ワイメア渓谷とは?太平洋のグランドキャニオンと呼ばれる絶景
ワイメア渓谷はオアフ島にもありますが、カウアイ島にもワイメア渓谷があることをご存知でしょうか。カウアイ島のワイメア渓谷(ワイメアキャニオン)は、雄大な景観を見られるだけでなく、自然を満喫できるトレイルコースや近隣に乗馬のできるスポットもあることから、観光客にとても人気があります。ワイメア渓谷を訪れる際におすすめの観光情報を紹介しますので、カウアイ島を旅行するときの参考にしてくださいね。
ワイメア渓谷(ワイメア・バレー)とは?
ハワイ州のなかで最も古い島といわれるカウアイ島。島内には、 「太平洋のグランドキャニオン」 とも称されるワイメア渓谷があります。 噴火によって隆起した山岳地帯の一部が崩れ、標高約1,569mのワイアレアレ山などから流れる雨水が、長い年月をかけて削り取った結果、壮大な渓谷が形成 されました。現在は州政府がワイメア渓谷州立公園として管理しており、周辺にあるいくつかの展望台(ルックアウト)から絶景を眺めることができます。
位置情報
ホノルルからカウアイ島までは飛行機で約35分。カウアイ島の西部に位置するワイメア渓谷(ワイメアキャニオン)は、空港から60㎞ほど離れた場所にあります。
行き方(アクセス)
リフエ空港からは車で約70分~80分。 ワイメア渓谷州立公園に行くための公共バスはないため、 現地オプショナルツアーを利用するかレンタカーで訪れる必要 があります。レンタカーで移動する場合は、ワイメアの街の中央を走る550号線のワイメア・キャニオン・ドライブという道路に入り、ワイメア渓谷に向かいます。道沿いに進むと看板が現れ、ワイメア・キャニオン・ルックアウトの駐車場に辿り着きます。ワイメア渓谷には3つの展望台があり、それぞれに素晴らしい景観を楽しめるため、すべてに立ち寄れるように事前に位置を確認しておくとよいでしょう。
所要時間
ワイメア渓谷には2つのトレイルコースがあります。子供も楽しめる 簡単なトレイルコース(イリアウ・ネイチャー・ループ)は15分程度 。 本格的なトレイルコース(ククイ・トレイル)は2時間以上 かかります。それなりの準備が必要なので、持ち物や体調などを万全に整えましょう。
料金
ワイメア渓谷州立公園の一般入場料は 18ドル です。
※料金等の情報は予告なく変更になる場合があります。
気温
ハワイ諸島のなかでは最北端にある島なので、ほかの島と比較すると最低気温は1~2℃くらい低いのが特徴です。 年間の平均気温は20℃ほど で、最低気温は15℃を下回ることはありません。世界一雨が多いといわれるため、雨具は必需品です。
ワイメア渓谷の見どころ
ワイメア渓谷には、展望台からの眺めや、自然を間近に感じられる観光スポット、アクティビティなどが揃っています。特におすすめのポイントを紹介しましょう。
ワイメア・キャニオン・ルックアウト
最大で約1,097mもえぐられているという深い谷 を見られる展望台。眼前には荒々しい赤い渓谷が広がり、見る者を圧倒します。ところどころ緑に覆われていますが、岩肌に地層のような線が入っているのを確認できます。壮大な景観に心奪われるはず。
ワイルア滝
オアフ島のワイメア渓谷にあるのはワイメア滝ですが、カウアイ島のワイメア渓谷にあるのは、ワイルア滝です。 マアロ・ロード沿いから見られるので多くの人が訪れます。 タイミングがよいと、滝にかかる虹を見られることもあります。ただし、滝つぼ周辺まで下るのは危険を伴うので、十分に注意しましょう。
珍しい植物や野鳥
ワイメア渓谷では、日本ではあまり見かけることのない マイレ・ラウ・リィやモキハナなどの植物 などを見ることができます。また渓谷には 20種類以上の野鳥が生息 しているといわれ、見学中にその姿や鳴き声を楽しむことができるでしょう。絶滅危惧種に指定されている鳥を見られる可能性も。
コケエ州立公園
ワイメア渓谷よりも緑に覆われた景観を楽しめるのがコケエ州立公園。こちらには カララウ・ルックアウト、プウ・オ・キラ・ルックアウトという2つの展望台 と、 上級者向けのトレイル があります。
乗馬
オアフ島のワイメア渓谷では大自然を楽しむ乗馬体験ができますが、こちらカウアイ島のワイメア渓谷では乗馬体験はできません。しかしカウアイ島には、 ハワイ最古の牧場のひとつ である 「プリンスヴィル牧場」 があります。プリンスヴィル牧場では素晴らしい乗馬体験を楽しめます。
そのほかワイメア渓谷のある島の西部には、 ハワイアン・サンセットを見られる人気スポット などもあります。しかし、ワイメア渓谷のある辺りはホテルエリアから少し距離があります。十分時間に注意して、暗くならないうちにめぐりましょう。
ワイメア渓谷を観光するときの服装
観光当日の朝に天気予報をチェックしていても、ワイメア渓谷は標高が高いこともあって天気が変わりやすいのが特徴です。山頂付近では風が強くなったり、突然雨が降ったりすることもあります。そのため 雨具は必須 。傘よりも フードの付いている、カッパやウインドブレーカー などがおすすめです。雨が降らないとしても気温が低くなることも予想されるので、 カーディガンなど羽織るもの を用意していくようにしましょう。
雨が降ったあとは地面が泥や雨水で滑りやすくなっています。ビーチサンダルなど足先が出ている履物だと、転んだり、指先を岩などに引っかけてしまったりしてケガをする危険性もあります。そのため、 悪天候でも歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズ で行くのがおすすめです。夏はTシャツとショートパンツにウインドブレーカーなどの装備で十分ですが、冬は気温が下がるので長袖・長ズボンを用意しましょう。
ワイメア渓谷周辺のホテル
カウアイ島はハワイ島やオアフ島に比べてロコ(地元)の古き良き伝統や自然が残っている島です。ワイメア渓谷の周辺にあるおすすめのホテルをご紹介します。
ワイメア・プランテーション・コテージズ
海岸近くにあるコテージタイプの宿泊施設で、 のんびりとした時間を過ごすことができると観光客から定評 があります。ワイメア渓谷やポリハレ州立公園などの観光スポットへのアクセスも抜群です。室内は無料でWi-Fi接続が可能で、 子ども向けの本やDVD なども常備されています。エアコンや簡易キッチン、電子レンジなどもついているので 快適に過ごせるコテージ です。
コア・ケア・ホテル & リゾート
カウアイ島の南部にある ポイプ・ビーチに位置するブティックリゾートホテル です。ガーデンビューやオーシャンビューなど、多彩な部屋が用意されています。ホテル内ではマッサージやエステ、フィットネスやウォータースポーツ施設などを利用できます。駐車場の利用も可能で、フロントデスクは24時間対応可能。レストランはアメリカ料理だけでなく、和食レストランもあるのでさまざまな食事が楽しめます。
コロア・ランディング・リゾート・アット・ポイプ、オートグラフ コレクション
カウアイ島南端にあるリゾートホテルです。徒歩10分圏内には、レストランやショップが集まっているポイプ・ショッピングビレッジがあります。室内には薄型テレビや簡易キッチンの設備があり、無料Wi-Fiも利用することが可能です。プールやパターゴルフ、テニスといったスポーツを楽しめることはもちろん、ライブパフォーマンスなども行っているので 子供と一緒に 楽しめます。
ワイメア渓谷周辺のレストラン
海に囲まれているカウアイ島は食材の宝庫です。ハワイアンフードだけでなく、アメリカ料理やベトナム料理など複数の国の料理が揃い、味もよくボリュームも満点なお店がたくさんあります。ポイプからワイメア渓谷へは約1時間かかりますが、 近くにはレストランが1ヶ所しかないので途中でランチを済ませておくのがおすすめ です。
イシハラ・マーケット
ワイメアタウン内にある日系のスーパーで、ワイメア渓谷に向かう途中にあります。 ハワイ料理 だけでなく アジア料理 や ベジタリアン 、 ヴィーガン向けの料理 もあるお店です。お惣菜を量り売りしていて、ごはんを別に購入する必要がありますが、 テイクアウトメニュー が多く、地元の人にも人気があります。
ラングラーズ・ステーキハウス
カウムアリイ・ハイウェイ沿いにあるワイメア唯一のステーキハウスです。アメリカ料理やハワイ料理、ベジタリアン向けの料理を用意しています。本格的なステーキだけでなく、シーフード料理やサラダバー、スープなどメニューが豊富なので 家族連れで訪れる姿 も多いです。 https://www.wranglerssteakhousehi.com/
ポーキーズ・カウアイ
ハワイ料理やアメリカ料理のほかにバーベキューも楽しむことができるレストランです。ワイメア渓谷に行き来する観光客に人気のレストランで、 ボリュームがありコスパのよいメニューを豊富 に用意しています。
カウアイ島のワイメア渓谷は壮大な自然が魅力!
太平洋のグランドキャニオンとして知られているワイメア渓谷は、景色を見るだけでなく、トレイルコースでのトレッキングを楽しむことも可能です。自分好みのオプショナルツアーを選択することで、大自然を満喫できる素敵な旅になるのではないでしょうか。ベルトラではワイメア渓谷を楽しめる現地オプショナルツアーを用意しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
やってみよっか?