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【タイ】バンコクだけではもったいない!バンコクから行ける郊外の観光&遺跡スポット10選

バンコクはタイの中で最も人気の観光地です。有名な寺院やナイトマーケット、ショッピングモールなど旅行者を退屈させません。そして、バンコク周辺には簡単に行くことができる観光スポットがたくさんあります。

この記事は、タイ・バンコク在住の筆者が、その中でも厳選したバンコクから1泊2日で行くことができるおすすめの観光スポットを紹介します。

映画の舞台で人気!カンチャナブリ―の観光スポット4選

バンコクの北西約130kmのミャンマー国境に位置するカンチャブリ―は 映画『戦場に架ける橋 の舞台 になったことで有名になりました。カンチャナブリ―の市街地には連合軍の墓地や戦争関連施設、博物館など見学ができる施設があります。さらに、周辺は自然が豊かで深い森と美しい滝や湖に囲まれています。

ここでは、バンコクから車で3時間ほどで行くことができるカンチャナブリ―の見どころを紹介します。

カンチャナブリ―観光ならまずここから始めよう!「クウェー川鉄橋」

この橋はクウェー・ヤイ川に第二次大戦中に旧日本軍がタイとビルマ(ミャンマー)の間に泰緬鉄道を通すために建設され、映画の舞台にもなりました。橋は当時のままのアーチの部分の姿が残るカンチャナブリーの観光のランドマークと言える観光スポットで、連日たくさんのタイ人や外国人旅行者で賑わっています。 橋は歩いて渡ることができて、 列車が来ても脇に待機場所があって徐行運転をするので安心です。

  • アクセス:カンチャナブリ―市内から鉄道またはソンテウでクウェー川鉄橋駅下車

「泰緬鉄道」に乗って当時に思いを馳せる鉄旅

泰緬鉄道はバンコクから乗ることができますが、時間がかかるのでカンチャナブリ―からの乗車がおすすめです。終点はナムトックですが、途中の クウェー川鉄橋 壁すれすれに通り抜けるチョンカイの切通し 、そして最大の見どころはカンチャナブリ―から50km程に位置して、長さ約300mの断崖すれすれの桟橋を通る タムクラセー桟道橋 。この鉄道ならではの景色です!

タイで一番美しい「エラワン国立公園の滝」

エラワン国立公園の中にある エラワンの滝は滝壺が全部で7つ あります。全ての滝を巡るには1,500mほどあり、坂道を歩くので歩きやすい服装や靴を用意しましょう。滝壺には魚がいて足を入れるとドクターフィッシュが集まり角質を取ってくれます。最も大きな2番目の滝にはトイレやシャワー、レンタルショップがあり、ライフジャケットはここでレンタルできます。この滝壺ではタイ人や外国人旅行者が泳いだりダイビングをしたりして思い思いに楽しんでいますよ。

  • 料金:300バーツ(約1,260円/2023年12月10日現在)
  • アクセス:カンチャナブリーからバスNo8170で約1時間30分

戦争の悲劇の舞台「ヘルファイア・パス」

ヘルファイヤー・パス を直訳すると 地獄の火の切通し という恐ろしい名前です。ここは、第二次大戦中に旧日本軍が、タイからビルマ(ミャンマー)に物資を運ぶ泰緬鉄道を建設する際にジャングルを切り開いた跡が残るスポットです。当時は機械は使用できず手作業で建設が進められて過酷な労働と飢え、疫病のため連合軍の捕虜やアジア人労働者、日本人の約10万人が命を落としたと伝えられています。現在はほとんどが撤去されて鉄道の一部が数メートル残るだけで、今では当時そんなことがあったことが不思議に思えるほど緑が豊かで静かです。

こちらの入口には 博物館 があり、受付では 日本語の説明が聞けるオーディオセット が渡されるので、説明を聞きながら巡りましょう。バスで行かれる方は下車するところが分からないので、車掌さんに20バーツ(約84円、2023年12月10日現在)ほどチップを渡して下車する場所を告げれば近づいたら教えてもらえますよ。

  • 営業時間:9時~16時
  • 料金:30バーツ(約126円/2023年12月10日現在)
  • アクセス:カンチャナブリ―市内から約84km、カンチャナブリ―バスターミナルから1時間30分

タイ有数の遺跡の街!アユタヤの観光スポット3選

バンコクの北部約75kmに位置するアユタヤは、 1350年に遷都されてから1767年にビルマ軍に破壊されるまでの417年タイ王朝の中心として栄えた都市 でした。その繁栄を物語るような涅槃像や苔むした仏塔のチャディ、歴代王の離宮など壮大な歴史が眠っています。これらの遺跡群は歴史公園として整備されて1991年にはユネスコ世界遺産に認定されています。ここでは、ロマンが残るアユタヤ観光スポットを紹介します。

アユタヤで最も重要な寺院!「ワット・プラシーサンペット」

ワット・プラシーサンペット はアユタヤ王朝では最も重要な寺院で、当時は宮中行事のほとんどここで執り行われていた バンコクのワット・プラケオのような存在 でした。東西に連なる3基の仏塔がシンボルで、ここには当時の国王と王子たちの遺骨が納められていると伝えられています。アユタヤ王朝は1765年から2年間にわたるビルマ軍(ミャンマー)の侵攻によって多くの寺院などが破壊されて幕を閉じました。しかし、この場所は漆喰によって当時の建築様式が残されて貴重な遺跡となっています。

  • 営業時間:8時~18時
  • 料金:50バーツ(約210円/2023年12月10日現在)
  • アクセス:アユタヤ中心部からトゥクトゥクで約10分

謎めいた寺院「ワット・マハタート」

アユタヤを紹介するガイドブックなどで、 木の根に埋め込まれた不思議な仏像の頭の写真 を見たことがある人は多いのではないでしょうか。この仏像はビルマ軍(ミャンマー)の攻撃によって破壊されて頭が菩提樹の根に取り込まれてしまった伝えられています。この寺院は1300年代に建立されて、当時は境内に高さが50mで上部が黄金の仏塔や礼拝堂、仏堂があったと言われています。しかし、ビルマ軍の侵攻で壊滅的なダメージを受けて現在では土台や首を落とした仏像しか残っていません。

  • 営業時間:8時~18時
  • 料金:50バーツ(約210円/2023年12月10日現在)

レトロな街並みを再現「アヨタヤ水上マーケット」

アユタヤ市街地の北部に人工的に作られた池の周りに古いタイの街並みを再現したレトロ調のマーケット で、名称も伝統的な アヨタヤ が使われています。マーケットの中心には大きな池があり、周囲にはお土産店や飲食店が軒を並べてローカルな雰囲気の中でショッピングや食事を楽しめます。池に浮かぶ小舟には売り子さんが食べ物などを販売しているので手を伸ばして買うことや、船に乗って池を遊覧することもできます。

  • 営業時間:9時~18時
  • 料金:200バーツ(約840円/2023年12月10日現在)
  • アクセス:アユタヤ中心部からトゥクトゥクで10分

優雅なリゾート地!ホアヒンの観光スポット3選

ホアヒンは、バンコクの南西部200kmのタイ湾に面したプラチュアップキリカン県に位置する王室の保養地がある、気品が漂うロイヤルリゾート地です。ホアヒンには海に面して高級リゾートホテルやシーフードレストランが建ち並び、白い砂浜のビーチでは名物の乗馬ができてワイナリーやナイトマーケットなどがあり優雅に旅行が楽しめます。

王室も利用した優雅な「ホアヒン駅」

ホアヒンのシンボルと言えば、 タイで最も美しい駅と言われているホアヒン駅 です。 赤と黄色の2色に配色されたタイの伝統的な建築様式の駅舎 は人気のフォトジェニックのスポットとしてたくさんの旅行者が訪れます。タイの国鉄の駅の多くは入場するだけなら乗車券や入場券は要りません。ホアヒン駅も自由に駅舎やプラットホームに入れるので、旅の思い出に素敵な1枚を撮ってみてはいかがでしょうか。

  • アクセス:バンコクより列車で約3時間

ワイン好きにはたまらない!「モンスーンバレーヴィンヤード」

タイでワインを作っているの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ホアヒンにはサイアム・ワイナリー社と言うタイの酒造メーカーのブドウ畑があります。ここはタイ最初のワイナリーで、醸造所やレストランツーリストセンターが併設されていて、ツーリストセンターではワインの試飲ができます。レストランではタイ料理とワインを飲みながら優雅な時間を心ゆくまで堪能できますよ。こちらには宿泊施設もありますので1泊してのんびりと過ごすことも可能です。

  • 営業時間:9時~18時30分、11月~3月は18時まで
  • アクセス:ホアヒン市内からタクシーチャーター約1500バーツ(約6,300円/2023年12月10日現在)

幻想的な洞窟の中の宮殿「プラヤーナコーン洞窟」

ホアヒン市内から車で約1時間のカオ・サムローイ・ヨート国立公園の名所、プラヤーナコーン洞窟内にあるクーハーカルハット宮殿は、ラーマ5世によって建設された幻想的なパワースポットとして人気です。洞窟にはバンプー寺院から1時間ほど歩くか、船をレームサラービーチまでチャーターしてそこから30分の山登りで到着します。

見頃の時間は10時から10時30分頃で、侵食されて穴が開いた 天井から差し込む光が宮殿をスポットライトのように照らす光景はより一層神秘的 です。朝早く出かけるためホアヒンに1泊して次の日に見学するのがおすすめです。

  • 営業時間:8時~16時、祝日は休み
  • 料金:200バーツ(約840円/2023年12月10日現在)
  • アクセスホアヒン市内からソンテウをチャーター約1,500バーツ(約6,300円)、船のチャーターは400バーツから(約1,680円)

バンコク近郊の旅をゆっくり楽しもう

今回紹介したエリアはバンコクから日帰りでも行くことができますが、せっかくのタイ旅行なので現地に泊まってゆっくり観光してみてはいかがでしょうか。

バンコクとは違うゆっくり時間が流れるタイローカルエリアの素晴らしさが感じられるでしょう。

やってみよっか?

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