1999年に世界文化遺産に登録された日光の社寺は日光山内にある日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社の103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の建造物群と、それらの建造物群を取り巻く遺跡(文化的景観)です。江戸幕府初代将軍徳川家康公が祀られている日光東照宮には有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の3猿や、「眠り猫」など多様な動物の木彫りが見られます。
2014年に世界文化遺産に登録された富岡製糸場と絹産業遺産群。古くから養蚕業が盛んだった群馬県富岡市に官営模範工場として開業し、日本の製糸業の発展に大きな影響を及ぼした富岡製糸場と、養蚕業に関わる関連遺産で構成されています。建設には日本近代の父とも言われ、2021年の大河ドラマの主人公にも描かれている渋沢栄一氏が大きく携わっています。和洋技術を混交した工場建築の代表で、長さ100mを超える木骨煉瓦造の2棟の置繭所や繰糸所などの主要な施設は創業当時のままほぼ完全に残っており、内部見学も可能です。
上野恩賜公園の敷地内にある国立西洋美術館は、実業家松方幸次郎氏が20世紀初頭に収集したフランス印象派の絵画・彫刻など多くの美術品を貯蔵するために1959年に設立された美術館です。ル・コルビュジエが設計した本館が、2007年の国の重要文化財の指定を経て2016年に世界文化遺産されました。
2004年に文化遺産として登録されたこの世界遺産は、「熊野三山」「高野山」「吉野・大峯」の3つの霊場とそこに至る参詣道から成ります。熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称です。古代から中世にかけて、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、貴族から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣しました。特に、田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)は人気観光コースのひとつ。 熊野古道中辺路日帰りトレッキングツアーは、南紀白浜から車で移動し、雰囲気たっぷりの中辺路を語り部と一緒に歩く、究極のハイライトコース。熊野神社の総本宮、熊野本宮大社にもしっかりお参り。中世から残る数々のエピソードや土地の暮らしに根付く文化、思い出話などを語りながらご案内します。
1994年に日本で5件目の世界遺産として登録された古都京都の文化財。京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市の2県3市に点在する17か所の寺社と城郭で構成されます。中でも「仁和寺」(にんなじ)は、京都市右京区にある真言宗御室派の総本山。9万平方メートルという広大な境内には、国宝の金堂や、重要文化財の二王門、五重塔などが建ち並んでいます。この仁和寺の敷地内にある「御室会館」に泊まり、非公開文化財「金堂」で朝のお勤めを体験できる特別なプランは施設も改装済みで女性にもおすすめ。ロウソクだけの明かりの中、読経に耳を傾けながら心静かに祈りを捧げてください。
国宝姫路城は、1993年に奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産に登録されました。シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」とも呼ばれています。江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、国の重要文化財にも指定されています。鮮やかな白い城壁や、精巧に建てられた大天守の美しさは、他の城とは一線を画す見事さです。
世界文化遺産に登録されている遺構の1つ「軍艦島」は、かつて炭鉱の町として栄えた人工の島です。最盛期には約5,300人もの人が住み、当時、世界一の人口密度となりました。日本最古とされる鉄筋コンクリート構造のアパートをはじめ、当時の建造物群は今なお残されていますが、木造や鉄骨造の建物は急速に劣化し、完全に崩壊しているもの、崩壊しそうなものも。老朽化が進んでいる異様な姿に空虚感が漂います。この軍艦島への上陸観光をガイドがフルサポートでご案内し、日本の産業革命を紐解きます。
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知識がないとただ写真を撮ってまわるだけになりがちです。知識豊富なガイドの解説で歴史的背景やストーリーを知ることで、より深い感動が得られます。