絶対に避けましょう。男性はズボンの後ろポケットに財布を入れないように気を付けましょう。山間部のウブドや高級リゾートエリアのヌサドゥアの治安は比較的良いほうですが、暗い夜道は出来るだけホテルの送迎を利用した方が安心です。パスポートは顔写真のページをコピーするか携帯電話で写真を撮って持ち歩き、原本はホテルのセキュリティーボックスに保管しましょう。 慎重な注意を怠らなければ犯罪は防げます よ。
主な地域
バリ島の観光地はほとんどが南部に位置しますが、地域によって雰囲気や魅力が異なります。ここでは、特に人気が高い3地域を見ていきましょう。
ウブド
バリ島の中でもコアなリピーターに人気のウブド。デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)から北に向かって車で約90分のところに位置する、内陸山間部の緑深いエリアです。バリ島と聞くとビーチリゾートをイメージしますが、標高の高い山間部のウブドは、自然あふれる森の中で癒しを感じさせてくれます。美しい自然環境に魅了されて多くの芸術家が移り住み、数々の芸術作品が生み出されたことでも有名。バリ島の南部エリアと比べると涼しく雨も多いですが、雨の日にはホテル内でヨガやスパなどのアクティビティを楽しむのもおすすめ。忙しい日常を忘れて、ゆったりとした時間の流れを味わうのもいいものですよ。 バリの伝統が根付くウブドは、癒しの空間を求めている人にピッタリ のエリアです。
ヌサドゥア
デンパサール国際空港から車で約30分の場所に位置するヌサドゥアは、インドネシア政府によって開発された高級リゾート地。外資系の有名5つ星ホテルが立ち並び、レストランや大型ショッピングモールの「バリコレクション」、そごうデパートなどの ショッピングエリアも充実 しています。
このエリアは塀で囲まれ、メインゲートでは厳しいセキュリティチェックがあるので治安も良く、家族連れでも安心して滞在できます。また、白浜の続く海は穏やかで比較的海水もきれい。 リラックスした気分で高級ビーチリゾートが楽しみたい方におすすめ のエリアです。
クタ
バリ島随一の繁華街やビーチがあるクタは、空港から車で約20分の場所にあります。バリ島で最初に開発されたリゾートエリアはサヌールですが、1960年代にサーフィンのメッカとしてクタの名前が知られるようになると、世界中からサーファーが集まりクタエリアは発展を遂げます。
夕陽の美しいビーチでは 年間を通してサーフィンを楽しめる と人気です。また、街には多くのレストランやバー、ナイトクラブ、最新の大型ショッピングモールなどもあって魅力がいっぱい。新しい人気スポットも次々と生まれ、いつも多くの観光客でにぎわう、活気のあるリゾートエリアとなっています。
バリ島の物価
「バリ島の物価は安い」とよく聞きますが、東南アジア屈指の観光地バリ島の物価は本当に安いのでしょうか。アジアンリゾートとして人気のプーケットやセブ島、世界有数のリゾート地ハワイ、そして日本と比べて見ていきましょう。
日本、タイ(プーケット)、フィリピン(セブ島)、ハワイとの違い
バリ島の物価は、フィリピンのセブ島やタイのプーケットより高く、日本やハワイより安いです。たとえば、ローカルレストランでランチを食べたら、セブ島ではお腹いっぱい食べて100ぺソ(約220円)前後、プーケットでは1皿80バーツ(約290円)ほど、バリ島は1プレートと飲み物で50,000ルピア(約390円)程度、ハワイは10ドル(約1,100円)を超える場合も多くあります。ハワイは日本よりも食費がかかりますが、セブやバリではお得さを感じられるでしょう。バリはセブより物価は高いものの、400円程度で満足いくランチを食べられるのは魅力的。おいしい食事をたっぷり満喫できそうですね。ただし、観光客向けのオシャレなレストランや外資系チェーン店などでは、日本とそれほど変わらない場合もあります。
商品やサービスの値段の比較
ではバリ島の物価はどれくらい「安い」のでしょうか。具体的にビールとタクシー代の相場で比べてみましょう。旅の参考にしてくださいね。
ビール
バリ島で333mlのビンタンビールを買うと、20,000ルピア(約157円)前後。一番安いのはセブ島で45ペソ(約97円)、次に安いのがプーケットで35バーツ(約120円)です。日本は約250円と一番高く、ハワイは2ドル(約220円)。 バリ島では、日本の6割くらいの値段でビールが買えます よ。
タクシー
バリ島のタクシー代は、初乗り7,000ルピア(約55円)で、1kmごとに6,500ルピア(約50円)が加算されるのが一般的です。初乗りで比べると、セブ島は40ペソ(約86円)、プーケットは50バーツ(約181円)、日本は約550円、ハワイは3ドル(約330円)です。しかし、タクシー代は、初乗りの距離や加算料金によって異なってきますので、簡単には比較できません。 バリ島のタクシー代は日本に比べて10分の1くらい だと頭に入れておくといいでしょう。
市場など値札のないところでは、価格交渉ができることもあります。おつりが出ないように小額紙幣を用意して、チャレンジしてみてくださいね。
バリ島の観光地
地域によって個性豊かな特色のあるバリ島には、ぜひ訪れたい人気の観光スポットが満載。ここからは、おすすめの観光スポット3つを見ていきましょう。
タナロット寺院
バリの空港から車で約1時間のところにあるタナロット寺院は海に浮かぶ幻想的なバリ・ヒンドゥー教寺院。バリ島随一の観光スポットとして連日多くの観光客でにぎわっています。バリ島の中部、タバナンの海沿いにある岩の島の上に建てられているので、 満潮になると海に浮かんでいるように見えます 。寺には海の神が祀られ、その化身である蛇が悪霊からバリ島を守っていると言い伝えられています。インド洋に沈む夕陽を背にした寺院のシルエットは、息をのむ美しさ。
バリ島は年間の日没時間がほぼ同じで、18時から18時半頃です。ゆったりと散策した後に夕景を楽しむには、17時頃に寺院に着くようにスケジュールを立てるのがおすすめ。入場料は大人60,000ルピア、子供30,000ルピアです。
テガララン・ライステラス(棚田)
バリ島には自然の地形を生かして作られた多くのライステラス(棚田)があります。なかでもウブド郊外にあるテガララン・ライステラスは、その美しさにより、バリ島で最も有名な棚田として 世界遺産にも登録されています 。南国特有のヤシの木々と斜面に広がる棚田は絶秒のマリアージュ。日本にも棚田はありますが、ここバリの棚田は南国の木々が異国情緒を醸し出しています。朝焼けや夕焼けに照らされた棚田は黄金色に染まり、まさに絶景!バリの空港から車で約1時間半、ウブドからは約20分でアクセスできますよ。
クタ・ビーチ
バリ島随一の繁華街クタにあるクタ・ビーチは、美しい砂浜と透き通るような海、そして綺麗な夕陽が大人気。水平線に沈む太陽が辺り一帯を赤く染めは、一生忘れられないほどの絶景を楽しめます。また、先ほども紹介したように 世界中のサーファーが訪れるビーチで、波が穏やかなので特に初心者や中級者に人気 です。サーフィン以外のマリンアクティビティも充実していて、パラセーリングやバナナボート、ジェットスキーなども体験できますよ。
バリ島のリーズナブルなホテル
世界的に有名なアジアンリゾート、バリ島には数多くのホテルがあります。ここでは、おすすめのリーズナブルなホテルを紹介します。
レギャン・ビーチ・ホテル
クタ・ビーチ沿いの道の突き当りにある「レギャン・ビーチ・ホテル」は、老舗の大型リゾートホテル。南国の雰囲気いっぱいのホテル内には、多彩なレストランやプールなど設備も充実しています。 メインプールは、クタ・ビーチの美しい夕陽がのぞめる最高の場所 です。キッズプールもあり、子供連れでも安心して楽しめます。また女性なら誰でも憧れる天蓋付きのベッドを備えた部屋もあります。徒歩圏内に多くのレストランやカフェ、お土産店があるので、ホテル外の散策にも飽きることはありませんよ。
ザ・ヴィラ・バリ ブティックホテル&スイート
空港の近くにある「ザ・ヴィラ・バリ ブティックホテル&スイート」は、人気のリゾートホテル。ホテルの向かい側にはリッポーモール、徒歩圏内にディスカバリーショッピングモールがあるので、食事にもショッピングにも便利です。空港の近くに位置するのでどこへ行くのも便利なホテルですよ。周辺のホテルに比べたら 広めのお部屋もファミリーには大きな魅力の一つ 。 ウェルカムフルーツ、無料の空港送迎サービスやレンタサイクル・サービスもあり、コスパが良いホテル です。
パオン・デザ・ウブド
ウブド地区にある「パオン・デザ・ウブド」は、ウブド王宮やウブド市場、サラスワティー寺院の近くに位置する好立地のホテルです。サイクリングに向いている地区にあるので、無料レンタサイクルのサービスは便利ですね。スタッフのサービスも行き届いており、朝食も多彩で、コンチネンタルブレックファーストだけなくアラカルトからも選べます。 テラスからは、緑豊かな山々や田園風景、沈む夕陽を楽しめます よ。
オプショナルツアーへの参加で、バリ島旅行の満足度がさらにアップ!
南国の楽園バリ島には、綺麗なビーチ、バリ・ヒンドゥー教寺院、美しい棚田など魅力の観光スポットが満載。物価も安く、リーズナブルに泊まれる素敵なリゾートホテルもたくさんあります。ベルトラでは魅力的なオプショナルツアーを豊富に用意しています。ツアーに参加すれば、旅の満足度がさらに高くなること間違いなしですよ。気になった方はぜひベルトラのツアーページをチェックしてみてくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
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