自然あふれる「クラビ」の魅力とは?おすすめのビーチ、観光スポット
クラビはバンコクの西南にある、タイで有数のビーチリゾートです。『ザ・ビーチ』という映画の舞台にもなったピピ諸島へ日帰りで行けるため、ダイビング好きな方はこの地の名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。自然あふれるリゾート地で、海だけでなく、山のアクティビティや温泉を楽しめます。この記事ではクラビの魅力について紹介します。
クラビの魅力
まずはクラビへのアクセスや気候など基本情報を説明します。また、クラビの近くにはサムイ島というビーチリゾートがあるので、クラビとサムイ島の違いについても見てみましょう。
アクセス
クラビはタイの首都バンコクから南へ約800kmのところに位置します。以前は、プーケット島から車やフェリーで行く方法しかなく、知る人ぞ知るビーチでした。 クラビ空港 ができてから訪れる観光客が増え、現在はプーケットに次ぐビーチリゾートとして人気が高まっています。
クラビへの移動は 飛行機を利用するのがおすすめ です。スワンナプーム国際空港から、飛行機では約1時間半で着きます。クラビへのフライトは比較的多く、1日に9便ほど運航していますので、フライトまで長時間待つことも少ないでしょう。
飛行機以外でも行くことができますが、スワンナプーム国際空港からバスの場合は約12時間、鉄道の場合は約9時間かかります。
気候
典型的な熱帯モンスーン気候です。年間を通して 最高気温は30℃を超え、最低気温は25℃前後 となります。乾季と雨季に分かれていて、やはり乾季の方が湿度も低めで過ごしやすい気候といえます。ただし、その分紫外線も強いので、 紫外線対策は必須 です。雨季の間でも1日のうちで晴れる時間帯は多いのですが、急なスコールが何回か降ります。 レインコートやカッパ、丈夫な傘 を用意しておきましょう。
治安
タイの中でも 比較的安全な地域 といえるでしょう。犯罪自体が少ない地域です。ただし、観光客が多いので観光客を狙ったスリやひったくりが発生しています。ほかにも、観光客を狙った詐欺も起きています。宝石商のふりをして偽物を観光客に売りつけようとするので、怪しいと少しでも感じたら買わないようにしましょう。
同じビーチリゾートでも、クラビとサムイ島ではどのような違いがあるのでしょうか?「海を満喫したい!」「透き通るような海が見たい!」という場合は、クラビがおすすめ。クラビの海では、 真っ白な砂浜とエメラルドグリーンに近い色をした海 を楽しめます。 透明度も高く 、ダイビングやシュノーケリングを楽しみたい方もクラビがよいでしょう。サムイ島の海はクラビほどの青い海ではないですが、観光客の数が多すぎないので、読書や散策をしてのんびり過ごしたい方におすすめです。
クラビのおすすめビーチ
クラビにはビーチが5か所以上あります。その中から多くのアクティビティが楽しめるおすすめのビーチを2つ紹介します。 クラビのビーチは、ボートなどでアクセスするのが一般的です。
ライレイビーチ
アオナン・ビーチからボートで約20分のところにあるこのビーチは、クラビでも人気のビーチです。西側、東側にビーチがあり、それぞれ特徴があります。西側のビーチ「ライレイ・ウエスト」は 白い砂浜と青い海 、さらに石灰岩の岩山がそびえ立ち、東側の「ライレイ・イースト」は マングローブが広がる秘境 となっています。
ピピ島
海の美しさとアクセスのよさから、ピピ島はタイの中でもかなり人気の高い観光地です。ピピ島は諸島で、6つの島々で構成されています。所要時間は、クラビから船で1時間半ほど、プーケットからは船で2時間ほど。ピピ島の海は透明度の高いエメラルドグリーンの海で、世界中のダイバーから愛される 世界有数のダイビングスポット もあります。ダイビングをしない方は島々を巡る 「アイランドホッピング」 でボートツアーを体験するのもおすすめです。
クラビで人気の観光スポット
クラビは海だけでなく、観光スポットとして有名な場所もあります。 ビーチで遊んだあとは観光に出かけてみてはいかがでしょうか。
ワットタムスア(タイガーケイブ寺院)
カンチャナブリー駅から約25分の場所にある「ワットタムスア(タイガーケイブ寺院)」は、 絶景ポイント としても有名です。昔トラが住んでいたためタイガーケイブ寺院とも呼ばれています。絶景ポイントへ行くためには1,200段以上の階段を上る必要がありますが、絶景をこの目で見てみたいという方や体力に自信がある方にはおすすめ。敷地内には、さまざまな仏像や仏塔、トラの置物などがあり、写真撮影スポットとしても人気があります。
サ・モラコット(エメラルド・プール)
「サ・モラコット」は、クラビ・タウンから車で1時間ほどのトゥンティアオ山の国立公園にあります。エメラルド・プールと呼ばれているとおり、エメラルドグリーンをした 遊泳可能な淡水のプール です。深さは約1m~2mで、海とはまた違った水の色を楽しめます。そのエメラルドグリーンを見に、観光客や地元の人が多く訪れる人気の高いスポットとなっています。 トイレやシャワーといった設備が整っている 点もうれしいポイント。
クロントム温泉
「クロントム温泉」は、サ・モラコット(エメラルド・プール)から約8km離れたところにあるかけ流しの温泉です。日本人がイメージする温泉というより、お湯の滝をイメージするといいかもしれません。 自然の中で入る温泉 は、リラックスできること間違いなし。場所によって深さは異なりますので、自分の好みの深さの場所で楽しめます。温泉といっても入浴の際には 水着の着用が必要 ですので、あらかじめ着ていきましょう。 入園料は160バーツ(約580円)ほど。
クラビで人気のアクティビティ
クラビでぜひ体験してもらいたいアクティビティは 「アイランドホッピング」 です。ボートで島々を回るアクティビティで、その島ごとの雰囲気を楽しめます。それぞれの島ではゆっくり散策するも、シュノーケリングするも自由です。チキン島とタップ島の間では、干潮のときだけ現れる幻の白い砂浜が見られます。ツアーによって回る島が異なるので、申し込む前にどの島を回りたいか考えておきましょう。
海の透明度が高いため、 シュノーケリングやスキューバダイビング もおすすめ。なお、ジェットスキーやモーターを使用するマリンスポーツは禁止されています。
また、クラビは ロッククライミングの聖地 としても知られています。現地オプショナルツアーなどで半日の初心者コースもあるので、興味のある方は体験してみるのもよいでしょう。
クラビのおすすめレストラン
クラビのおすすめレストランは 「イージーカフェ(Easy Cafe)」 です。ここではタイカレーが特におすすめ。日本でタイカレーを食べようとすると、チキンカレーのような風味がしますが、 本場のタイカレー は、シナモンやナツメグの風味がします。せっかくタイに来たのであれば、本場の味に触れてみることをおすすめします。もちろん、カレー以外のご飯メニューも充実しているので、気になるものを試してみてください。
クラビ観光で泊まりたいホテル
おすすめのホテルは 「ポーンシリ・リゾート・アオナン(Poonsiri Resort Aonang)」 です。ホテル内にある屋内プールで泳いだり、カヤックで周辺を探索したりすることができます。24時間対応のフロントデスクがあり、共用エリアでは無料Wi-Fiが利用可能。ホテル内のレストランでも地元のタイ料理が食べられます。
クラビ旅行で買っておきたいお土産
クラビは、観光地といっても大きなショッピングモールがあるわけではないので、お土産を選ぶ際には少し苦労するかもしれません。お土産を買うなら、クラビ・タウンの 「ウィークエンド・ナイトマーケット」 やピピ島の 「トンサイ・ビレッジ」 で探すのがよいでしょう。タイ風のエスニック雑貨やアクセサリーが比較的手に入りやすいのでおすすめです。ポーチやポストカード、石鹸を削って作った カラフルなカービングソープ などが定番のお土産となっています。
クラビでエメラルドグリーンの海を楽しもう
クラビは幻想的なエメラルドグリーンの海と白い砂浜が魅力のビーチリゾートです。周囲にいくつもの島々があるため、滞在中に島巡りをすることもできます。言葉の通じない場所での旅行に少し不安がある方は、ガイド付きの現地オプショナルツアーを利用するのがおすすめ。ベルトラでは、クラビやクラビからアクセス可能な離島を満喫できる現地オプショナルツアーも用意しています。ぜひチェックして、満足度の高い島旅に出かけましょう。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
やってみよっか?