バンコクからチェンマイへの移動手段は何がある？モデルプランも紹介

バンコクからチェンマイへの移動方法【飛行機】

バンコクからチェンマイまでは約700kmの距離があります。 日本でいうなら東京～函館間 が約700kmほどですので、そう考えるとイメージしやすいかもしれません。ミャンマーとの国境に近いため、建築や祭り、食べ物などにはミャンマーの文化が溶け込んでいます。

バンコクからチェンマイへは、列車やバスでの移動も不可能ではありませんが、一般的には所要時間の短い飛行機を利用します。バンコクのスワンナプーム国際空港からチェンマイ国際空港まではフライトの便数も比較的多いため、航空券をとりやすいでしょう。フライト時間は約1時間なので、バンコクから日帰りでも訪れることができます。 またフライトスケジュールによっては、日本からバンコクで乗り継いで、その日のうちにチェンマイに到着することもできますよ。 航空チケットの予約方法としては、インターネットで予約する、あるいは旅行会社のツアーに申し込むなどがあります。当日バンコクの空港でチケットを購入することもできますが、空席がないと待たされることになるでしょう。慌てることなくスムーズに乗り継ぎするためには、日本から バンコクを経由してチェンマイ行きの航空券をあらかじめ予約 しておくのがおすすめ。 なお、航空券の相場は片道3,500円～4,000円ほど（2019年12月時点）。国内を飛行機で移動する料金としては、手頃な値段といえるでしょう。    ※航空券の料金はシーズンや現地の状況によって変動します。

バンコクからチェンマイへの移動方法【鉄道、寝台列車】

飛行機以外に、バンコクからチェンマイへ行く交通手段の1つに、「鉄道、寝台列車」があります。できるだけ節約して旅行をしたいという方や、せっかくだからのんびりと旅をしてみたいという方におすすめです。

バンコク発チェンマイまでの列車は1日5便ほど出ており、ほとんどが 寝台のある夜行列車 です。所要時間は13時間～14時間ほど。運行目安は、夜18時頃にバンコクを発った場合、翌朝7時頃チェンマイに着きます。寝台列車はバンコク最大のターミナル駅、フアランポーン駅から出発します。フアランポーン駅はバンコク駅やクルンテープ駅とも呼ばれるので注意しましょう。

地下鉄のMRTは国鉄と接続していますが、高架鉄道のBTSは接続していません。BTSで向かう場合は、サイアム駅でMRTに乗り換えましょう。

料金は寝台の等数によって異なりますが、1,000バーツ～1,400バーツほど（約3,624円～5,074円）です。

注意すべき点としては、 時間に余裕を持って準備 しておくこと。日本の公共交通手段は時間通りに来るのが当たり前ですが、海外の場合は早くなったり遅れたりと時間がずれてしまうケースもよくあります。時刻表で見た出発時間ギリギリに行くよりは、早めに行って待つようにしたほうがいいでしょう。

また、寝台列車で寝る方も多いと思いますが、もし眠る場合は荷物に十分注意しましょう。寝ている間に貴重品を全部盗まれてしまったという事件も少なくありません。 貴重品は小さめの袋に個別で入れ、しっかりと抱えて管理 しましょう。

バンコクからチェンマイへの移動方法【長距離バス】

バンコクからチェンマイへ行くのに最安値を望むなら、長距離バスがおすすめです。料金は、普通席で500バーツ（約1,800円）ほど、グレードの高い席でも800バーツ（約2,900円）ほどと、やはり 飛行機を利用した場合と比べて安価 です。さらにバス移動なら、途中で停まるサービスエリアで食事や簡単な買い物、現地の人たちとの触れあいを楽しめます。

また、安さゆえに現地の方もよく利用します。 人気のシーズンだとチケットがすぐ売り切れてしまう ので、可能であればあらかじめネットなどで予約をしておきましょう。決済までしておくと、実際に行ったのにチケットが買えなかったという悲しい事態を避けられますよ。

なお、バスの場合も寝台列車同様に、盗難には十分気をつける必要があります。途中で眠ってしまっても大丈夫なように、 貴重品は肌身離さず持っておく ことをおすすめします。

バンコクとチェンマイを満喫する旅行プラン例

せっかくタイに行くのであれば、バンコクとチェンマイの両方を満喫したいですよね。どのような旅行プランを立てることができるのか、参考までに一例を紹介します。 バンコクとチェンマイの両方を楽しむのであれば、4泊6日ほどの日程を組むと余裕を持って楽しめます。たとえば バンコクに3泊、チェンマイに1泊 というプランがおすすめ。バンコクに比べてチェンマイの中心地はそれほど広くはないので、1日で十分回ることができるでしょう。

1日目

日本からバンコクまではおよそ7時間かかります。1日目は バンコクに宿泊 しましょう。バンコクへの到着が午後以降になるようであれば、荷物もありますのでそのままホテルへ。夕方以降は周辺の散策やタイ料理のディナーを楽しむのがおすすめです。ホテルのレストランを利用するか、一度チェックインしたあとにホテル周辺のレストランをフロントで聞いてみると、おすすめのレストランを教えてもらえるでしょう。

2日目

2日目は バンコク観光 を楽しみましょう。仏教の 三大寺院 として有名な「ワット・ポー」「ワット・アルン」「ワット・プラケオ」は必ず回りたい観光地です。日程が土日に重なるなら、バンコクから車で約1時間半の 「アンパワー水上マーケット」 に行ってみましょう。アンパワーは15時から21時まで開催されています。水上マーケットは現地の人が今でも利用している市場で、雑貨やお菓子、野菜などさまざまな物がボートや川沿いのお店で売られています。アンパワーは特に水上生活者が暮らす地域のため、古き良きタイを感じることもできますよ。

アンパワー水上マーケットは残念ながら土日以外は開催されていないので、旅行2日目が平日にあたるなら、ピンクガネーシャを見られる 「ワット･サマーン･ラッタナーラーム」 を訪れるのもよいでしょう。どちらもSNS映えすること間違いなしです。また夕方からはバンコク市内のあちこちでナイトマーケットが開催されます。屋台がたくさんひしめき合っているので、お祭りのようなにぎやかな雰囲気を楽しめますよ。夕食をとったり、お土産を買ったり、思い思いに楽しみましょう。

3日目

3日目は、バンコクから車で約70kmの世界遺産 「アユタヤ遺跡」 まで足をのばしてみましょう。古都アユタヤでは、涅槃仏や菩提樹に包まれた仏頭など歴史深い遺跡に触れることができます。また、タイといえば 象乗り です。アユタヤでは象に乗って遺跡や街を巡るツアーを満喫できます。象と写真を撮ったり象のショーをみたり、川で象と遊んだりとタイならではの象体験を楽しみましょう。

まだまだ旅行は続くので、夜に タイ古式マッサージ を受けるのもおすすめ。タイ古式マッサージではストレッチや整体などの手技を使って全身をほぐしてくれるので、旅の疲れを癒すのに最適です。

4日目

いよいよ1泊2日で チェンマイ に向かいます。日程に余裕がなければ移動手段は断然飛行機がおすすめ。早い時間帯の飛行機を利用すればチェンマイでの時間をたくさんとることができるので、なるべく早朝の便をとりましょう。

1時間程度でチェンマイに着くので、チェンマイの観光スポットを回ります。チェンマイで最も有名な寺院 「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」 や 「ワット・チェディルアン」 がおすすめ。夜になると大通りで「ナイトバザール」が開催されるので、食事やショッピングを楽しめますよ。なお、チェンマイに向かう際、スーツケースをバンコクの空港に預けて行けば、移動が楽です。チェンマイへは必要なものだけリュックなどに詰めて向かうとよいでしょう。

5日目

早いものでもう最終日。日本への帰国便に乗るため、 チェンマイからバンコクへ 戻ります。出発の3時間前には到着したいもの。早めにチェンマイを出発しましょう。

離れた2つの都市を移動するため、移動時間を要しますが、3泊5日でも首都バンコクと古都チェンマイを堪能することは可能です。さらに滞在期間を延ばすことができるのであれば、リゾート地のパタヤやプーケットまで足をのばせるでしょう。

バンコクだけでなくチェンマイも魅力がいっぱい！ツアーでたっぷり満喫しよう！

タイ旅行といえばバンコクがメジャーなので、古都チェンマイはあまりなじみのない都市かもしれません。しかしタイ旅行に行くなら、「北方のバラ」とも称される美しいチェンマイには必ず立ち寄りたいところ。歴史的な建造物を多く抱えるチェンマイは、観光に適した魅力あふれる都市です。ベルトラではチェンマイを満喫できる現地オプショナルツアーも用意しているので、ぜひチェックして、充実したタイ観光を楽しんでください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。