旅の予習に!シャンパーニュ地方ランスの魅力をご紹介【ツアー紹介付き】
フランス・シャンパーニュ地方の都市、ランス(Reims)をご紹介。シャンパン以外にもランスには魅力的な見どころがたくさんあります。旅の予習にいかがでしょうか?
フランス・シャンパーニュ地方、ランスとはどんなところ?
ランスはパリからみて北東方向にある都市でマルヌ県に属しています。人口約18万人(2018年時点)でフランスで12番目の大きさの都市です。パリからは高速鉄道(TGV)で1時間もかからずにおとずれることができるため、日帰り旅行にもぴったりの場所です。地図上でみるとランスの場所はこんな感じです。パリから訪れる場合にはパリ東駅から出発になります。
ランスの見どころ
ランスの見どころとして今回ご紹介したいのは、以下の3つです。
- ランス・ノートルダム大聖堂
- 藤田礼拝堂
- 世界的に有名なシャンパンメゾン
上から順番に、ご紹介させていただきます。
世界遺産!ランス・ノートルダム大聖堂
ランスには、パリのノートルダム大聖堂に勝るとも劣らない立派な大聖堂があります。1991年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。フランスにおけるゴシック様式建築の傑作の一つとして名高い大聖堂です。荘厳な外観と精緻につくられたバラ窓(ステンドグラス)が印象的で、圧倒されること間違いなしです。また歴史的にも非常に由緒があり、 王国時代には歴代のフランス国王の戴冠式はランスの大聖堂で行われていました 。特に、シャルル7世とジャンヌ・ダルクについての歴史が有名です。シャルル7世はイングランドとの戦争で劣勢を強いられたものの、「オルレアンの乙女」ことジャンヌ・ダルクの活躍により戦況は一変し、このおかげでシャルル7世はランスにて戴冠式を挙行できました。
こういったいきさつから、ランス・ノートルダム大聖堂の前にはジャンヌ・ダルクの銅像が建っていたり、またジャンヌ・ダルクが訪れた場所として彼女のサインも残されています。以下の写真は、ランス・ノートルダム大聖堂前にあるジャンヌ・ダルクの銅像です。
藤田礼拝堂(藤田嗣治の歴史 Léonard Foujita)
次に訪れたいのが 藤田礼拝堂 です。
皆さん藤田嗣治をご存知でしょうか。藤田は日本生まれの画家・彫刻家で晩年はフランスに帰化し、Leonard Foujita(レオナール・フジタ)として活躍しました。藤田は20世紀前半から中盤にかけて活躍し、 「乳白色の肌」 とよばれる独自と色身を表現した裸婦像などが有名です。
1913年に初めて渡仏した藤田ですが、第二次世界大戦後の1955年にはフランス国籍を取得し、ランスのノートルダム大聖堂でカトリックの洗礼を受けました。シャンパン・メゾンのG.H.マム社主のルネ・ラルーと、テタンジェのフランソワ・テタンジェから「レオナール」という名をもらい、レオナール・フジタとなりました。
ランスの地にフジタが設計し、内装のデザインを手がけたのが、藤田礼拝堂です。1968年に藤田が亡くなった際にはこの藤田礼拝堂に埋葬されました。内部はフジタが描いた宗教画でおおわれており見ごたえがあるので、訪れた際にはぜひ聖堂内も見学してみることをおすすめします。
シャンパンの生産地としてお馴染み 数多くのメゾンが !
最後に、ランスといえばこれ!シャンパンのご紹介です。ランスはいわゆるシャンパーニュ地方にある都市で、市内には著名なシャンパン製造会社が数多くあり、シャンパンが好きな方には特におすすめの観光地です。
- G.H.マム
- ポメリー(Pommery)
- テタンジェ(TAITTINGER)
などなど…ランス近郊も含めるとさらに多くのシャンパン・メゾンがあります。 こうしたメゾンはカーヴとよばれる地下貯蔵庫の見学ツアーを実施していることが多く 、普段見ることができないカーヴの中がみられて貴重な体験ができます。また見学後には各メゾンのシャンパンを楽しむことができます。ランスやその近郊のシャンパン・メゾンについては以下のサイトが詳しいので是非ご覧ください。
VELTRAのランスツアー紹介
本記事で紹介した大聖堂やシャンパン・メゾンですが、VELTRAではこれらをめぐるツアーをご用意しています。シャンパン・メゾンはテタンジェやモエ・エ・シャンドン、G.H.マム、ミュジニーを訪れることができます!
パリ出発のものもあるので、フランス国内での移動が不安…というかたでも安心してご参加いただけます 。
詳しくは以下のページをご覧ください。
まとめ
ランスの魅力は伝わりましたでしょうか。シャンパンをはじめ多くの見どころがあるランス。パリからもアクセスしやすいので、次にフランスを訪れる際に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
出典・参考
やってみよっか?