photograph: 腰掛料理 田吾作

島根県の最西端、山口との県境に位置する益田市。北部は日本海に面し、南部には中国山地の山々が連なる自然豊かな場所です。町の中心には、日本一の水質を誇る清流・高津川が流れています。

中世の時代に日本海交易で栄え、雪舟や柿本人麻呂ゆかりの地として歴史文化が色濃く残る町でもある益田。風情ある街並みや、興味深い物語を秘めたお寺・神社など、古き日本の面影が随所に散りばめられています。

また、海と山と川に囲まれる益田市は、美しい自然から生み出される食の宝庫でもあります。新鮮な海山川の幸をはじめ、地域ごとに独自に育まれた郷土料理の数々を味わうことができます。

日本一の居酒屋と新感覚のクラフトホテルへ

田吾作スペシャルディナー&MASCOS HOTEL宿泊

益田市の萩・石見空港までは、羽田から約90分。そんなに遠くない、のどかな田舎町に「日本一の居酒屋」がありました。食の月刊誌『Dancyu』で7ページに渡り特集された腰掛料理「田吾作」。入口でたなびく暖簾をくぐると、昔懐かしい昭和の雰囲気に心和みます。すべて手作りで、活きているものしか出さない。そう話すのは、この店を切り盛りするハルさんと耕さん。命をいただき、命が吹き込まれるような本物の田舎料理は、心の奥まで染みわたり、思わず顔がほころぶ美味しさです。

昔ながらの居酒屋や日本遺産「石見神楽」など、古き物語が脈々と受け継がれる一方で、益田の町には新しい風が吹きこんでいます。一流のアートに触れられる芸術文化拠点「グラントワ」や文化の交点を目指す新感覚のホテル「MASCOS HOTEL」などが次々に誕生。伝統文化を大切に守りながらも、新しい町の魅力を発信し続けています。この町で繋がる出会いや縁は一生もの。きっと、何度も、帰ってきたくなりますよ。人生がより豊かになる、一流の田舎旅へ。

田吾作 イカの刺身

地味だけど何?メチャいい!不思議な「癒しのパワースポット」益田旅。キラキラ赤茶瓦に魅了され、映画「高津川」の清流が絶品苺や鮎を運ぶ。ホテルMASCOSの温泉も日本一の居酒屋「田吾作」も揃ってる!行けばいくほど好きになる。これぞ一流の田舎。海外のようなワクワクが。大切な人と、じんわり幸せになれる場所を心を込めて創りました。ベルトラ RINKO

腰掛料理 田吾作 店主 岩崎治代 志田原耕

腰掛料理 田吾作 岩崎治代 志田原耕

田吾作は今年で56年目。毎朝仕入れたイカや魚を店の生け簀で活かし、注文が入ってから刺身にします。自然と向き合い、日本海の気まぐれとお付き合いし、そのときの良いものをお出ししています。「おいしい」って帰ってくれたら、それが最高の自分らへの褒め言葉です。